見出し画像

オタクに〇〇は難しい

葬送のフリーレン、忘却バッテリー、すずめの戸締り・・・などなど、左目泣きぼくろのイケメンの活躍が目立つ。高橋留美子先生の「金の力」にもその手のキャラがたくさん出演していた記憶がある。

もしかすると、実在の人物(名物編集者等)に対するリスペクトなのだろうか?少し興味があって、自称オタク系のネット知己に尋ねてみた。

「それなら〇〇というアニメを見るといいですよ。声優のXXさんが演じている役がヒントをくれますので」

・・・紹介してくれたアニメは全20話以上。

「あっ、シリーズはパート1から観ないと話がわからないので、そちらから観ることをお勧めします」

あの。ちょっとした疑問を解消するために、何十時間もかけるつもりはないんですが。チラ見したところ、絵柄も好みじゃなかったが、それは伏せて「随分長いですね…」と言ったのだがまったく通じず「ゆっくり楽しめますよ」と朗らかな言葉が返ってきた。

多分、100%善意なのだと思う。自分が面白いと感じるものをこの機会に楽しんでもらいたい、そう思ってのことだろう。
しかし、もう少し状況を汲み取ってほしいのだ。内容が趣味であろうと仕事であろうと、こんな回答をしたら――通常相手はキレるか呆れる。

私は要点を簡潔に伝えてくれる人の方が好きだし、自分もそう心がけている。
何も楽して回答を得たいとか、そういう次元の話ではない。
簡単なことを敢て複雑にするのが、苦手なだけなのだ。

結局のところ面倒くさくなり、最初の疑問はどうでもよくなった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?