見出し画像

コンテンツをお金に換えるときに失敗する6つの理由。

じつは今年の年始、ぼくは電子書籍を出版する予定だった。プロのデザイナーさんに、書籍表紙までデザインしてもらっていた。(もちろん、デザインフィーもお支払いして)原稿も9割5分は完成していた。

しかし、その電子書籍が日の目をみることはなかった。それらしい理由はたくさんある感じがするが、最終的には「気持ちが乗らなかったから」としか言いようがない。

今回は、その原稿の一部を大幅に加筆修正して、有料マガジン『プロデューサーの眼差し』のコンテンツとしてよみがえらせた。

これからは、コンテンツの時代がやってくると思っている。(もうすでに、そうだとも言えるけれど)たとえば、なにかしらのモノやサービスの周りやら、奥やらには情報や物語がある。

たとえば、いまぼくがこの原稿を書いているスタバの窓から見える、道路をはさんだ向かいに立っているお花屋さんにだって、情報や物語が隠されている。

ふむ、その情報や物語とは、いったい何なのか?

その店主さんはどんな経歴なのか? そもそもお花屋さんをやろうと思ったたきっかけは? どのくらいの期間続いているのか? どんなことを大切にして、お店をやっているのか? なぜこのような店内レイアウトにしているのか? etc…

これらの質問の回答となる情報や物語こそが、コンテンツなのだ。だとすれば、どんなものにでもコンテンツは存在しているといえる。

その情報や物語が、素敵だったら?
その情報や物語に、共感できたら?

人の視線はそこに集まり、愛着を感じるようになる。それが大きくなれば、渦になっていく、お祭りのようになっていく。そこには、結果的にお金も集まってくるのだ。

(2017年10月10日現在)このよい例は、キングコングの西野亮廣さんだろう。彼のビジネス書最新刊『革命のファンファーレ』は、彼の界隈ではお祭り騒ぎのようになっていて、わずか発売6日間で10万部を超えたそうだ。

物質的な本を出したというだけでなく、その本のまわりにある物語、つまりはコンテンツをはっきりと発信しているのだ。本書に込めた想いやら価値を熱く、言い方を換え、何度も発信する。さらには原稿の一部を無料化したり、何千ものサインを自らの手で入れたりも含めて、そのコンテンツにかける熱と工夫が圧倒的なのだ。

だからこそ、ぼくたちもコンテンツを嘘なく、誠実に、だけどしっかりとはっきりと表現することが求められているのだ。

そんなコンテンツをお金に換えていく、ビジネス化させていく上で失敗してしまいがちな6つの落とし穴について考察し、書いた。

あなたの情報発信や表現活動の「転ばぬ先の杖」となれば嬉しい。

続きをみるには

残り 3,977字
この記事のみ ¥ 199
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?