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感情の学校

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心理カウンセラー細川一滴先生と、大切なものなんだけれど、しっかり勉強したり、見直すことのない感情についての学校を開講しました。
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2019年2月の記事一覧

目に見えない紳士

目に見えない紳士

#web小説
公園の前のアパート。窓からは公園の森が見える。アパートと公園の間には、ちょっとした谷があるために、森の木々まで視界を隔たるものが何もない。そして森との絶妙な距離が絵画的な風景を生み、爽やかな風を部屋に送り込んでいた。昼下がり、優しい光が部屋に差し込んできて、森からの風がカーテンを静かに揺らしていた。

この街のスーパーで働く青年が、その部屋にひとりで住んでいた。青年は真面目で一生懸命

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「人間みんなデコボコで、それがいい」

「人間みんなデコボコで、それがいい」
僕の友人に変わった人がいます。
例えばCAの友人。彼女は機内販売のトップセールス。座席を見るとお土産を買ってくれるお客様が光って見えるそうです。光といえば近所のおばさん。彼女は、うまい歌手の歌声を聴いて光の矢が飛んでくると言います。どんな矢なのでしょうか。刺されてみたいです。

ヒーラーの友人は、名前(文字)が光ってみえる人がいます。その時重要な何かの鍵を持っ

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犬が変われば人も変わる

「犬が変われば人も変わる」
付き合いのある家に芝犬がいた。仁王立ちするのだが、少し内股で格好がつかないところがなんとも可愛い犬だった。この犬は当初変わったところがあり、それは人が近ずくと尻尾を振るのだが、遠ざかっていき、ぐるぐると自分の尻尾を追いかける様子を見せるのだ。そしてそこでおしっこをして、こちらを眺めている。

その犬は外犬として繋がれており、あまり飼い主とスキンシップのない環境だったよう

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心の中はあまのじゃく

心の中はあまのじゃく

【心の中はあまのじゃく】
しんしんと雪が降り、事前の天気予報もあってか車通りも少なく静かな1日でした。外に出ると正月のような静けさと歩く人の少なさになんとも言えない心許ない感じがしました。でもゆっくりと流れる時間は楽しくもありました。日常の買い物をしながら、いつもと違う非日常性が印象的だったのです。

そのいつもと違う感じに心許なさを感じるというのは、逆説的にいつもと同じだと安心するということだと

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行動タイプと感じるタイプ

【行動タイプと感じるタイプ】
親子で相談に来られた方がいました。息子さんは感情を感じるタイプの方、親御さんは行動でどんどん進んでいくタイプの人。息子さんは親御さんが自分のことをちっともわかってくれない!と言っています。親御さんもまた、息子の扱いに困っているようでした。

行動タイプの親御さんは、日常生活の中で、何か困ったことが起きても積極的に行動して解消していきます。感じるタイプの息子さんは困った

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【何かを決めて、とにかく進む】

【何かを決めて、とにかく進む】
今日は友人とカフェで待ち合わせ。食べログの評価が高い店でした。しかし待ち合わせ時間にお店に行ってみると、その店は大行列!聞いてみると1時間待つこともあると言います。即、別の店に移動することにしました。場所を移動した結果、スムーズにそしてゆっくりできるスペースのある席に座ることができたのです。

何でもない日常の一幕ですが、サッと店を変えることは、かつての私には出来ま

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【本当に面白いのは心の中心の声」

【本当に面白いのは心の中心の声】
僕の個人的な研究テーマに国際関係・紛争・戦争というのものがある。今、追いかけている先生は東京外語大の伊勢崎先生だ。先生は国連軍を率いて、紛争地域の武装解除を行ってきた。少年兵に銃を向けられたこともある。経験を通した一言の重みがとても学びになる。

先生はウーマンラッシュアワーの村本さんとイベントをすることも多い。今回、ゼミの発表会にお邪魔させていただいたらゲストが

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【運を動かそう】

【運を動かそう】
今日は鯨を食べてきました。普段、あまり口にすることはありませんでしたが美しく調理されたそれは、なんとも美味しく感じました。友人に捕鯨関係の映画を作った人がいて、その友人と一緒にライフワーク交流会を主催したのです。会場となった恵比寿でタイムリーなことに鯨祭りをやっていたというわけです。

こういうのをシンクロというらしく、偶然の一致で物事が決まったり、進んだりすることがあります。シ

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