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昔話風、今話

現代も今
あるところにおじさんとおばさんが仲良く暮らしていた
ある日おじさんは北国へ友だちに会いに行った
おばさんは気兼ねなく西の山へでも登ろうと考えていた

しかし希望した天気とはほど遠く
おばさんはいつもと変わらぬ日を家で過ごした…

窮屈ではないが狭い部屋は1人でも狭い
それでいて少し寒い

慌ただしく出たので冷房を消し忘れていたのだった

ひとりだから、ここぞとばかりに飯と麺、不摂生だ
夜更かしもした、いつもは注意するおじさんもきっと楽しい夜を過ごしている。

ダラダラとテレビを見て
仕方ない、と言う相手がいるでもなく掃除をこなす
久方ぶりに作り置きなども。
これはしたり、
良い肉を見つけローストビーフを仕込む

帰って良かったと思わせる打算であろう
良いではないか、帰ってくる事を心待ちにしている
ことは事実だから


5時間前から空港へ迎えに行く

そりゃ飛行機も1時間近く見てた
土産屋を見た
本片手にモーニングとランチをひとり堪能
モーニングのカフェを出てレストランに向かう
山へ行けないから好きな空港で異常な楽しみ方をする

ひとり時間も好きなようだ

到着に良いタイミングでずんだシェイクを買っておく
お土産を期待したのではない、自分が飲みたいから。

帰還!
笑顔で駆け寄る
感動の再会

2日ぶり。

山へ行かず、いつも通りをひとりで過ごした現代のおばさんの話

“打算メニュー”



しばらく書けていない、読めていない…
しっかり読んで、楽しんで「スキ」したいので
時差や連続のスキ、ご承知頂けますと幸いです。

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