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グレーとは?児童養護施設ってどんなところ?【本の紹介】

「グレー」という言葉を見つけて購入しました


今日は本の紹介をします。



最近「グレー」という言葉を耳にします。例えば、知人のこんな話です。
・グレーの子どもは障害児と同じ育成支援を受けることは難しい
・小学校のクラスに複数人グレーの子がいて、授業が中断してしまう


どうやら「グレー」の子どもが増えているらしいのです。
この言葉が気になっていたところ、本屋でこのタイトルを見つけました。


『発達障害「グレーゾーン」』

その正しい理解と克服法
精神科医 岡田尊司



帯の内容からして私が聞いた「グレー」もここから来ていると思います。生きづらさを抱えた多くの人が自分は発達障害かもしれないと医療機関を訪れるものの、診断がおりない境界域(グレーゾーン)を指すようです。



気をつけたいのは、時には障害を抱えた人よりも深刻なケースになるということです。


この本を読むと、誰でも多かれ少なかれ「グレー」を抱えているのではないか、と感じるとともに、グレーゾーンを安易に考えず対策することで改善されるケースがあること、また、周囲の理解が大切・・と知りました。



笑顔が素敵な田中さん


『児童養護施設という私のおうち』

田中れいか



もう一冊は、児童養護施設出身でモデルの田中れいかさんの本です。
現在、田中さんは様々なメディアでの発信のほか(このブログでよくご紹介する)NPO法人プラネットカナールの広報をお手伝いされています。



この本は、ご自身の生い立ちからスピーカー(当事者の立場で自分の体験や人生などを語る役割)というお仕事にいたるまでの経緯や、児童養護施設職員、教員、友人、行政の方達の声が紹介されています。



施設での暮らしや現状などが伝わって来て、SUDACHIプロジェクトでこれから関わるであろう子ども達とつなげて考えることができました。少しでも『知る』ことができたことは良かったです。


※SUDACHIプロジェクトについては本の後半で「一人暮らし用の家具家電が不要になる人から、これから必要になる児童養護施設を退所する若者につなぐ活動」と紹介されています。




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