見出し画像

鱈(たら)のおいしい食べ方

こんにちは。クックパッドで「たべドリ」というアプリをつくっている、すどうといいます。

さて今回は、鱈(たら)についての記事です。

鱈といえば、とりあえず鍋!というイメージがありますが、実はいろんな食べ方がたのしめる、万能食材だったりします。

そんな鱈のポテンシャルを感じられるおいしい食べ方をいくつかピックアップしてみましたので、ぜひチャレンジしてみてください。

鱈ってどんな食材?

まず基本として覚えておきたいのが、以下です。

  • 】1年中売ってるけど、旬は1〜2月(冬)

  • 特徴】白くて身が柔らかく、あっさりしている

  • 種類】「生たら」と、生たらを塩漬けにした「塩たら」がある

  • 選び方】真っ白より、ちょっとピンクっぽい半透明のやつが新鮮

生たらと塩たらの使い分けは、

  • 調味料で味付けするときは塩気の付いていない「生たら」

  • 水炊きの鍋に入れるときや、揚げものにするときは「塩たら」

と覚えておくと良いです。

鱈のおいしいたべかた

【煮る】 鱈ちり

たらは旨みが多くあっさりしているので、素材の味をそのまま愉しめるシンプルな水炊きの鍋「鱈ちり」が定番です。

旨味をたっぷり吸った豆腐と一緒にポン酢で。

【焼く】 ムニエル

鍋以外のレパートリーとして絶対に覚えておきたいのは、ムニエルです。
カリッと焼いた感じと鱈のやわらかい身のコントラストがたまらない!

アレンジの幅が広いのもムニエルの魅力

【炒める】 黒酢炒め

あっさりした鱈は、お酢との相性が良いです。
炒めものにするときも、甘くさっぱりした黒酢炒めがオススメ。

油を吸った柔らかいなすとの相性もバッチリ

【揚げる】 からあげ

鱈は、からあげ、天ぷらなどの揚げ物にも向いています。
やはりお酢との相性が良いので、甘酢あんをつくってあんかけにするのがオススメ。

素揚げした野菜と一緒に!

【あえる】 ポン酢あえ

意外なところでは、サラダっぽい食べ方もアリです。
蒸した鱈の身をほぐして葉もの野菜と一緒にタレやドレッシングであえます。

生の春菊とあえて!

おいしさアップのポイント

鱈は鮮度が落ちるのが早く、独特の匂いがすることがあります。

調理する前に、

  • 塩を振って、出てきた水分を拭き取る

  • さっと湯通しするか、酒をふってレンチンする

  • 味付けにお酢や生姜などの香味野菜を使う

これらの一手間&工夫でグッとおいしくなります。

魚全般に使える下ごしらえなので、覚えましょう!

やってみよう!

【煮る】 旨味食材を使ってシンプルな鱈ちりをつくってみよう

昆布の出汁に鱈と野菜、豆腐を入れて煮ます。

調理のポイント

  • 鱈の旨味に昆布や長ネギの旨味が合わさることで旨味が倍増します。

  • 鱈は出汁が沸騰してから鍋に入れます。身が固まって、臭みが流出するのを防げます。

  • 出汁に酒を加えておくと、鱈の臭みをおさえられます

味付け

  • 出汁は素材の昆布からとっても、出汁パックを使ってもOK。

  • しょうゆにレモンやゆずなどの果汁を絞って、オリジナルのポン酢をつくってみましょう。いろんな配合を試してみて。

アレンジ
シメは雑炊で!

🐟 🐟 🐟 🐟 🐟 🐟

【焼く】 皮目をしっかり焼いてカリッとしたムニエルをつくってみよう

下味をつけて粉をまぶしたらフライパンで焼くだけ!

調理のポイント
焼く時に皮目をしっかり焼くと、生臭さや余分な脂が落ちてカリッとした仕上がりになります

味付け
塩こしょうで下味をつけて、最後にバターを絡めるのが定番

アレンジ

  • しょうがやにんにくで風味をつけたり、カレー粉でカレームニエルに。

  • クリーム系のソースをかけても!

バターと薄力粉を炒めて、牛乳とチーズを加える。焦がさないように。

🐟 🐟 🐟 🐟 🐟 🐟

【炒める】 ポン酢をつかってさっぱりした鱈の炒め物をつくってみよう

薄力粉を振った鱈を軽く焼いてから、野菜と合わせて味付け。

調理のポイント

  • 薄力粉をまぶすことで、焼いた時にうまみが流出するのを防げます。味付けの調味料が絡みやすくなる効果も。

  • 鱈を炒めた後、いったん取り出してから野菜を炒めると、野菜に火が通り過ぎて水っぽくなるのを防げます。

味付け
バターと市販のポン酢で、さっぱりバタぽん味に。アクセントにこしょうをふっても。

アレンジ

  • 黒酢、砂糖、しょうゆ、鶏ガラ、豆板醤をあわせた中華風の黒酢ダレで。ごま油で炒めると風味アップ。

  • ケチャップ、マヨネーズ、牛乳、おろしにんにくを合わせたオーロラソースで炒めれば、パンチのある洋風の仕上がりに。

鱈は淡白なので、和洋中どんな味付けにも合います。

🐟 🐟 🐟 🐟 🐟 🐟

【揚げる】 カリッとジューシーな鱈の甘酢あんかけをつくってみよう

片栗粉をまぶした鱈と野菜を油で揚げて、甘酢あんをかける。

調理のポイント

  • 揚げ油に落とした鱈は衣が剥がれやすいので、固まるまで触らないこと!

  • お酢はひと煮たちさせることで、とがった酸味がまろやかに

  • 片栗粉を加えたら、かき混ぜながら加熱するとしっかりとろみがつきます

味付け
お酢、しょうゆ、砂糖がベース。鶏ガラスープの素を加えて中華風にしても。

アレンジ
玉ねぎ、パプリカ、ピーマン、ナスなど、好きな野菜を素揚げして合わせみて!

🐟 🐟 🐟 🐟 🐟 🐟

【あえる】 蒸した鱈をほぐしてサラダをつくってみよう

レンチンした鱈をほぐして好きな野菜とあえる。

調理のポイント

  • ラップをしてレンチンする場合は、酒やみりんを軽くふると臭みがやわらぎます

  • 鱈の身はやわらかく崩れやすいので、あえるときはやさしく!

味付け

  • お酢を使うと鱈の臭みがやわらぎます

  • お好みの市販のドレッシングでさっとあえても!

🐟 🐟 🐟 🐟 🐟 🐟


というわけで、鱈のおいしい食べ方の紹介でした!

売ってるのは見かけるけど、全力でスルーしてたという方は是非この機会に試してみてください!

それではまた〜👋


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?