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編集者業界の変わり目。

( ぼくの身の回りで )話題となっている映画『スリー・ビルボード』を観終えた。清濁併せ呑んだような、なんとも言えない気分で劇場をあとにする。昼間のポカポカ陽気から打って変わって冷たい風が吹きすさぶ街へと出てツイッターを立ち上げた。すると、なにやら盛り上がっている気配が・・・

イケハヤさんが箕輪さんと竹村さんをけしかけていた( 笑 )。

箕輪さんとはインターネットラジオ番組「出版3.0時代の未来の作家のカタチ」をご一緒していて、竹村さんはうすいよしきさんからのご紹介で引き合わせていただき水面下で蠢き中である。

ぼくは電子書籍出版社の編集長ではあるが、書籍編集に関しては紙の本の編集者にはどうしたって敵わない。コンテンツに関するプロデューサー寄りの立ち位置である。( だからこそ、おふたりと一緒に活動できているんだよなぁ、そういえば )

おふたりとも( まったく )違ったキャラクター。極端に言うと、水と油みたいな。( と言っても敵対しているわけではなく、お互いに仲はよい )しかし一点、共通する部分があるとぼくは思う。

違和感を感じて、声をあげる力。

それは天然なのか、勇気なのかはわからない。しかし、業界の危機感をいち早く敏感に感じ取って、声をあげはじめる、動きはじめる。実際に出版業界の現実は、こんな状況になっているのだから。

おふたりが素晴らしいのは、書籍編集を捨てるではなく主軸に据えつつ、新しい可能性を模索していることだ。

箕輪さんはいち早く声をあげて動き、新しい編集集団である箕輪編集室を立ち上げた。( 現在は400名の規模に )また、NewsPicks Bookの立ち上げ、オンラインサロンのプロデュースや企業のプロデュース、ラジオや動画へも進出している。しかしその中核には、書籍の編集がある。実際にさまざまな活動の結果、『お金2.0』、『日本再興戦略』は10万部を軽々と超えて、20万部に迫る勢いで売れている。

そんな箕輪さん一人勝ちと言えるような状況のなか、また毛色の違うダイヤモンド社の竹村さんが声をあげはじめた。noteツイッターでの発信も増えて、着実に人気を集めている。

編集者に読者がつく。

編集者のまわりに小さな経済圏ができる。

「○○社の××さん」ではなく、「××さんのいる○○社」。

そんな時代の足音が段々と大きくなっている。

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そんな盛り上がりに首を突っ込んでいたら、ツイッターのフォロワーさんが数十人単位でバババッと増えた。ぼくはぼくなりの立場で、おもしろく関わっていきたいものです。置かれた場所に、咲きます。

もっと、いろんな業界で、声をあげる人が増えそうだ。どんな歌やパフォーマンスが披露されるのだろう。たのしみだなぁ〜。

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