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機器やシステムの信頼性の評価式

システムや機器は故障しないに越したことはありません。

しかし、故障そのものの発生をなくすことには限界があります。基本的に

 いつかは故障します

そこで、本当に故障されて致命的な問題となってしまうようなシステムや機器については、あらかじめ「故障は発生するものだ」ということを前提にして、冗長な構成を作っておき、万が一故障した場合に備えることがあります。

先日のSHARPの事故を考えると、やはりこうした『信頼性』ってきちんと評価し、対策しておくべきだよなぁ…と思ったもので。

故障耐性を強化しなければ、事業が危うい

冗長な構成を用意して信頼性を確保する手法は、総称して「フォールトトレランス方式」と呼ばれます。この方式で有名な実装方法には、フェイルオーバーの中のデュアルシステムデュプレックスシステムがあります。

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この図の中で言えば「安全と稼働を優先し、引き継いで稼働」という手法に相当します。

まぁ、この辺の細かい名前は覚えても覚えなくてもどちらでもいいと思います。正直、名前覚える労力に費やしている暇があったら、具体的な対策方法の1つでも覚えたいところです。

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