風呂入れよ。歯磨けよ。

行きつけのカレー屋さん「カレバカ世紀」がお休みで凹み気味な末吉です。

思えば、「食べること」ってすごく大事な気がします。やっぱり美味しいものを食べたらHappyな気分になるし、忙しくてご飯を食べられないと気分が乗りません。「元気の源」的な存在ですよね。

また少し違う角度ですが、「歯磨き」もすごく大事なことな気がします。大事なことなのはわかるけれど、生来ズボラなぼくは、夜寝る前の歯磨きをチャチャチャと済ませることが多い。ときには忘れてしまうことさえ…。

面倒くさくなりがちな歯磨き。子どもたちにも嫌われ者になりがちな歯磨き。そんな歯磨きについて見直したきっかけがあった。

ぼくの奥さんはお風呂のなかで歯磨きをする。あたたかい湯船につかりながら、ゆっくりと丁寧に歯を磨くのだ。( 最初は半ば強制的に )その習慣を実行に移させられた。

洗面所で歯ブラシに炭入りの真っ黒な歯磨き粉をつけて、お風呂に持ち込む。浴槽の縁に歯ブラシを置いて、軽く背中を流してから熱々の湯船に体をしずめる。しばらく目を閉じて、体が温もりはじめたら準備完了。歯ブラシを手に取り、歯を磨く。

いい。

いいぞ。

湯船のなかではやることがない。だから、歯磨きに集中するのに適切な場所だということがわかった。右奥歯とか前歯とかザックリの分類ではなく、一本一本の歯を意識しながら磨ける感じがある。

本来はこうやって磨くものなのかもしれないけれど、( ぼくの場合 )面倒くささとあくせくした気忙しさがそれを許してくれない。しかし、お風呂に入りながらの歯磨きだと、その問題が解消することがわかった。

と、この必殺技を伝授してくれた奥さんには感謝しかない。

最後にひとこと。

「丁寧に歯を磨くと気持ちがいいものですよ」

あ。もひとつあった。

「お風呂にゆっくり浸かるのも気持ちがいいものですよ」

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そう考えると、ドリフターズのエンディングテーマで加藤茶さんが入れる合いの手の凄さをしみじみ感じます。当たり前で大事なことで、温かみがあって。

「風呂入れよ、歯磨けよ、顔洗えよ、宿題やれよ、風邪ひくなよ」

さてここからは、有料マガジン読者限定の楽屋裏的なコンテンツです。渋谷の上島珈琲で衝動買いした森博嗣さんの『小説家という職業』を読んで考えたことなどについて書きます。

歯に衣着せぬ物言いのビジネス小説家( と、ご自身で仰る )である森博嗣さんのことばは、noteなどで小説やエッセイを配信する人たちにはヒントになるものが多いと思います。

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