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宅録女子の小説(仮)の第2話的なやつ

アップデート!さく→咲久にしました!
理由 ひらがなだと他の文章とつながっちゃうので


第2話「踊れる曲を作った方がいい」


踊れる曲を作った方がいいんだろうな。。。
冷蔵庫から牛乳を取り出しながら咲久は考えていた。DAWを手に入れて2週間。操作を覚える作業は断念し、どんな曲を作ったらまあまあお金が入ってくるのかを考えることにした。音楽で生計を立てるなんてめっそーもない。実家にお金をいくらか入れられれば更に堂々と宅録女子ができると目論んでいるだけだ。

牛乳を一気に飲み干す。躍れる音楽って絶対主流っぽい。でもクラブとかライブとか行ったことないからわかんないんだよなあ。グラミー賞を獲ったプロデューサーの作曲動画をYouTubeで観たけど、曲を作りながら躍っちゃってるんだもん。あぶないひとじゃん、ひとりであのテンション。

そもそも躍るってどういう感じなんだろ。体育の授業でやったやつじゃなくて自由に躍るって哲学すぎる。

なんとなく鼻歌をフンフンしながら狭い台所で躍ってみる咲久。じょじょに楽しくなって独特のカニっぽい振り付けをしながら茶の間に移動する咲久。わたし、結構躍れるかも。いけるな、グラミー。そんな咲久はまだ知らない。3分後に弟であり天敵でもある太一にカニダンスを見られ、1週間連日のように真似されるということを。


書いてみての感想


こういうエピソード書くのが楽しいんですが、まじめに音楽やってるシーンもあった方が良いですよね(当たり前だ)。

第一話これです


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