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パートナーさんとの関係を振り返る【望まれる会社・プランナーになるために】

みなさま、こんにちは。
今回は、結婚式を創るうえで欠かせない、自社スタッフ以外の『パートナーさんとの関わり』について一緒に考えてみたいと思います。

わたし自身の数か月前の話しなのですが、久しぶりにお仕事をご一緒できることになった、とあるパートナー企業のクリエイターさんに電話で連絡をとりました。

お仕事の話を一通りして、終盤、最近どう?という話になった流れで「色々あって、もう、結婚式のお仕事を受けたくないかも……と思ってしまう。」という声を聞きました。 その方のお話しを聞くとコロナの状況と共に、相談もないのに、”(当然)やってくれるでしょ”といったプランナー側の姿勢に対してちょっと思うところがある…とお話しして下さいました。

このクリエイターさんは、唯一無二の素敵な作品を創って下さり、結婚式に対しても熱意を持ってお仕事をしてくださる方と思っていたので、とてもショックで、同時に、私たちプランナー側がそのように思わせてしまったことを、とても残念に思いました。

そういったことからいま一度、パートナーさんについて考えてみたいと思い、このようなテーマを取り上げてみました。
ぜひ皆様もご一考頂ければ幸いです。

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結婚式には、沢山のパートナーさんが関わっている

当たり前ですが、結婚式は支えてくれる沢山のパートナーさん方がいて成立するものです。

・衣装
・フラワー
・引出物
・ヘアメイク
・司会
・音響
・写真
・ビデオ
・ケーキ
・列席美容
・テーブルクロス
・バス
・タクシー

直接関わりがある代表的なものだけでも、このようなパートナーさんがありますね。
そして、そのパートナーさん自身にも、更にパートナーさんがいます。

例えで考えてみたいと思います。
(分かりやすい様簡略化しましたので、実際はもっと複雑なはずです)
お花のお打ち合わせで、お客様がブーケに「●●という品種の▼▼色のバラ」をご希望されたとします。

打合せをしたフローリストさんは、結婚式当日が花の時期から少しずれていることが気になり、「いちど確認してお返事させて頂きますね」と伝えます。

フラワーショップに帰ったフローリストさんは、お花の問屋さんに「〇月〇日に、●●という品種の▼▼色のバラを〇本仕入れることは可能か」聞きます。そして問屋さんは生産者さんに「〇月〇日に、●●という品種の▼▼色のバラを〇本、つぼみの状態で出荷して貰うことは可能か」を聞きます。
生産者さんは、本当は〇月〇日には咲かないかもしれないバラを、温度や照度などの管理をして、何とか出荷できるように育てる準備をしてくれると言ってくれました。

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もちろんお客様の希望を叶えたい、と誰もが思っているとは思いますが、同時にそれは、自分が関わるパートナーさんだけではなく、そのまた先にいる本当に沢山の方々の努力があってこそです。
結婚式当日に綺麗に咲いている1輪のお花に関しても、その努力があってこそ、そこに存在しているのかもしれません。

”よくあること”・”対応してくれてあたりまえ”ではないことを、私達プランナーも忘れないようにしたいですね。


コロナ禍のパートナーさんとの関わりについて

前の章で例にだした1輪のお花の例は、コロナウイルスによる延期やキャンセルに関しても同じようなことが言えるのかと思います。

私達プランナーは、直接お客様からの様々な言葉や想いに触れる立場です。しんどいと感じることも多いですよね。
ただそのような中だとしても、パートナーさん方に対して、きちんとした関わりを持てているでしょうか。
お客様をたてにして、泣いてもらって当たり前、になっていませんか?


『人の本性は、辛い時こそあらわれる』
そんな言葉があります。


こんな時ではありますが、パートナーさんが困っていることや想いに耳を傾けることができるか、相手の立場にたった行動ができるかどうかは、未来の結婚式の質にもかかわってくると思うのです。

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延期やキャンセルが相次いで、私達プランナーもそれに慣れてきてしまってはいませんか? パートナーさん方への連絡も、”よくあること” ”対応してくれてあたりまえ”という態度ではなく、誠心誠意の気持ちで対応することで、心情も変わってくるのではないでしょうか。



パートナーさんとより良い関係を築く5つのヒント

パートナーさんとより良い関係を築くのは、日々の関わりが大切だと思います。

ひとつのパートナーさんと関わる時間というのは、発注、お打ち合わせ調整、打ち合わせ前と後の申し送り、当日といった、恐らく時間にするとほんの僅かな時間のパートナーさんも多いのではないでしょうか。
それは逆を返せば、プランナー側からすると”わずかな時間”が、パートナーさんにとっては、全て、なのです。
そのわずかな時間を、おざなりにしてはいませんでしょうか?

パートナーさんとよりよい関係を築く方法は様々です。
今回は、わずかな時間の中でも、パートナーさんとより良い関係を築くための5つのヒントを挙げてみました。

パートナー

①時間を守る
基本中の基本ですが、案外守れていないことが多い気がします。
多くのパートナーさんは打ち合わせ時間の少し前に来て、待ってくれていることが多いと思いますが、お待たせしていませんか?
適切な場所で待って頂けていますか?
(30分も廊下や事務所で立たせていませんか?)
大切な時間を頂いていることを意識しているでしょうか。


②打ち合わせ日時の調整は、効率的に確実に
こちらも基本的なことなのですが、打ち合わせ調整は最小限のやりとりで、かつ迅速にお返事ができるように心がけましょう。

例えば、打ち合わせ希望日にNGの時間帯や場所の指定があれば具体的に表記する、候補日はできるだけ多く挙げる、お客様と自分の都合を合わせた上で候補日を上げる、候補日を複数パートナーさんから頂いた場合はできるだけ早くお客様に確認をして確定させる、などです。

候補日をあげてパートナーさんからお返事を頂いた後で「その時間帯は打ち合わせが入っていて…」などは、お互いに無駄な労力がかかるやり取りだと思いますし、ダメな候補日時を空けておいいて貰えることも勿体ないのでしません。

③個人を紹介できるようにする
パートナーさんを紹介するときは、お名前でご紹介しましょう。
これはパートナーさん自身も嬉しいことだと思います。

また「●●会社のフローリストさん」「■■会社のカメラマンさん」だけではなく、その方のパーソナルな事をどれだけ知っているでしょうか。例えばお仕事の中で得意なことを知っておくと、依頼や紹介の際によりお客様にあった紹介ができるのではないでしょうか。

また1度の施行の際に、ひとつそのパートナーさんのことについて新しい事柄を知ってみる、なども良いと思います。仕事以外にも、趣味やプライベートなことに関しても、お互い少しずつ知っておくことは、会社としてのお付き合いだけではなく、お互いの個人としての信頼関係の構築に役立つのかなと思います。


④尊敬、感謝の気持ちを忘れない
パートナーさんには職人さんも多くいらっしゃいます。
特別な技術を持っていらっしゃる尊敬すべき対象です。

また、パートナーさんの中には、当日お客様と関わることのない職種の方も多くいらしゃいます。お客様から頂いた嬉しいお言葉をお伝えすることは想像以上に喜んで頂いたり、次への活力として頂けることも多いですので、積極的に伝えられると良いですね。

⑤相互理解をする
パートナーさんの、困っていることを聞いたことがありますか?
なかなか困っていることというのは、言えないパートナーさんもいらっしゃいます。
もちろん、私達からも結婚式をよりよくするために思っていることを開示して話し合うことも大切ですが、専門職としての立場からの想いや考えに触れることもとても大切です。

当日関わるパートナーさんに、結婚式がお開きになった後、困ったことはありませんか?と、一度、聞いてみてはいかがでしょうか?
案外、自分が想像もしていなかった事に困っているかもしれません。

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望まれる会社・プランナーになっていますか?

私も経験がありますが、プランナーになったばかりの頃や、大手の会場に所属されている方の中には、”自分は仕事を与える立場であり、偉い”と勘違いしているのではないかな?と感じることがあります。皆さんは、自分のふるまいを振り返ってみて、大丈夫でしょうか・・・?

また同様に、パートナーさんは、あなたのことを”●●という式場の〇〇さん”、とみている可能性もあります。あなたのことを立ててくれているのは●●という式場に所属しているからであり、あなた自身のことをそう思っているかどうかではありません。

パートナーさん達から、あなた自身と仕事がしたいと思われているプランナーは強いと思います。忙しい、大変な状況下でどれだけ信頼できるパートナーさんやクリエイターさんに、心からの協力を得られるかは、間違いなくあなた自身の強みになってかえってくることと思います。

望まれる会社や望まれるプランナーになるためには、パートナーさんとは1歩ずつ信頼関係を構築していくこと、そして、ひとりひとりが自分自身の仕事をより高めていくことが大切です。

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