見出し画像

命の扱いに不思議をみる

小学生や大人たちを噛んだ四国犬のニュースを見る。今は空前のペットブームだから、ネットでも「犬は悪くない、悪いのは飼い主」「どうか殺処分にしないで」という、擁護の声が強い。

で、少し思ったのだ。もし未成年や精神的疾患のある人が、他者を傷つけた場合(本人に判断能力が欠落していると見込まれる場合)、周囲は同じように反応するのだろうか、と。

「その子(人)には責任はないのよ」
「きっと世界が怖かっただけなんだね」
「保護者は何をしているの?」
「ちゃんと家の中に閉じ込めておいて」

こうはならないよなあ。

熊や猪なら殺処分、飼犬なら手厚く保護され、人間なら当事者と関係者が糾弾される。

命の扱いが、不思議。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?