夫婦ふたり 夏休み旅行
すっかり眠らせてしまった先月の旅行記。
待ちに待った夏休みの旅行
昨年から決めていた行き先は
後楽園と岡山城
まずは
後楽園と岡山城
通称「烏城」に相応しい黒塗り
中はかなり現代的、エレベーターもあり展示も充実。
城は蔵と直結していることも珍しく見どころのよう(傘に隠れているや、撮り方…)敷地内には当時の間取りの目安となる目印もあった、かなり広大な敷地
吉備津神社
着いて説明を読み、本殿が国宝なのだと知る
全長398mに及ぶ回廊も見どころ
凄いなぁ、と雰囲気や作りに魅了されている私を置いてスタスタと行く夫。風情もへったくれもないのねと思っていると「あっ」と立ち止まる
始め、微動だにせず写真よりも大きく見えたので
「虫除けのニセモノ?」と思ったほど。
私は素通りして気付いてなかった、夫なりに目を配り満喫していたよう。後楽園にもたくさんトンボがいたが「オニヤンマ見たいな」って言ってたのは私
ああ、神様
私の優しい夫にご加護を。
お詣りして巡って、お守りマスター(全国の神々をこの友人の元へ集める)の友人にお守りと母へ御朱印を。
そして宿へ、倉敷の山に囲まれた中にある温泉
泉質はラジウム鉱泉
(単純弱放射能冷鉱泉(低張性中性冷鉱泉)
部屋は温泉ではないが広くて最高!
窓も大きくてテンションが上がる
内湯も露天も堪能した
そして夕食
とても美味しかった
序盤のカルパッチョ(赤魚と桃太郎トマト)から美味しくて「100枚食べれる!」
鰻のちまきも「100個食べたい」と食いしん坊欲張り発言連発
最近は牛丼並盛りでも満足できるのだが美味しい物は無限に食べられる気がする・・・
そんな私は旅先で美味しい物を目の前にすると
イソップ物語の「蛙と牛」を思い出す。
『こんなに美味しければいくらだって食べられるさ』
わんこそば方式にたくさん出て来て欲張って食べた私は牛よりもお腹が膨らんで破裂してしまう。
イラスト調だが結構リアルにイメージできる、
だから「もっと食べたい、けれど」って絶妙な量で出してくれる懐石は天才だ。そうはいっても品数が多いからとても贅沢で十分な満腹感。
倉敷美観地区
翌日は倉敷美観地区
夏だから柳が茂っている。
二日目は「晴れの国・岡山」を満喫できた。
行きたかった大原美術館も
歴史も感じられる趣あるこの街にとても馴染んで
こじんまりと建っているのだが、入ってみるといくつかの建物が繋がりたくさんの作品が並んでいた。
楽しかったが、さらさらと進みゆく隣の夫
1時間半くらい滞在し
待ちに待ったパフェ・・・
だけれど
青空の下、テラスで生のフルーツがこれでもか、というくらい盛られた物が食べたかった。(夫の桃はシロップ漬け)
「これじゃなかった。」と悪魔な私に
「そうなの?俺は美味しかったけどね~。」
怒ったり馬鹿にしたり、かといって過剰に迎合することもない夫に救われる。
このあと3回くらい「果物たくさんのパフェあるかなぁ」と探してくれた。(私は鬼だな)他にも堪能し結局パフェはこれきり、無理したり過度に甘やかさないところも好き、そこに甘えている。(良くないよ)(ごめんなさい)
コーヒー店で『倉敷ブレンド』の豆を買い、
アイスコーヒーをテイクアウト
備中松山城
綺麗な山間を抜け、二人で楽しみにしていたお城
雲海で有名だが、朝晩の気温差が激しい朝に生じるよう
青空にも映えていたし城からの眺望は素晴らしかった
天守が見えてくるあたりからの幾重にも重なる石垣が
山城の堅牢さを語っていた。
居所でなく威厳を示し籠城の砦とするため
大きくはないそうな
駐車場まで、交互通行でしか通れない細い道があって、上と下にそれぞれ案内をして下さる係の方がいる、上の係員の方はお土産屋さんの店番や、観光客に優しく声をかけたり案内もしてくれた。
私はひらめいて夫に言う「退職後はこういう仕事したら?好きなお城の案内や管理をするの、楽しそう!」
早期退職を予定している夫(と言っても定年より数年)年配の方に見える係員の方たちが優しく生き生きしていたのが印象的だった、ボランティアかも知れない
私は定年を超えても細々働く予定だが。
夫は私よりも激務なのに質素な生活をしている。無事に早期退職したら、好きに囲まれ生き生きとした毎日を過ごしてほしい、と言う訳で夫の老後を勝手に決める。
2泊目のお宿へ、美作温泉
とっても素敵な宿だった、各所に花が活けられ
温泉も最高。18時ころに入ったら、大浴場が貸切。
内湯・露天に加え「薬石蒸風呂」というサウナが。
5人くらい寝転がって入れるがここも貸切
ここで干からびても良い、一生いたい。と思った
しかしなんと部屋にも源泉の露天風呂が付いていた。
行き先は知っていて美観地区や美術館、パフェは私のリクエストだが、宿や行程、運転、手配は全て夫が担ってくれる
ああ神様
私の夫も神様でした・・・。
演出や備前焼の器スイーツまで、五感で幸福を噛みしめる。そして食後はテラスで星空を、久しぶりに満点の星を眺めることができた。
朝は前日買ったコーヒーを備前焼と思われる湯呑で。
至福の一杯
部屋からの眺めや朝食時に見る庭園がただの景色じゃなくまるで作品に見える
備前焼の里
最終日も私のリクエスト備前焼の町伊部。
(街並みの写真が上手く取り込めず…)
備前焼が散りばめられた天津神社
鳥居や各所に備前焼が!ここでは自分用に御朱印。
たくさんのお店の作品を見るも購入はせず…また来た時に、作っても楽しそう!
伊部駅に併設されたカフェで昼食
これがお洒落で美味しかった。
備前焼マグカップで飲むアイスコーヒーも絶品!
夫と思わず微笑む。
訛りが関西に近くてなつかしさも感じた
しかし初の岡山。
歴史も美しい自然も、芸術においしい食事に果物
最高だ!なんでもっと来なかったのだ、と強く思う
知らない地へ行くことはもちろん
こうして限りある時間を普段食べない美味しいものや
綺麗な景色、芸術品に触れたりして贅沢に過ごし
幸せな記憶を全身に詰め込む。
私は夫のおかげでこういう旅の楽しさや知らない日本を再発見している
夫はきびだんごをお土産にしていた
退治されるなら真っ先にこの鬼嫁、改心せねば。
今度は蒜山の方や島で美術館巡りもいいなあ
楽しい夏の旅行だった
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