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【問題解決管理】警告の通知

問題が他のシステムまたは関係者に大きな影響を及ぼす場合、戦略に従って警告を通知(周知)しましょう。

 「〇〇で問題が発見されました。
  対処に要する時間は〇〇日と思われますが、その間に影響が出る場合は
  スケジュール等の調整が必要になるかと思われます。
  次の機能または作業に影響が出ないか、
  関係者および担当者の方々は確認をお願いいたします。」

と言った感じでしょうか。

当たり前のことですが、「不良」そのものが悪いわけではありません。人間が作るモノである以上、必ずそうした「不良」「欠陥」あるいはそれらによってプロジェクト進行に支障が出るような「問題」が発生するのは仕方の無いことです。

でも、だからこそ、そうした問題が起きた時に、速やかに対応できるよう、細かい点にまで手順化しておく必要があるのです。


具体的には、(影響範囲の特定)または(緊急手順)によって、問題が他のシステムまたは他の関係者に大きな影響を及ぼすと判断された場合、次の手順に従い、関係者に周知する必要があると言うことです。

図1

関係者は原則として〔プロジェクト計画〕にて明らかになっているメンバーに絞られますが、具体的には次のようになるかと思います。

画像2


もしも、クリティカルパス(プロジェクトの終了日を決定する一連の作業の経路)に影響を与えるような場合、スケジュールの見直し程度では、期日に間に合わないような事態になるかも知れません。

その場合は、お客さまにも速やかにその旨を伝え、影響の有無を確認しなくてはなりません。最終的なプロダクトのカットオーバーがズレない限りは、たいていの場合は調整していただけることも多いかと思います。

しかしそれでも、ギリギリになってから伝えるのと、調整できるだけの余裕をもって伝えるのとでは、与える印象が大きく異なります。責任を追及される/されないにも関わってきますので、ここで伝えそびれるようなことがあれば、大きな責任問題に発展することも覚悟しなければなりません。

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