見出し画像

win-win

win-winって砕けて言うならこういうことだと考えています。

「私は私にとって損にならない範囲で
 あなたにとって最良な選択をするが
 あなたにとって最良であるために
 私自身に損を生じさせるつもりはない。

 あなたも誰かのために身を犠牲にする必要はない。
 あなたにとって損にならない範囲で
 関わる人にとって最良な選択をしなさい。
 当然、私に対してもだ。

 あなたにとって最良であるために私が損をするなら
 それは私があなたから離れる理由には不十分だ。
 まず、私をいかに損させないおつもりか。」

 企業-企業
 企業-個人
 上司-部下

どんな関係でもそうですけど、ステークホルダー(利害関係者)と呼べる間柄であればみんなが同じ発想であればいいのに…と考えて止みません。

大事なポイントは、相手だけでなく「自分」も大事にする点です。
そのことを相手にも求め、同じように「相手」も大事にする。

これをお互いにやるから、お互いにwinとなる。

一方的に思ってるだけではダメです。

片思いのような状態では、もう一方はあなたを食い物としか見ていないかもしれません。「それでも(食い物にされてでも)やるべきだ」という人がいたら、それは人の不幸を強要しているのと変わりません。そういう相手からは距離を置いた方がいいでしょう。相手にwinを提供しても、自分はどんどんloseするだけです。


私自身、そういった当たり前の関係性を構築しようとしてこなかった人、企業とは距離を置くようにしています。企業相手であれば、正しく見極めるために1年以上観察に充てています(これまで在職していた企業では2年以上我慢して観察してきましたけど)が、それ以上甘い汁を吸わせ続けるわけにはいきません。

まずはgiveから始めます。
そして相手の反応をうかがいます。

そこで相手が次なるtakeを求めてくるようなら相手の評価を下げます。別に見返りを求めてgiveをするわけではありませんが、ここから相手の他人に対する姿勢に難があると読み取れるからです。

「giveしてくれない!」ということに腹を立てるのではなく、「takeばかりで他人から搾取しようとする存在だ」という認識に危機感を覚えるということです。

だから厳密にはgiveしてくれるかどうかを見るのではなく、giveしようと努力する姿勢があるかどうかを見ているわけです。結果的に私に対してgiveをお返しできるものが無かったとしても、こちらからgiveする時には見返りなんて最初から求める気が無いので気にもなりません。元々そのつもりでgiveしているわけですから。でも、giveし返そうという姿勢さえとらないようであれば問題です。周囲からgiveされること、takeし続けることを当然と思い違いしている人かもしれないからです。

これはwin-winの精神を持っているかどうかにも大きく関係してきます。


私にとっては

 「トラブルを(起きてから解決するのではなく)起こさせない」
 「現場の人員を(食い物にするのではなく)疲弊させない」
 「業務をスマートに成功させる」

ために何が必要か、どんな環境を整えるべきか、どのように支援してあげるべきか、必要な情報の整理は何か、どのように育成するべきか、etc.…を真剣に考え、取組み、適用し、

 「必要十分」+「最低限」

の人的、金銭的、時間的リソースで、最大の効果(顧客満足、売上、利益)が得られるようにしたいだけなのですが、同じ目線で考えようとする人も今までは現れませんでしたし、丸投げしようとする人しかいませんでした。「一緒にやろう」という人もいませんでしたし、「やるから支援してくれ」という人もいませんでした。管理職クラスにもなると、自分にとって都合のいいように相手をコントロールしようとする人たちばかりでした。

win-winにしようという発想を持つ人がいなかったんだと思います。
自分自身だけがwinであれば良い…という考え方だったのでしょう。

結果、私はこれまでそうした企業や人から離れてきましたが、そうして私が離れたことで現在困っている人や企業も実際にあるようです。すべてを他人に押し付け、自らは何も努力してこなかったツケが回ってきているみたいですね。さらに、そうして問題を起きやすくさせ、その問題を現場に押し付けてしまったことで現場の離脱も徐々に増えてきているそうです。

このままでは事業として中長期的な展望を持つことすら難しいかもしれません。win-winを考えられない人は周囲を不幸にし、それによって周囲が離れてしまえば利用できる相手もいなくなり、最終的には自分自身すら不幸にしてしまう…その可能性にもっと目を向けた方がいいと思うのですが、なかなか難しいのが現状です。

 win-win

一人ひとりが真剣に向き合って、そして関係者間においてお互いそうあるように努めないと、少なくとも事業は長続きしないことはしっかりと自覚した方がいいでしょう。


いただいたサポートは、全額本noteへの執筆…記載活動、およびそのための情報収集活動に使わせていただきます。