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いつかツイートが突然バズった時のために備えて読むnote

ある日突然、ツイートがバズった
この言葉を使うのに気恥ずかしさはあるのだが、分かりやすい以上は使わざるを得ない。

これまでは、「バズる」という言葉自体が流行り、そして一般的に使われるようになることで、「バズる」現象なんて大したことなくなるんじゃないか、と思っていた。

だが、いざバズった時は相当舞い上がってしまったし、フォロワーが増える恩恵も受けた。その影響や効果を実感することで、バズりの影響力、そしてそれまでバズったことのなかった自分が単に斜めに構えていたことに気付けた。

ということで、ツイートの内容や実際にやったことの振り返りから、今回のようにいつか突然ツイートがバズった時のために、事前にやっておいた方が良さそうなこと、バズの最中にやっておいた方が良さそうなことを紹介する。

ツイートアナリティクスから傾向を掴む

Twitterでは自分のツイートであれば、ツイートアナリティクスという機能でどの程度の反応があったかを数字で表してくれる。結果は以下の通り。

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ツイートに対してどのようなリアクションがあったかの数値が並び、それぞれの値が何を示しているかの説明が簡潔に書いてある。ちなみにこの単位は「回」であるため、同じ人が複数回参照したり、自分自身の参照もこの値に含まれることに留意したい。

この結果から何か傾向が掴めないだろうか。

Twitterアカウントのプロフィールをしっかり書く

プロフィールのクリック数を見ると、このツイートから2,570回「このツイートをした人はどんな人だろう」とプロフィールを参照している。Twitterを何に使っているかにもよるが、それが同好の士を探すためであれ、自身の活動に繋げたいのであれ、ここで自分が何をしている人なのか、何を見てもらいたいのかは書いておく必要がある。
よくある / 区切りで自身の属性や嗜好を書き連ねる意識高い感じのプロフィールも割と斜に構えて見ていたのだが、初めて見る人からすればあながち間違いではないやり方なのかもしれない。

また、プロフィールからの遷移は分からなかったが、固定ツイートも利用した方が良さそうだ。ここには、ゲームのギルド募集でも販売している商品でもオススメ動画でも何らかの宣伝を書いておける。

ツイートにぶら下げる宣伝ツイートは効果あり

本ツイートをしてから数時間、普段見たことのないペースで拡散された時に考えたのは、「宣伝ツイートをぶら下げるか」だった。

今はバズったツイートに対して、そのツイートをしたユーザー(以下、ツイート主と呼ぶ)が何らかの宣伝をするといった使われ方を割とよく見かける。この使われ方は出始めた時には賛否はあったものの、今や「バズったら何かを宣伝しても良い」というのはある程度の共通認識として広まったと理解している。

リツイートが100~200くらいの所で、何らかの宣伝ツイートを付けることと何を宣伝するかを考えた。宣伝したい内容はいくつかあったのだが、今回のツイートが「アイドルやVTuberのファンに言及するもの」で、かつリアクションが「VTuberのファンやVTuber」から多かったため、直近で参加したVTuberの音楽プロジェクトについて宣伝させていただいた。

このツイートに対するインプレッションはこちら。

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バズったツイートの「詳細のクリック数」と宣伝ツイートの「インプレッション」がほぼ同じなのは、詳細をクリックした時点でリプライも同時に表示されるからだろう。
普段の宣伝ツイートでは、これだけのリツイートやいいねといった好意的なアクションをもらえることはなかったため、ある程度の効果が見込めるのは間違いないと言って良い。

リプライや引用リツイートに対して律儀に全リプすると意外に返事が来る

数百リツイートくらいから、引用リツイートやリプライが飛んでくるようになってきたのだが、私は律儀にも全てリプライを返すことで対応した。途中から返す内容が思い付いたらくらいに切り替えたが。

しかし、こんな面倒をやったのは、「全く見識のない人とコミュニケーションが取れるか試してみたかった」が半分、「テレビに対して独り言を言ってた気分の人に返事をして驚かせたかった」が半分の実験をやってみたかったからである。
結果として全リプのうち半分はさらにリプライがあり、血の通ったやり取りが成立した。皆優しく、ハンドルネームでやりとりしていた昔のインターネット掲示板を思い出す、少しグッと来た瞬間だった。

これが賛否ある話題が絡んでくると、お互いにイラつくだけのレスバトルになりかねないため、リプライはしない方が良い……というかそもそも荒れそうな内容に乗らないというのが大事。

あと意外に思ったのが、リプライの内容についてもいいねが付く点である。これについては理由を考えていたのだが、リプライする側もいいねを付ける側もYouTubeにあるコメント欄のように捉えているのではないか、という仮説に至った。どうやら、もっとバズると、リプライで勝手に大喜利が始まると聞いたことがあるので、あながち間違ってもいない推測だと思う。

もしかしたらの可能性

今回のツイートは1週間ほど経過して動きはほぼ止まり、確認した現在では5,555リツイート、13,909いいねという結果になった。

ここからはもしかしたらの話になるが、内容が取り扱いやすいようなものであれば、ニュースサイトが運営しているアカウントからツイートを引用して記事にしたい、といった連絡が来る可能性もあったのかもしれない。
Twitterの規約上、ツイートはどこで引用されても問題はないのだが、2ch(現5ch)まとめブログに始まる「ネットにあるものを勝手に引用して、それを餌にマネタイズするのはいかがなものか」という流れから、「一声かけて引用」というのが基本になっているようである。そういったメディアから声がかかって、そこからお金が生み出せるかは正直分からない。

一方で、連絡が来た時に「他に記事にしてほしいことがあるから、それを受けてもらえれば詳細も教える」と営業をかけているのは見たことがある。
更に言えば、何の気なしにしたツイートやアップした写真、動画が思いの外バズり、そのツイートからウケる要素や再現性を掴んで名を上げていくのも不可能ではない。

バズったツイートをどのように使うかはその人次第だろう。

まとめ

と最後は脱線もしたが、いつかバズった時のために、「自分が何者なのかプロフィールは書いておく」「もし宣伝するのであれば、内容はツイートに関連する事柄に紐付いたものにする」の2つを準備しておけば、もしもの時にも比較的慌てずにバズったツイートを活かすことができそうだ。

とは言え、夢や野望でもない限り、バズり狙いでTwitterをするのは健やかな使い方ではないような気もするので、好きなことについて楽しく話すようにするのが一番かなと思いました。拡散される様子を張り付いて見てるのもあまり健康的とは言えなかったし。

それでは皆様、良いTwitterライフを。

効果効能として、欲しい機材を買ってはしゃぐ私か好きな服を着てはしゃぐ私が見られます。買ったものは記事にします。よろしくお願いします。