事業開発に必要な能力と大企業の新規事業vsスタートアップの違いについての考察
今週、古巣であるリクルートMTL主催のすごい勉強会というイベントに登壇し、「リクルート出身の起業家に聞く!事業開発に必要なスキルとは」というタイトルでパネルディスカッションを行なって来ました。
おかげさまで盛況でした
僕自身は、事業開発組織に7年間いました。
そのうちの後半4年間は新規事業のマネジメントとして仕事をして来ました。
またその後の4年間はスタートアップの経営者として仕事をしています。
3年+4年+4年の合計11年間も事業開発をして来ているわけなんですが、そこで、話された内容は、僕にとってもとても示唆深く、これまで自分が直面して来た壁や悩みを包括的に説明する言葉がたくさんありました。
とても良い機会だったので、そこで話された話をベースに少し自分の言葉でまとめてみたいと思います。
事業開発に必要なスキルとは何か?
良い問題設定とは何か?
大企業の中での事業開発と起業の違いは何か?
事業開発における本当の失敗とはどういう状況を意味するのか?
そこから考える事業開発におけるリーダーシップとは何か?
という大きな5つの論点について、濃厚な議論ができました。
新規事業やスタートアップに携わる人にとって参考になるのではないでしょうか?
事業開発に必要なスキルは何か?
この問いは古くて新しいもので、かなり議論されて来たある意味使い古された議論かもしれません。
色々考えていけばキリがないんですが、最終的にはこの3つに集約されるんじゃないか?という考えに行き着きました。
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