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BBSとテキストサイトが全てだった

こんばんは、須藤ストラです。

「はじめてのおつかい」と言ったら「はじめておつかいをする話」だし、「はじめてのチュウ」と言ったら「はじめてチュウをした歌」なので、「はじめてのインターネット」と言ったら「はじめてインターネットをした話」だろうがッ…!

ということではじめてインターネットをした話です。
何故、冒頭で少しキレているのかという理由は一番最後に。

ダイヤルアップとコミコミプラン

小学校高学年の須藤少年は1日を終える前の夜、ひたすらパソコンに張り付き、インターネット掲示板やメールのやり取りにハマっていました。
当時は電話線を使ったダイヤルアップ接続をしていたことから、画像表示ですら長い時間と膨大な通信量を費やすため、文字でのやり取りがほとんどでした。

ちなみに、インターネット掲示板というのは、特定の話題に対して話したい人たちが集まるサービスのことです。
当時は2ch(現在の5ch)が流行っていましたが、僕はほとんど見ておらず、遊戯王OCGのファンサイトで開設されていたインターネット掲示板を利用していました。

と言っても、対戦や当時噂になっていたレアカードをパックから確実に引くサーチ法の掲示板ではなく、戦略を組むための知識も金もない小学生は雑談メインの掲示板で他愛もない話をするのがほとんどでした。
実際、溜まっている人達も上は中学生くらいで、高校生や大学生はまれだった気がします。

そんなインターネットにはまった結果、月の時間制限を大幅に超え、親には叱られた挙げ句お小遣いまでしょっぴかれたのを今でも覚えています。
当時はコミコミプランと言う、スマートフォンのインターネット通信みたいな料金プランで月10時間までは~~円、と決まっていました。
常時接続が出来るようになったのはADSLが開通してからで、それからは家ではPCデスクの前に居座るのが常になりました。

面白い文章を書けるやつがエラい

また、インターネット掲示板と同時期にはテキストサイトという個人サイトも流行っていました。
よく見ていたのは独身男性の悲哀と若干の下ネタを織り交ぜた「ろじっくぱらだいす」と画像ネタとシュールな笑いを誘う文章の「僕の見た秩序。」をよく見ていました。

テキストサイトとは、自分の日常や見つけたものを面白おかしく文章で書き綴るというウェブサイトのことです。
現在、ある程度の長い文章を見かけるのはブログかウェブメディアか、といった所ですが、ダイヤルアップ接続が主流だった頃はそんなものもなく個人で開設したウェブサイトがそれぞれでその面白さを競っていました。

この頃は「Yahoo! ジオシティーズ」に無料でウェブサイトを開設して、遊戯王のファンサイトやブラウザゲームで知り合った人達へ向けてテキストサイト紛いなこともやっていました。
どのサイトも閉鎖してしまいましたが、万が一どこかで当時のデータが見つかろうものなら確実に黒歴史として掘り起こされるでしょう。

今でこそ、Twitterではウケるネタや大喜利、Instagramではバエる写真、TikTokではキラキラした動画なんかが流行っていて、それぞれ素晴らしいものだとは思いながらも、僕は今でも「面白い文章を書けるやつが一番エラい」と思っています。
つまり、noteで面白い文章を書けるやつが一番エラいと言っても過言ではありません。

昔と今のインターネット

今ではインターネットは意識することなく誰もが使え、身の回りにあるものになりました。言うまでもなく僕もその恩恵に預かっています。

ですが、インターネットをはじめた当時の環境、人、文化は今とは違いますし、それらを体験していなかったら今の僕は確実になかったと思います。
見知りもしない人たちと共通の話題で盛り上がり、コミュニケーションが取れる。
これも今では当たり前に行われていることですが、この刺激が忘れられず今もインターネットをしているのかもしれません。

というようにインターネットには思い入れが強い僕ですので、#はじめてのインターネット でネットビジネスの云々を語っているアカウントとは激しい解釈違いを起こしています。
全員にその顔へ平手打ちを入れてやりたいです。久しぶりに…キレちまったよ…。

以上です。

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