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何かを始める時の行動原則

何かしようと思った時に人は時折悩んでしまうことがあったり、誤った選択をしてしまうことがあります。

では、目の前にある壁というのはいつも難解なものなのでしょうか。

答えは「No」です。

少なくともビジネスの多くではそういうことはありません。まったく未知の新規事業というならまだしも、既に存在している事業であればどのようなタスクであっても、大抵の場合その限りではありません。

たとえば、どんなタスクであっても判断・決断する場合であれば以下のようになります。

同じことは計画に対しても言えます。

もちろんこれは一例です。

ルールをつくるにせよ、計画をつくるにせよ、当然さまざまな知識が求められますから必ずしもその決断の先まで簡単となるわけではありません。ですが次の一手としてすべきことは明白になります。それだけで悩んで手が止まるということはないはずです。

では、そうして判断・決断をおこなったり、計画したとしましょう。そしてその先で何かしら失敗したとします。

人は大なり小なり失敗するものです。組織や集団の中で一人ひとり見ていけば大きな失敗か小さいな失敗かはともかく必ず起こしているものです。

失敗した際には、その失敗から大きな被害が発生しないよう是正(対処)する必要がありますがそれだけでは不足です。当然、事業としては再発しないように手を打つ必要があります。その際には

このように優先度を考えるといいでしょう。

もちろん詳細はもっと複雑なのかもしれませんが、基本的な行動原則…テーラリングする元となるベースラインをこうしてあらかじめアルゴリズム化してしまうのです。

これは数学で言えば「公式」「定理」のようなものです。

あらかじめ基礎として思考するロジックを定式化しておけば、いざという時に悩まなくて済みます。これだけでも何かを始める際には思考のスタートダッシュが可能になるわけです。

あとは状況に応じて『応用』するだけです。公式や定理を用いて実際の問題を解く際、そのまま公式だけあれば解決する…というものではありませんよね。あくまでそれらを応用して問題を解いていったはずです。この点はビジネスにおいてもまったく同じことが言えます。

一からすべてを考え始め、混乱し、焦燥した多くの人は、誰かに助けを求めるか、ググってそれらしいものがあればそのまま引用して楽をしてしまおうと思考停止することもあるでしょう。

そうなれば当然失敗する確率が上がります。

失敗を誘発すれば、さらに悪条件下でさらに苦しい判断や決断を迫られることになりかねません。負の堂々巡りです。

そうならないためにも、日頃から判断/決断/行動の定式化を行い、自らの行動原則として叩き込んでおくのです。そうするだけで、人並み以上にはスムーズなかたちで思考を前に進めることが可能となるでしょう。

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