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宇宙人に会いにロサンゼルスに行ってきます。

成田空港のスタバ。ガラス越しに空港内の広場を眺める。大きな旅行バッグを転がし発つ者、着く者が行き交う。ぼくはストローの袋を丸めている。左手の親指と人差し指でこねている。右手でアイスコーヒーを吸う。まるで子どもだ。たぶん、きっと、そわそわしているのだろう。じぶんの気持ちにことばを与えてみた。なんの意味もない作業だとわかっていながら。

あと数時間もすれば、Los Angeles( ロサンゼルス )に向かって東京を発つ。生まれてはじめてアメリカの土を踏む。それもひとり旅。さらに今回なんと、宇宙人に会いに行くのである。そりゃあ、そわそわもするわ。と、ここまで書いて、両手を天に突き上げ大きく伸びをする。またコーヒーを一口。

さてと、そろそろ説明をせねばなるまい。宇宙人に会いに行くとはどういうことか、を。

今回の旅のきっかけは、作家の本田健さんが主催する"バシャール"という宇宙人の話を聞きに行くツアーイベントが開かれる、からである。( あぁ、書いていてなんと怪しいことか…。しかし、ちゃんと説明するつもりなので、ここで読むのを止めないでほしい ) 宇宙人といっても、足が八本あったり、銀色で頭が大きく手足が細く長いアイツ・・・ではない。

ダリル・アンカというごく普通のアメリカ人男性の意識を通して、チャネリングという形でメッセージを届けている宇宙存在である。

※ チャネリングとは、特別な意識状態になり( わかりやすく言うとゾーンみたいなものだろうか)、自分以外の存在から情報を得て表現すること。

テレビなどで亡くなった人からのメッセージを受け取って、遺された遺族に伝える場面を見たことがあるかもしれないが、あのようなイメージなのだと思う。それの宇宙人verというところだろうか。( ぼくにも正確なことは言えないのですが… )

ぼくもはじめは、「インチキくさいなぁ」と思っていた。というか、2011年まで存在さえ知らなかった。バシャールのことを知ったのは、本田健さんの『未来は、えらべる!』という本を読んだからである。

本を読んだとき、宇宙人というのは胡散臭いと思ったけれども、バシャールが発信するメッセージはじつに普遍的でブレがなかった。頭ではなく心が、このメッセージは本物だ、と勝手に結論付けたのを感覚的に覚えている。

彼のメッセージはシンプルだ。

「本当にワクワクすることをやりなさい!」

ある意味では、これだけだ。バシャールは確か30年近く前からメッセージを発信しはじめたそうだが、その当時から変わらず同じことを言い続けている。このメッセージは、最近ユーチューバーの広告で「好きなことで、生きていく」というメッセージに通ずるものがある。そのメッセージを30年以上も前から語っていたというのだから、ずいぶん早くから予言的にメッセージを伝えていたんじゃないかと、個人的には信頼感を感じる。

と、いまのところバシャールについての説明はこのくらいにしておこう。ロサンゼルスで本物の彼に会ってみてから、感じたことや考えたことをできる限り正直にレポートしたいと思う。

さて、今日は気分が高ぶっているのか、noteの文字量が多い。アイスコーヒーの減り具合も早い。もう少しだけ、書きたいことがあるのに・・・。

敬愛する小説家であるフィッツジェラルドが( 成果的にはあまり芳しくない )住み込みで創作活動をしていた「アラーの園」があったのがハリウッドであった。彼が亡くなったのも愛人シラー・グレアムのハリウッドのアパートメントだったそうだ。

ということで、荷物が多くなることなど気にすることなく、旅行バックに『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック』を詰め込んだ。そうして、これまた敬愛する村上春樹さんが記したフィッツジェラルドに対するエッセイ、そしてフィッツジェラルドの小説を読みながらロサンゼルスへ向かうことにしよう。

バシャールのツアーイベントのあとも数日間ロサンゼルスに残り、いろんな場所を訪れる予定を立てているが、フィッツジェラルドの足跡も辿れたらいいなぁとぼんやり考えている。

今日は文章が本当に長くなってしまった。ふぅ〜、どんな旅になるのやら。これから搭乗の手続きに行ってきます。また明日のエッセイでお会いしましょう。どんなことを書くんだろ、ぼくは。

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