【旧裏デッキ解説】鋼ラッキーⅣ 導かれし者たち(Sudowoodo式鋼ラッキーver4.0)
今回はSMB2023年4月予選で全勝優勝したデッキの紹介です。
今までの個々の研究の成果が集結したデッキです。
レシピ
新殿堂環境を想定
ポケモンカード13枚
ラッキー(第一弾)×1★★★★
ハピナス×1
(キョウ)のラッキー×2
オムナイト(かせきのみちびき)×1
カブトプス(neo2)×2
ベロリンガ(ジャングル)×3
ゴース(化石)×1
ゴースト(ポルターガイスト)×1
コラッタ(R)×1
トレーナーカード37枚
パソコン大暴走×4
ウツギはかせ×3
マサキ×4
エリカ×4
ナツメの眼×1
ポケモン交換おじさん×2
ポケモン育て屋さん×2
ナツメのサイキックコントロール×2
なにかの化石×4
退化スプレーhyper×4
ポケモン回収×2
ロケット団参上×1
夜の廃品回収×2
セキチクシティジム×2
エネルギーカード10枚
鋼エネルギー×4★★★★
闘エネルギー×3
超エネルギー×2
レインボーエネルギー×1
さくせん
今回のルールは、総当たりのリーグをやった後に決勝戦があるタイプだったので、総当たりリーグにおいては”勝てるデッキ”というよりは”負けないデッキ”を選択しようと思って構築を開始しました。
そのため、”いのちだいじに”を最優先に考え、一枚でもサイドカードを引かれないようなデッキを考えたところ、キョウのラッキー入り鋼ラッキーにたどり着きました。
以前優勝した際の構築はゴーストを厚くして、パソコン大暴走でドローされた時の反撃を狙うタイプの鋼ラッキーでした。
今回はサイドを取られず時間を稼げるカードということでなにかの化石を採用しました。
さらに、ドンファンや呼び出し札がないデッキ強くなるように、オムナイト(かせきのみちびき)を採用しました。
オムナイト自身も退化スプレーhyperで手札に戻すこともできるので、サイドカードを取られずに時間を稼げるカードの一つです。
鋼ラッキーとの組み合わせは以前にミラー対決をしたあさりのみそしるさんの構築でも採用されています。
さらにそこから派生して、鋼ラッキーでは対抗しづらいマグカルゴ(neo3)を始めとした高火力炎ポケモンに強く出られるようにということで、カブトプスを採用。
耐久系のデッキでは度々無限火力のマグカルゴが鬼門になりますが、以前組んだフシギバナデッキ(この記事の下の方)でも炎を見るために採用したことがあります。
企画段階では、高HP+ワンパン要員としてルギア(neo1)を採用していましたが、何かの化石にエネルギーを貼ることで、サイドを取られずにMAX120のモンスターをうみだせることに気づき採用。
ポケモン育て屋さんでカブトプスを用意する構築は以前研究していたものが役に立ちました。
育て屋を経由することで、サイドを取られそうになった時に、退化スプレーhyperで自主退場できるのも今回のコンセプトとあっています。
こんな感じで組み上げたのが今回のデッキです。
不採用カード
新殿堂における鋼ラッキーの強さは、ハピナスの採用意外にくすぐりマシーン+にせオーキドはかせによるLOコンボを採用できるところがあります。
しかし、実際使って見ると、長考されることも多く制限時間内になかなかデッキが削れなかったり、逆にある程度のレベルでプレイされている人はデッキが残7枚以下にならないような適切な対処をしてくるので、結果無駄になることが多いです。
かつ今回のデッキではエイパム(neo1)の採用を見送っているので、くすぐりマシーンを失敗した時に再利用できないため、使いきりなので採用をやめました。
故にこのデッキでは基本的にサイドを取り切るかサイド差によるTODが勝ち筋となります。
個別解説
ラッキー(第一弾)×1★★★★
全幅の信頼とまではいきませんが、かなり信用しているカード。
ハレツーでも何回か使って結果は出せませんでしたが、やはり後述のハピナスを使える新殿堂が一番しっくりきます。
ワンキルも多いので単純な最序盤カードとしても場を任せられます。
今回はなにかの化石オムナイトもいるため、多少展開が遅くなってもエネルギーを張り切れる展開多く、一度完成してしまうと止められないカードです。
ハピナス×1
進化するだけでおうごんのみ。
ベトベトンやプテラ(化石)、わるいラフレシアのようなロックカードには弱いですが、状態異常を含めた搦め手にも強くなれるので、本当に強い。
(キョウ)のラッキー×2
ラッキーたまごによる最序盤の事故回避と、セキチクシティジムを絡めたデッキ回復のため採用。
この手のデッキの山札回復は通常エイパム(neo1)を利用することが多いですが、できるだけ1キル確率を下げたかったため、なおかつベロリンガ(ジャングル)を採用しており、エイパムによるデッキ回復がしづらいため採用しています。
オムナイト(かせきのみちびき)×1
さんざん害悪害悪と言われましたが、新殿堂においては、呼出し手段を入れないほうが悪い!
わるクロやポケモンぎゃくしめい多投デッキではそもそも出さなければいいだけなので、判断を誤らなければ無駄死にすることはありません。
終盤ではウツギはかせでデッキ回復する枚数を増やすカードとしても機能します。
カブトプス(neo2)×2
今回のサブアタッカー。
他の化石ポケモンを採用するデッキであれば、無理なく採用できるカードで、以前ジャストさんのプテラデッキにもサブアタッカーとして勧めし、優勝された実績があります。
育てやを経由することで、サイドを取られない状態からいきなり進化してMAX120点を出す化け物。
個人的には育てや経由がカブトプスの一つの結論だと思っています。
仮想的としては、マグカルゴ、タケシのキュウコン、エンテイ(neo3)を見ていて、1エネから弱点こみ80点だせるのが強い。
このカードをメインアタッカーとして採用するとコインに左右されることが気になりますが、サブアタッカーとして考えると非常に頼り甲斐のあるカードになります。
ベロリンガ(ジャングル)×3
逃げるコストが重く、普段はあまり採用しないカードですが、初手のワンキル防止で採用。
ちょうおんぱのほうが相手に自傷ダメージを負わせることができるので使用頻度が高め。
ゴース(化石)×1
元々は闘ポケモン対策のグライガーでしたが、ドンファンからの確定数が変わらないため、こちらに変更。
したでなめるの足どめ麻痺と、エナジーへんかんによる鋼エネルギーの回収など多くの役目を背負っています。
ゴースト(ポルターガイスト)×1
パソコン大暴走構築における抑止力。
ハンド増加をトリガーにし、なおかつ闘抵抗なのでこの上ない最強の鋼ラッキーの相方です。
初めてこれを組合せたときはすごいものを発見してしまったと、感じたのを今でも覚えています。
また、化石デッキのマリガン多発問題にも、こちらのデッキで研究した通り、ゴーストが1つの回答となっています。
ポルターガイストによるサイド取得だけでなく、確定状態異常による”ばける”解除など特殊能力の無効化もできるのがえらい。
コラッタ(R)×1
鋼エネルギーを探す以外にも、セキチクシティジムや夜の廃品回収などピンポイントで必要なカードをサイドから回収するカード。
ワンキル防止の観点から本当は採用を控えたいカードです。
パソコン大暴走×4
ウツギはかせ×3
マサキ×4
エリカ×4
ナツメの眼×1
ベロリンガと(キョウ)のラッキーを採用したことにより急いで手札をかき回す必要がないため、いつもよりナツメの眼を少なくしています。
ハピナスや退化スプレーhyper、カブトプスとポケモン育て屋さんとタイミングをみて使うカードが多いので、少なくしてよかったです。
ウツギはかせについては、50分という試合時間であれば、プレイングを気を付けることで、自身はLOされないことがわかったので4枚ではなく、3枚に落ち着きました。
ポケモン交換おじさん×2
ラッキーとハピナスのサーチ用として最低限の枚数。
ポケモン育て屋さん×2
”いきなりつけることができる”
この言葉の通りですが、化石からの進化をこれで行うことで、カブトを呼び出され倒されるリスクをなくしています。
これができるのも大暴走構築の強みです。
正直ほとんどのプレイヤーが想定していなかった動きだと思います。
ナツメのサイキックコントロール×2
主に相手の突風を利用することが目的ですが、ワープポイントやポケモンいれかえなどこのデッキではできないことを行うためのカードです。
前回のハレツーのハガネールデッキでうまく使えたため、今回も採用。
交換おじさんやウツギはかせ、ワープポイントなど要所要所で力を発揮してくれました。
なにかの化石×4
無限の壁。
オムナイトが出せなくても単純に最序盤にバトル場にさせたり、ラッキーにエネルギーを貼る時間を1ターンでも多く確保できるのがかなり便利でした。
ベイビィポケモンと比べると上振れはありませんが、わるクロにサイドを取らせないのが非常に優秀。
退化スプレーhyper×4
ハピナスに使うのは当たり前なのですが、それ以外にもカブトプスとオムナイトのきぜつ回避にも使います。
オムナイトについては、かせきのみちびきが失敗した際にもう一度使用することも可能です。
ポケモン回収×2
できれば3枚入れたいカードですが、ベロリンガを最低限回収するためのカード。
コラッタが狙われた際に回収することも、想定していました。
ロケット団参上×1
自身のデッキの中身を公開するのであまり使いたくないカードですが、鋼エネルギーが2枚以上落ちた場合は仕方なく使います。
また、相手に好きなサイドを取らせないためにもなるべく使いません。
夜の廃品回収×2
エネルギーの枚数がシビアなので、2枚採用。
鋼ラッキーはトラッシュにポケモンも基本エネルギーもたまりづらいので、意外と使いきれないことが多いです。
セキチクシティジム×2
当初1枚採用でしたが、割りたいスタジアム(錯乱ジム、マタツボミの塔、抵抗力低下ジム)があるため2枚に増加。
鋼エネルギー×4★★★★
闘エネルギー×3
超エネルギー×2
虹エネルギー×1
ゴースのエナジーへんかんを使うことを考慮して超エネ2枚+虹エネルギーを1枚採用。
総括
SMBの性質上試合内容について細かく触れられないので、自分の動きだけしか記載しませんが、以下のような対戦でした。
1戦目 鋼ラッキーを完成させて色相性でサイド取り切って勝ち
2戦目 呼び出し札がデッキにも入っていないことがわかったので、オムナイトで無限に壁を作ってLO勝ち
3戦目 鋼エネルギーを貼ったカプトプスで場を荒らして、オムナイトとラッキーで耐えながらTOD勝ち
4戦目 鋼ラッキー単騎にしてサイド取り切って勝ち
決勝トーナメント 鋼ラッキーとオムナイトで粘ってTOD勝ち
このように早々に相手のデッキタイプを見切って、それに応じて誰を主軸、サブにするかをうまく選択できたので勝てたという感じでした。
鋼ラッキー+ゴースト、耐久+カブトプス、ゴースト+化石もいう、今までの研究の成果が集約できたデッキで優勝できてよかったです。
今後も色々カードに触れて、神の一手を極めて行きたいと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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