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とある自閉症児の日常

こんな田舎の病院からもドクターヘリは飛ぶんだなあ・・と少し感慨深かったので撮りました。

先日偶然にも平日に午後休みが取れまして、凄く久しぶりに我が家の自閉っ子たあたんのリハビリを見学しに行きました。

全国には色々な障害を持っている子がいると思いますが、我が家の息子の日常&成長を書いてみたいと思います。

障害の認定のこともあって、幼稚園は午後二時までなのです。ママが働いている場合などは延長も勿論可能ですが、基本は二時で帰ります。うちは今の所、妻は専業主婦なので。

これだけだと凄い暇な子に思えますが、実は妻も息子も中々忙しいのです。今回はその辺を紹介していきたいと思います。

幼稚園以外の予定その1・・・病院でのリハビリ(隔週での作業療法&言語療法とセラピー)

その2・・・毎月の市の発達支援センターでの成長確認とリハビリ

その3・・・発達外来の定期の診察(3カ月に1回程度)

その4・・・アトピー持ちゆえの皮膚科受診(薬がなくなり次第)

その5・・・歯科検診(暴れまくり)

その6・・・同市内に住んでいる妻の実家からの遊びの誘い

その7・・・パパが休みの日は基本パパのストーカー(あつ森タイム)

そんなわけで一つ一つの予定は地味ですが、すべてが重なり合う場合もあり、中々ハードな日々を送っています。(幼稚園後にリハビリなど)

たまに子供のことを話していない人から「奥さんは働かないのかい?」と言われることがありますが、私の住んでいる田舎において「平日の2時前には終わり、土日祝日は休みの仕事」があるなら逆に教えてほしいです。。

何が言いたいかといいますと、「自閉症児、及びそのママは割と忙しく過ごしていますよ」ということです。私は妻に今以上無理に頑張ってほしいとは思いません。

自閉症育児+仕事までバリバリ行っているママさん達が世の中にはいると思いますが、我々夫婦の間ではそのような方を神と呼んでいます(笑)

話は冒頭に戻りまして、先日作業療法と言語療法を見学したときの話です。

・・あまり劇的な成長は無いなあ(自閉症の成長は長距離マラソンだと医師から言われています)というのが正直な感想でしたが、細かい感動ポイントがあったので紹介します。

作業療法の一環で、黒ひげ危機一髪をするコーナーがあるのです。そこで驚いたのが「OTの先生と自分で交互に刺していく」というルールが理解できていました。これ地味ですが感動ポイントでした。自分の番ではナイフを刺し、先生の番には先生にナイフを渡す、という流れを理解しているわけです。「ルール」という曖昧な概念を理解することが自閉っ子は苦手なことが多いのです。4歳10カ月にして出来ることが増えたことを称賛したいです。

言語療法の際も、今までは単語の羅列でしかなかった言葉が簡単な文章となっている部分がありました。「服 を 着る」「ジュース を 飲む」等、動詞を苦手としていたのですが、少しずつ覚えてきている様子でした。

どちらの時間も相変らず落ち着きがないのは変わらずで、直ぐに席を立ってワーワー騒いでいましたが、この部分は今後どうなっていくのかなと思います。大きくなるにつれて少しでも落ち着いてくれると良いのですが。


そんなわけで、牛歩の歩みですが確実に成長している我が息子でした。

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