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気持ちが塞ぎ込まない生活習慣を整える:セルフロックダウン生活1日目。 P086.

 深夜にひとり。手のひらより小さなサイズのお鍋でお湯を沸かす。ボコボコ、ボコボコと煮たっている。静かな部屋に響く、規則的とも不規則的ともいえるその音がなんとも心地よくて、しばらくぼぉーっと眺め耳を澄ませていた。不思議と心が落ち着いてくる。

 (もちろんフランスから帰国してから自宅待機は続けていたが)きのうから本格的なセルフロックダウン生活に入った。その日の夜のことである。妻と娘はそうとう疲れていたのか(そりゃそうだよね)、娘は夕方6時前から、妻は7時ごろからぐっすりと深い眠りについていた。

 睡眠のペースを崩して夜中に目が冴えてはならないと、体を揺すり名前を連呼して、娘を起こそうと試みるも、頑固に眠っている。その寝顔からは、意地でも起きないぞ、という決意が感じられた。あきらめて、ゆっくりおやすみ、と頭を撫でる。僕はひとりリビングに戻った。

 しばらくネットサーフィン。ニュースもあれば、個人の意見や考察もあり、さまざまな情報が溢れ、飛び交っている。ふと気がついて時計に目をやると、あっという間に小一時間くらい経っている。おっと、あぶない。僕は椅子から立ち上がって、お湯を沸かしカモミールティーを飲むことにした。

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