多様性理解を進める傑出のコンテンツ
「ぼくとパパ、約束の週末」を映画鑑賞した感想文(ネタバレ有)
鑑賞した映画全てをアウトプットしたい気持ちがあるが、自分の心的にできる時とできない時がある。ただ、自分の感じた気持ちをまとめたいと感じた映画は私の心を動かした良作の映画だと思う。
何故、この映画が良作だと感じたかかは3点理由がある。
1点目、知らなかった感覚の疑似体験
2点目、義務教育のカリキュラムに障がい理解が進む映画鑑賞の導入
3点目、自分説明書の仕事への導入
知らなかった感覚の疑似体験
仕事で障がいのある方と毎日接し、極力相手の立場に立って考えるようにしているが、自ら体験していないため、理解の面で越えられない壁がある。理解を深められる方法があるとすれば、動画や文章等のコンテンツと考える。
今回、自閉所の方が感じる「感覚過敏による不快感」や「頭の中は戦争」を疑似体験でき、他者理解の1パターンが増え、支援の幅が広がると感じた。
義務教育のカリキュラムに障がい理解が進む映画鑑賞の導入
障がい者施設を利用する方、支援員が自分の長所と短所、配慮事項をあらかじめ情報共有し合うことで、職場の雰囲気が更に良くなるのではと感じた。
そう感じた点は、劇中の終盤で自閉症の方が自分の長所と短所を説明するから、今後は知らなかったという理由でからかわないでねと教室で同級生に発表した場面だ。
これまで自分が音や触れられることに対してどのように感じているかを伝えたことはなかった。そのため、自閉症の方の気持ちを理解できなかったのだ。
私にとって重要だと感じた事は、知らなかったから差別が生じてしまっている部分がある。なら社会全体が理解できる状態を目指して、義務教育として取り入れることが有効と感じた。
今作の様な障がい理解が進む映画を数本鑑賞し、認識の誤差や今後のアクションを生徒にアウトプットしてもらう機会を作る事で、悪意のない差別は減らせると感じた。
自分説明書の仕事への導入
障がい者の中でも自分の障がいと異なる方がどのように感じているかは分からない部分があり、時折、相互理解が少なく、トラブルが発生する。
上記のトラブルを減少するためにも、職場における自己プレゼンが有効と感じた。
職場で導入する際、以下の3パターンがある。
①自分の長所と短所、配慮事項を書けない
②自分の長所と短所、配慮事項を書けるが、不十分もしくは主観と客観で齟齬がある
③自分の長所と短所、配慮事項を書ける
それぞれ支援していく中で長所や短所、配慮事項を認識でき、納得できる状態を理想だ。
ただ、上記の支援は、就職を具体的に目指していく就労移行支援レベルだと認識していたが、最低賃金以下の工賃がもらえる就労継続支援B型レベルでも必要だと認識が変化した。
実際に12月までに事業所で実践してみよう。