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2021年時点の、作家活動に関する私の考え方。

大半の人は皆そうだと思いますが、特にアーティストや作家は自分に一番興味があります。私もその一人です。ナルシストと呼ばれるようなものとは少し感覚が異なり、見た目ではなく内面の変化を追い求めています。
自分が何を見て何を感じるのか、何に反応をするのか、どんなことを成し遂げるのか、そして、それらによって何を願うのか。そんなことを作品を通して体感していきたいのです。

また、人は自分のことしか本当の意味で理解することはできないと考えています。これは悲観することではなく喜ぶべきこと。自分に興味を持つことによって、自分が興味のある身の回りのものにも関心を持ち、自分に還元するという循環になるからです。



コンセプト"ニュートラルな表現"

私の作品制作の軸は、"ニュートラルな表現"と称し、色んなものを混ぜ合わせ、境界線をぼやかし、振り幅を受け容れることです。
記憶は伝達され、細胞はコピーされ、複製され、昨日の私は今日の私と肉体的にも異なります。軸さえ定まっていればいい。表面に出てくる考えも行動は、その都度の解釈によって違って当たり前。
なので、今の私がやりたいことに対して否定せず向き合い、様々な要素を取り入れていきたい。基本的に生活スタイルというか、生き方をこうしています。
だからこそ、コミュニティに所属をせず、行きたいところに行き、見たいものを見て、知りたいことを知り、やりたいことをして、作りたいものを作ることを続けていきたいです。

気をつけていくべきは、他者を陥れるような思考を持たないこと。自分の興味が他者に向いた際、意思を変える、感情を過度に動かすなど、他者の内面を目的としてしまうのは、ポリシーに反します。
肉親や友人であっても、あくまで他人。実際に動くのはその人次第。きっかけにしかならないことを理解しておかないと、結果的に自分自身が傲慢になるか、解決しない不満が募り、考え方や言動、作品までもを狭めてしまう。安直な幸福は自分も周りも不幸にすると思ってます。
そういう生き方を選びません。数字が分かりやすく目につく時代であっても、価値の物差しは自分で持っていたいです。


今年の目標『根を張る』

去年の目標だった『嫌なことをする』を実行したところ、途中で身動きできないぐらい絶不調になってしまい、嫌なことはやるべきじゃないなと身を持って痛感しました。急遽目標を立て直し、後半は『めっちゃ遊ぶ』ことを心がけ、不思議な方向に知人友人が増え、種蒔きのような時期だったかなと感じております。SNSも初めて問答無用に着手しました。モノは使い様ですね。
展示が無くなったり思うように広報ができなかったりと非常に残念なこともありましたが、コロナを踏まえつつも、大変喜怒哀楽の激しい面白い一年となり、個人的には大満足の2020年でした。

おかげさまで、そろそろ自分の向き不向きがわかってきたかな。私生活共に転機の年でもあるのですが、良い意味で周りに期待しすぎず、自ら追求心奮い立たせて、愛知の地に根を張る作家活動を心がけるため、目標を『根を張る』としました。

具体的な目標としては、絵で音楽関係の仕事したいですね、レコジャケ描きたい。一年間ずっと言い続けるのでよろしくです。(大体1万円ぐらいから受け付けています。)
過去作品はInstagramをご確認下さい。

もう一つ、前回のnoteに概要をまとめましたが、名古屋の色んなお店で色んな作家と個展を開催する企画、LIFE-SIZEを成功させたいです。これは私のコンセプトに合致する、実行すること自体に意義のあるアート企画だと思っています。

それでは、今年もどうぞよろしくお願いいたします。元気に健康に生き延びます。

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