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人生がアップデートされる旅。【オリジナル原稿】

 ある日ぼくは、通ったことない道を歩きたくなった。よく知っている街の、よく知らない道を、である。その道には、神社があった。

 そこは、いまでは名前も覚えていない神社だ。かといって、寂れているわけでもないし、小さすぎるわけでもない。言ってしまえば、街によくある特徴のない神社である。

 どうやらその日は、1月22日だったようだ。なぜ覚えているのかというと、その日に残したメモをさかのぼって日付を確認したからだ。そこには、こう書かれていた。

 あぁ、ここに収まるべきだったんだ、そんな不思議な腹を落ちをすることがある。ほんのささいな “たまたま” をきっかけとして、さもこれ以外に道はなかったと思えるような、そんな既視感のある現実に遭遇することがある。

 その日は、ある用事を終えて、次の用事のために移動していた。そのため、決して時間にゆとりがあるというわけではなかった。それなのにも関わらずぼくは、よく知っている街の、よく知らない神社に吸い込まれていったのだ。

 そして、じつに不思議なお参りをすることになった。それは、根底から丸ごと人生を変えたり、この世の成り立ちを変えてしまう旅のはじまりでもあった。

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