なぜ本を書いた事がない起業家が2冊も本を書いたのか?
みなさま、こんにちは。
須藤憲司と申します。周りの皆さんからはスドケンと呼ばれています。
Kaizen Platformという DXを支援したり、UXを改善したりするスタートアップの経営者をしております。
実は今日と明日でそれぞれ2冊の本が発売されます。
今日は、なんで起業家が本を2冊も書いたのか?と言うお話です。
突然ですが今日でちょうど創業から7年経ちました🎉
本日3/18が実は、Kaizen Platformをアメリカでの登記が完了した日なんです。
今は建て直し中、取り壊し前の住友新橋ビル
起業当初の事を綴っているBlogを発見しました。
ここに、現在と全く変わらない創業時の仮説が書かれています。
僕は、スタートアップやインターネットカンパニーが直面するリソース不足という問題に対して、クラウドソーシングという方法で課題解決に向かいたいと考えています。振り返ってみれば、WEBサービスにおいて、ユーザーにとってよりよいものにしていくことにゴールなどないのだと思います。
なぜ内部のリソースだけで、そのゴールに向かわないといけないのでしょうか?常に継続的改善していく努力がWEBサービスには求められています。誰もがこのことは気づいていますし、知っています。ただ、この改善のコストがあまりにも高いために見て見ない振りをしてしまっていることがあまりにも沢山あると思います。
キャンペーンのページつくりっぱなしで見直してない。会員登録の誘導導線に問題があると思うが今は放置している。やった方がいいのは、わかっているけど手が付けられない。それが、我々の直面する現実ではないでしょうか?
僕も、リクルートでいくつかのWEBサービスを担当しているときに多くの棚上げ案件がありました。もちろんWEBサービスの改善活動自体は、かなり幅が広く、やらなければいけないことが沢山あります。影響度の大きいところから手を付けても、
課題を発見し、
仮説をたてて、
デザイナーに問題のある箇所の修正指示をだし、
デザインディレクションを行い、
Htmlのチェックを行い、
エンジニアに組み込んでもらって、
A/Bテストのツールを設定して、
改善のためのテストを開始する
大きな手間とコストがかかってしまいます。
もちろんコストはお金だけではなく、既存の改善と新機能の追加であれば新機能を優先してしまう、ずっと同じ導線の改善をしていては退屈である、という心理的なコストというのも当然見えないコストとして大きくのしかかってきます。
このWEBサービスの改善活動そのものを、内部のリソースだけではなく外部の知恵を借りながら、よりクリエイティブで、よりコラボレーティブなものに変えていけるサービスをつくり、改善活動そのもののコストを下げることが出来れば、きっとインターネットビジネスそのものの成長を加速させることができる。産業に必ず貢献できるはずだと思いました。
まさか、最初はA/BテストというUIの改善から始めて、少しずつUX全体の改善に携われるようになって、今ではDXの支援という企業の戦略の根幹を左右する所まで事業が深く広くなっていくとは思いもしませんでしたが、スタートアップと言うのはそう言うものなんだと思います。
別のスタートアップ企業の会議室の一室を借りて始めました
思えば遠くにきたもんだと感傷に浸る間も無く、怒涛のように今日も続いていきます。
そんな記念すべき日に初の著書が発売されます
創業記念日でもある本日3/18に幻冬舎のNewsPicks Bookから『ハック思考』が発売されます。
ちなみにたまたまです。本当の偶然です。
多分、箕輪さんも知りません。でも、何か縁を感じますね。
ちなみに20秒でわかる『ハック思考』の動画はこちら
そして、明日3/19に日経新聞出版社より『90日で成果をだすDX入門』が
2日続けて発売されます。
これもたまたまです。2日続けてなんて凄い!って言われますけど、本当の偶然です。僕は決まるの待ってる感じでしたから。
ちなみに本の執筆は初めてです。本を出版するってとても大変です。しかも、経営者をしながら2冊本を書くというのは、もう正気の沙汰ではありません。
なんで2冊の本を書いたのか?
それは、このままでは日本はタイミングを逃してしまうと言う強い危機感があったからです。
日本は今デジタルで社会を変えていく絶好のタイミングに差し掛かっています。特に東京オリンピックが開催される(予定)2020から大阪万博が開催される予定の2025年までの5年間がとても重要だと考えています。
例えて言うならば、この5年間は日本にとっての幕末と同じくらい重要な変革期だと考えられます。
ちょうどその幕末の時代に重要な役割を果たしたのが福沢諭吉が書いた「学問のすゝめ」と「西洋事情」でした。
デジタル時代の「学問のすゝめ」「西洋事情」を書きたかった
非常に不確実性が高い事業環境がある日突然やってくる。
我々は、今そういう時代を生きている事を改めて今回の新型コロナウィルスにまつわる騒動で痛感しています。
このように行き先が不透明な状況が続く中、いかにデジタルテクノロジーの力を活用して事業の競争力を高めるか?は決して対岸の火事ではなくなりました。
むしろ世界中で、すぐに取り組む必要のあるテーマとなってしまいました。
『ハック思考』はこれからを変えていく個人に向けて、その翌日発売される2冊目の著書『DX入門』はこれからを変えていく企業人の皆さまに向けて、困難な時代を切り拓いていくための一助となれるよう書きました。
この2冊の本は対となる存在です。
「ハック思考」をデジタル時代の「学問のすゝめ」として、
「DX入門」をデジタル時代の「西洋事情」として、
読んでもらえると嬉しいなと思っています。
デジタルで現状を打破しよう
今まわりを見渡すと、新型コロナウィルスの影響で全てが自粛モードです。
こんな時にどうするといいんですかね?
僕は、まさに今こそハック思考でDXすべきだと思っています。
普通にやってても難しい時代ですから、知恵とデジタルで皆さんと一緒に現状を打破していきたいと思います。
本日より8年目に突入するKaizen Platformと本日より発売します『ハック思考』をよろしくお願い申し上げます。🙇♂️
ーーーーーーーーー宣伝ーーーーーーーーー
3/19の18時から『DX入門』の発売に合わせて、デジタルが変えた消費者とGAFAなどのプラットフォーマーの動向について、米国のマーケティングのフロントランナーである大柴ひさみさんと私で、オンラインセミナーを実施いたします。
普段は聞けない大柴さんの鋭いインサイトをお届けしたいと思いますので、奮ってご参加ください。
ちなみに、事前にプレゼンテーションを拝見した所、私自身あまりの面白さに衝撃を受けました。本音でオススメです。
※本イベントはzoom使用のオンラインイベントとなります。
◎開催概要
・日程:2020年3月19日(木)
・時間:18:00~20:00
・費用:無料
もしよろしければ是非どうぞ!
また、6月より法人向けのDX人材養成講座も実施します。
こちらもよろしければ、興味あればエントリーください。
今回のようなプレイベントにご招待いたします。
それではまた!
頂いたサポートは、災害地域やいくつかの支援を必要としてる社会的なプロジェクトに寄付させて頂いております。