ふるさと納税マニュアル!やらないと絶対に損!【初めてでもカンタン】

須田です!皆さんこんにちは~!週末はいかがお過ごしですか?須田は一緒に暮らしてる子猫ちゃんを日暮らしなでこなでこしていたら、気づいたら土曜日が終わってました~泣

さてさて、今回は主に研修医および医師の方向けにふるさと納税について解説していきたいと思います。ニュースやTwitterで一度は見たことがある言葉かと思いますが、特に今年の春に研修医になった皆さんは社会人1年目でもあり、ふるさと納税について詳しく知りたいと思っている方は多いのではないでしょうか?今回はふるさと納税完全初心者でもばっちり理解できるように、ふるさと納税がどんなものなのかという話から実際のやり方までサクッと解説していきます!それでは参りましょう!

①そもそも「ふるさと納税」って何なの?

ふるさと納税って結局のところ何なのか分からない、という方も多いかもしれません。ざっくり言うと、次の年に住民税を納める自治体を自分で選ぶことができる制度です。全国の地方自治体が「うちにお金をくださーい!」と言って寄付金を募るわけですが、声を大きくして叫んだだけでは寄付が集まらないのは目に見えていることでしょう。これを解決するために、各自治体は寄付金を送ってくれた人に対して「返礼品」を送ることが認められています。

つまり一言でまとめるならば、来年納める予定の住民税を今年のうちに前もって支払っておくことで返礼品がもらえる制度ということになります。自治体にもよりますが、返礼品はおおよそ納税した額の30%程度の価値のものがもらえます。例えば5万円納税すると15000円分の返礼品がもらえるというわけですね!

よく巷の資産形成法を指南する書籍などでは、ふるさと納税を行うことで「節税になる」と説明している場合がありますが、実際に支払う税金額が減るわけではないというのもポイントです。つまり節税ではなく、納めた金額の30%程度のリターンがもらえるので結果として節税に近い形になるというだけなのです。ですがどうせ税金を納めるなら、ただ納めるのではなくできる限りお得に納めたいですよね。ちなみに、もしもふるさと納税をしなかった場合どうなるのかというと…返礼品はもらえずにただ税金を自分の住んでいる自治体に収めるだけということになります。つまりやらないと他の人と比べて絶対に損する・やらない理由が存在しない制度というわけです。

②ふるさと納税ってどうやるの?

それでは実際にふるさと納税をやってみましょう!といっても実際の手順はめちゃくちゃ簡単です。須田は”ふるさとチョイス”や”ふるなび”というサイトを使っているのですが、基本的にAmazonや楽天市場などでショッピングをするのと同じようなノリでできてしまいます。今回はふるなびを開いてふるさと納税にチャレンジしてみましょう!

まず最初にひとつ覚えておいてほしいことがあるのですが、ふるさと納税で納めることのできる金額には上限があります。その金額は個々人の年収によって決まるのですが、具体的にいくら寄付できるかを調べるためにシュミレーターを使用します。ふるなびのトップページに「控除額上限シュミレーション」というボタンがあるので、クリックして空欄にご自分の1年間の給与収入を入力してみてください。

控除額シュミレーター

画像では給与収入400万円として入力してみましたが、寄付上限の目安は42100円となりました。つまり42100円程度までの商品をサイトから購入することになります。ちなみに年収200万円なら15300円、年収600万円なら77300円までの寄付が来年の住民税の控除対象となるようです。ぜひご自身の1年間の収入を計算して、寄付上限額の目安を計算してみましょう!

ひとつ追記しておくと、ふるさと納税を利用するには寄付金と別に2000円の負担金が必要です。これは所得によらず全員一律で2000円です。ですが1万円寄付すれば3割のおよそ3000円の返礼品が受け取れるので、これでもう元が取れてしまいますね!ちょんと頭の片隅に入れておいてください。

購入する金額が決定したところで、次は実際に商品を購入していきます。ふるなびのサイトの左上のタブ「ランキングでさがす」から返礼品として選ばれている商品の月間の総合人気ランキングを見ることができます

返礼品総合ランキング

画像は2020年4月26日現在のものです。1万円の寄付でもらえる返礼品として例えばサーモン1kg、あまおう1120g、いくら500g、他にもお米10kg、和牛、国産うなぎ、ほたて1kg、佐藤錦(さくらんぼ)などがありました!ほしい商品を選んで、実際に通販と同じ要領で名前や住所等を入力して購入していくことになります。須田は恥ずかしながらあまり自炊をしなくなってしまったので、数週間放置しても大丈夫なお米や缶ビールなどを好んで注文しています!昨年までは寄付額の40%分のアマゾンギフトがもらえるなんていうすさまじい自治体もあったのですが…。izmsn市、復活しないかなあ(小声)
ちなみに現在、中には液晶テレビなどの大型家電やプレステ4のゲームソフトなどを返礼品として設定している自治体もありますね…メルカr…おっとここまでにしておきましょうか笑

選べる物が多すぎてちょっとどれを選んだらいいか分からない……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はふるなびには「ふるなびカタログ」というカタログギフトのような形式のものがあります。とりあえず返礼品をポイントに変換しておいて、来年以降あとで商品を決めることができます。ちなみにこれ、ポイントの期限は無期限です

ここで好きな返礼品を選んで購入するだけで、ふるさと納税の全体の手順の8割が終了と言っても過言ではありません。とっても簡単ですね!購入の締め切りは毎年12月31日となっていますので、それまでに実際に商品を選んで購入してみましょう!ひとつだけ注意点があるのですが、必要事項を記入する中で「ワンストップ特例制度」というものを利用するかどうかについて聞かれるかと思います(後述)。ここは必ず利用するにチェックがついていることを確認してください。あとはご自宅に返礼品が届くのを首を長くして、キリンさんになって待つだけです。松の木。

③返礼品が届いたあとはどうするの?確定申告は?

ここからは返礼品が届いた後の話になります。実はふるさと納税に関しては、先ほども登場したワンストップ特例制度を利用することでサラリーマンや勤務医は確定申告が原則不要になります。ワンストップ特例制度とは、1月~12月の1年間でふるさと納税の寄付先が5自治体以内であれば確定申告をしなくてもよいという制度です。ふるさと納税以外の確定申告が不要な給与所得者(会社員など)であることが条件です。研修医を含め多くの医師はこの制度を利用することができますね。

ワンストップ特例制度を利用するには専用の申請用紙が必要なのですが、これは寄付したサイトからダウンロードすることができます。必要事項を記入するほかに、免許証等の本人確認書類のコピーを添付する必要があるので準備しましょう。申請用紙は封筒に入れて切手を貼って、ご自身が寄付した各自治へ送付する形になります。申請期限はふるさと納税を行った翌年の1月10日必着です。これを忘れるとせっかく前払いした住民税の分が翌年の住民税から控除されず、住民税を二重で支払うことになってしまいますので注意してください。


まとめ

いかがでしたでしょうか!思ったよりもシンプルで簡単だったのではないかと思います。もう一度手順を簡単におさらいすると、

1.自分の年収を計算してシュミレーターに入力、自分がふるさと納税を利用できる金額を知る。
2.ふるなびなどの専用サイトから欲しい返礼品を選択し購入する(ワンストップ特例制度の利用を必ず申し込むこと)。
3.返礼品が届く。
4.ワンストップ特例制度の申請用紙をダウンロードし記入、自分の寄付した各自治体へ郵送する。

以上となります。どうせ住民税を払うなら得したいですよね!利用したことのないみなさんも診療業務の空き時間にお手持ちのスマートフォンでどんな返礼品が欲しいかをチェックして、今年からふるさと納税にチャレンジしてみましょう!返礼品を迷う時間も楽しいと思いますよ~
今回の記事は以上となります。最後まで読んでくださりありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?