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塩対応

先日、某ファミレスで「ほうれん草ソテー」を注文した。
その時に、出てきたのがこちら。

一見してわかるとおり、塩で真っ白…。

ドリンクバーを、ほうれん草ソテー若しくはスイーツと組み合わせると、ドリンクバー単品より安くなる。そのため、ほうれん草ソテーを注文することが多い。
最近気になっているのは、どの店舗でも異常に塩分過多ということだ。
口に入れた瞬間、塩の塊でじゃりじゃりすることもある。

ただ、今回の場合は食するまでもない。
これ、絶対に塩っぱいヤツだ(ということで撮影した)。

いち店舗だけの問題ならともかく、全体の課題ならば本社のお客様相談室に提言したほうがいいだろう。第一、店舗で指摘するとクレーマーだと思われるし、他のお客さんの楽しい時間を阻害してしまう。
私は混乱を欲しているわけではない。

画像をつけて、相談窓口に淡々としたメールを送信。

翌日、このような返信があった(店舗名は黒塗り)。

▼▼お客様相談室でございます。

この度は、●●店をご利用いただきました際に、
「ほうれん草ベーコン」について
お客様の期待に沿う商品をご提供できず、
大変ご不快な思いをおかけしましたことをお詫び申し上げます。
また、頂きました画像も確認致しました。
ありがとうございました。

ご指摘いただいた内容を、店舗責任者及び地域を統括しております
教育責任者に伝え、調理担当者への調理手順、工程の再確認と
ご提供前の最終品質チェックの徹底について指導してまいります。
また、本部メニュー担当部署に伝え、今後の施策のご参考と
させていただきます。

今後もお客様にご満足のいただける商品がご提供できるよう
精進してまいりますので、またのご利用の機会をいただければ
幸いでございます。


クレームに対する模範解答のような文章である。

まず「自社の製品に不備があった」とはどこにも書いていない。
利用者の期待とは異なっていた点についてのみの、謝罪となっている。
言質を取らせないように、社内教育が徹底されているな、と感心。
(かつてその手の仕事に携わっていたから、動きは想像つくが)

個人的に、文句を言い募るのがクレームで、課題解決のための客の指摘は、クレームとは違うと思っているが――。

私が会社側の人間なら、「不味い」「もう来ない」という客や、クチコミに悪口雑言を並べ立てるユーザーよりも、冷静に課題の指摘をする客の方がありがたい。
あのソテーを、仮に味覚障害&高血圧の人間が食べ続けたら、寿命が縮まる恐れもある。

そう、私は人命救助も視野も入れて、提言しているのだよ。

人手不足で忙しいのもわかる。多分何も考えずに、機械的にこなしているのだろう。価格を考えても、特段に美味しい料理を期待はしない。せめて普通に食べられるものを提供してほしい、というだけなのだ。

さほど厳しいことを伝えたわけではない。ごく当然のことだ。

一応、問題点は伝わったように思うから、改善を期待しよう。
塩対応が、薄味になっているといいな。

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