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2021年、起業家を対象とした、オンラインサロンを立ち上げます。

宇宙一外食産業が好きな須田です。


さて、前回の記事で今年行うことに、起業塾をご紹介しましたが、もう一つ行う大きなことがあります。

それは、オンラインサロンを立ち上げます。

このオンラインサロンは、起業までの具体的な準備段階に行かなくとも、いつかは起業を考えている、いずれは飲食店を立ち上げたいと考えている方向けに立ちあげます。

毎年、多くの方が飲食業で起業しますが、その多くの方々は前職が飲食業で働いており、その経験の延長線上に起業を置いています。

過去、この方法が最も効果的で効率が良いとされてきたように思います。
修業をして技術を身に着け、身体で覚えることを沢山行い、ある“業種のプロ”になります。

ラーメン屋さん、お寿司さん、居酒屋さんなど、色々な業種で働きながら“飲食店とは”という部分を学んでこられます。

でも、こうやって学んできた内容のほとんどは、店舗のオペレーションに関してのことです。

店舗の運営に必要な作業がほとんどです。


飲食店としての、運営方法は習えますが、
飲食業を行う、経営手法は学べません。


私がお伝えしたいのは、店舗経営です。

当たり前のことですが、
起業とは、経営者になることです。
でも、経営者の勉強は、運営だけでは学べません。

食材を仕入れて加工する、メニューを作って売価を決めて販売する。
人を集めて雇用して働いてもらう。
不動産を借りて店舗を作る、そのために金融機関から大きな融資を受ける。


ザックリとしていますが、これらが起業に必要なことです。


この中の、食材を仕入れて加工しメニューを作るまでは、店舗運営に関することです。


メニューを決める、スタッフを雇用する、不動産契約を締結する、設計と工事を発注する、そのための資金調達をする、これらは全て経営に関することです。

この違いは何かというと、会社勤めの従業員の期間では、決して経験できないことだからです。

ぎりぎり、作ったメニューを決めることは、経験できる場合があります。
でも、商品の決定権、売価の決定権、商品のキャッチコピーの決定権は、お店のオーナーが握っています。

あなたが提案したメニューが“採用”されたことはあったとしても、自分の判断でメニューを決めたことは、すくなかったと思います。
“採用” されたことはあったにせよ。

まれに、そこまで店長に依頼する場合もありますが、多くの場合、決裁権は経営者が持っています。

念押ししますが、メニューを作ると、メニューを決めるは、全く違ったことです。

何故なら、メニュー決めはお店の売上を左右する、大事な決定事項だらかです。
メニュー決めは、会社の経営に直結しています。


ですから、店舗運営と会社経営は全く違います。


ただ、前提条件として、運営が出来なければ経営は成り立たない側面もありますので、運営に関して修業を通して学びます。
日本政策金融公庫の融資申込書にも、過去の飲食店での従事した経験を書く欄があるくらい、店舗運営は大事な要素です。

起業をすると決めてから初めて、融資のこと、不動産のこと、設計と工事のことを経験します。

スタッフの募集広告を自分の責任で出すことも、面接も経営者として、雇用主として、初めて行います。

今迄は、“面接担当者”でしたが、これからは雇用主です。

毎月、経営状態がどうであれ、必ず決まったギャラを、絶対に支払わなければならない立場になります。

今迄みたいに面接を担当して、シフトを考えてあげて、楽しく仕事をしてもらえればという考えの他に、そのスタッフの生活を背負い込むということを、ここで初めて経験します。

保険も福利厚生も考えて、会社として取り揃える必要があります。

全ては、お金が絡んできますから、経営に関する事項です。

食材を仕入れることは、作業です。
インフォマートでオーダーを流せば、決まった日に納品されます。


この、インフォマートを導入するかどうか、毎月のインフォマートの料金も、インフォマートとの契約も、起業する本人が全て行います。


何となく、運営と経営の違いをご理解いただけたでしょうか。


修業時代に覚えた、体得した店舗運営は、会社経営の大事な要素ではありますが、“経営そのもの”とは別のことです。

オンラインサロンでは、店舗運営のことも開示していきますが、経営に関することを多く開示していく予定です。


更に詳しく実践的なことは、起業塾で学んでいただくことを予定しています。


まだ、構想段階ですが、オンラインサロンでは、体験会も考えています。

起業塾では分科会を行いますが、オンラインサロンでは、体験会を行います。

どいうことかと言いますと、例えば、カフェの開業を考えているサロンメンバーの方数名と私が同行して、実際のカフェを体験します。

現在カフェで働いている方も多くご参加することと思いますが、運営的なことの他に経営的な部分を、体験を通して感じていただく、知識として体験していただく、その隠されていてる経営的な要素を解説する、そのようなことを体験会では行う予定です。


私が、自社の若いスタッフにマンツーマンで行ってきた手法ですが、目の前の現象を、その理由と裏に隠れている仕組みと、メリットとデメリットと、お金の流れを解説します。

それまで運営サイドとして知っていて、景色としてみたいたことが、きっと新たな視点で大きな気づきを得られると思います。

繁盛店になっている理由と、
経営的に行き詰っている理由を、
体験会を通してお伝えする予定です。


何故、この経営的な部分が従業員時代はわからないかというと、経営者がわからないように隠すからです。


店長さんで、会社の預金残高をご存じの方はいらっしゃいますか?
まず、いないと思います。

店舗運営と、会社経営の違いはここです。

経営者は大事なスタッフに、店長クラスの幹部社員に、経営的な本質を理解されることを嫌がります。

お金の流れを知られることを、本質的に嫌がり、怖がります。

お金の流れが全て理解されると、独立されると思っています。
お金の流れが全て理解されると、賃金交渉される思っています。
もしくは、自分のお金の使い方を、指摘されると考えています。

ですから、教えたがらないのが一般的です。

私は、お金の流れを店長はじめスタッフに、出来る範囲で開示しましょうとお伝えします。

何故なら、その方がスタッフ全員が、ハッキリと現状を理解できる、目標が明確になり一致団結してゴールへ向かえるからですが、この提案を嫌がる経営者は非常に多くいます。


経営者が本質的に怖いことは、店長が離職すること、独立すること、自分のライバルとなることです。

ですから、店舗経営の本質は中々覚えられません。


店長時代に施工業者を目の前にして、数百万・数千万の金額交渉を経験することは、ほぼないと思います。

社長もしくは役員クラスが行うことであり、一介の現場責任者である店長にそこまでの交渉権は与えることはありません。

交渉権を貰ったということは、逆を言えば店長が決めた金額が、店長の一言が、決定事項となってしまいます。

経営者の予想よりも高い金額で決めた場合は、誰がオーバーした予算の責任をとるのか、そこを考えると、施工代金を決めるのは当然経営者の仕事となります。

窓口業務は行ったとしても、決定権は持てませんし、持ちたくないと思います。


こういった、店舗に勤めていては知りえない情報を、私のオンラインサロンでは、お伝えするつもりです。

もっと細かく具体的なことを学ばなければならい、起業前の段階になった際には、起業塾にお越しいただければ、実戦で実践方法をお伝えします。


オンラインサロンでは、明るく楽しく飲食業の本質的な仕組みと、繁盛するためには、経営を安定させるためには、消費者の購買心理とは、という部分にフォーカスして情報公開と、体験会を行いたいと思います。

以上のオンラインサロンは、起業家向けのオンラインサロンですが、もう一つ立ち上げる予定です。


そのことは、明日お伝えします。

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