自然の流れ 祖父のこと

90歳の祖父が入院しました。
段差に気付かず尻もちをついた時に圧迫骨折をしたようです。
祖母が亡くなってからの7年近く、1人暮らしをしていました。敷地内に私の両親の家もありますが、ほぼ助けもなく生活をしていました。 
頭もしっかりして、腰も曲がっておらず90歳にしては若い祖父だと思います。
最近は目が見えにくく、テレビよりラジオばかり聴いていると言っており体力も続かないのか昼間でも寝てる事が増えていました。
しかし、1日の生活リズムは崩れず畑で農作業したり、買い物に行ったり、病院の受診日にはきちんと行ってました。
そんな祖父は、ずっとこのままだと思っている自分もいて、骨折で入院…筋力は落ちていき寝たきりになるのかなと…
真面目な人で父とは本当に親子か⁉︎と疑いたくなるぐらい、頑固で真面目で何でも挑戦する祖父です。
痛みにも、2日、3日と我慢してたようで動けなくなって父を呼んだようです。
きっと、私達に迷惑をかけたくないと思っています。頑張らなくて良いし、迷惑かけて良い。
もし、寝たきりになって、私達の事が分からなくてなってもここまで頑張ってきたんだから、誰も悪く言わない。こうやって自然の流れで老いていき、死ぬんだなと実感して、いつか両親もそうなるのかって淋しくなった。ずっとこのままなんて、ないんだな。

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