SUPER BEAVERに出会った話
その1と2
楽しみにしていたアニメのオープニング“自分らしさってなんだ?”と歌うその曲が、気になってクレジットをチェックした。
「らしさ/SUPER BEAVER」とあった。
ふーん。知らないバンドだな。
ちょっと興味あるかも。
その時はそう思った。(ような気がする)
そこから程なくして、SUPER BEAVERのライブを見ることになるのだが、チケットも残ってるし、たしかに足を運んでいたはずなのだが、あまり覚えていない。他にも数組の出演者がいるライブ(いわゆる対バン)で、その中の1組がお目当てではあったのだけど、そのライブごとほとんどの事を覚えていない。
音楽が届かない程、心ここにあらずで集中できていなかったのか、もしかして爆音の中寝ていたのかなんだったのか、今では思い出せないでいる。
(その頃のチケットを見返して見たら、ライブが重なってて、数日スパンで福岡行ったりしてたから、満たされすぎて疲れてたのかも。。)
SUPER BEAVERに関しては、あの「らしさ」を歌っている人たちだということ以外のことを知らずに行ったとういのは、そうだったと思う。
当然、メンバーの名前も顔も知らなければ、代表曲も何も知らなかった。
(らしさはやらなかったと記憶している。。。)
(この時に好きになっていれば、もっと違った景色も一緒にみられたのかもしれないと思うと今も少し残念である)
その3と4
それから少し経って、再び彼らのライブを見ることになる。
またもやお目当ては対バン相手である。
しかし、今回はツーマンライブ、主催は彼らSUPER BEAVER。
お目当てのバンドとはどうやら仲良しらしい。
そんなこんなで開催となったツーマンライブ。
ありがとう。(お相手を)地元で見れて嬉しい。
ワンマン行けたし、しばらく我慢しよってツイートの後に、長崎来てくれるの最高。絶対行く。ってツイートが残ってました。(控えられる訳ないよなー)
さすがに知らないまま行くのはどうかと思った。
知ってることがあるほうが楽しいと思った。
一夜漬けでも、付け焼刃でも何でもいいから、ネットの情報をかき集めたり、せめてYouTubeにあがってる曲くらい聴いて、と思っていたけど、実際のところは、お目当てのバンドも新作をリリースしており、当日のセットリストに思いを馳せていたら、そんな時間はあまりなかった。
ライブの前日、お目当てのバンドのラジオの公開放送があった。
その日は仕事で、始まる時間に間に合わずにイヤフォンでラジオを聴きながら、その場所を目指していた。
電車を降りて、最短ルートを考えながら、歩道橋を上って降りて、ようやく着いた。
空いている場所があったので特に何にも思わずに、ラッキーぐらいの感じで、その場所に収まり落ち着いたころ、目の前にいる人があきらかに、どう考えても観覧の人じゃないことに気づく。
観覧に来てたんだけどね。。。
この人は誰でしょう??と思っていたその人は、そのうちに手招きされて、ラジオブースにいた。
SUPER BEAVERのボーカルの渋谷さんだった。
(正確にはお名前も知らなかったと思うから、ビーバーの人なんだーって感じ)
マジで全然気づかなかった。その時はあんまりご存知じゃなかった。。。
ブースしか見てなかった。
ちのさんに会えるのが楽しみすぎてですね。。。
とはいえ、不必要に近づいてしまったのでは??
(だって空いてたから)(そりゃーみんな遠慮して距離とるだろうよ)(失礼なことをしてしまったかもしれない。)(ごめんなさい)
などと思いながら、見ていたそのラジオで、誰よりも喋っているようにみえた渋谷さんという人は気になる人になった。
さぁ明日はツーマンライブです。
せめてSUPER BEAVERのメンバーくらいは覚えよう。
ギターの柳沢さん、金髪。ドラムの藤原さんキャップの人。ベースの上杉さん、今はどの髪型かよくわからないけど多分覚えた。そして渋谷さん。
結局曲は聴かないまま。。。
そんな状態で当日を迎えて、会場へ向かった。
整理番号は真ん中くらい。
思っていたよりも前列でライブを観ることが出来そうだ。
開演を待つ間、比較的ひとりで来ることが多いので、周りの雑談を聞いてたりする。
どうやらお隣はSUPER BEAVERのファンらしい。
今日演って欲しい曲についてあれこれ話している。
どうやら「27」という曲がとてもいいらしい。たぶん1曲目かも。
「赤を塗って」や「青い春」や「人として」という曲もいいらしい。
(たぶん全曲演ってるたぶん)
手の届きそうな距離でライブを観た。
そんなこんなで、終演後。
ビーバー、すごく良かった。
なぜ今まででちゃんと聴かなかったのだろう。
とても高揚した気分になった。
最高な一日。
ようやくちゃんと出会えた気がした。
その日の記念に物販で何か購入しようと思った。
お財布をのぞくとちょうどCDが1枚買えそうだった。
その時購入した「27」と題されたそのアルバムはとてもお気に入りになった。
ずっと余韻でしばらくずっと飽きることなく聴いていた。
曲としておすすめしたい曲は他にもあるけど、アルバムとしておすすめするなら今でも「27」です。
そこから他の楽曲を聴くようになって、また会える日が楽しみになりました。
ある日のライブで、歓声があがったその曲を知らなかった。(聴いたことあるっぽいんだけどね)
知らない曲のなかで1番印象的でした。
“東京流星群 見上げることもしないで”
“東京流星群 光がないと言ってないで”
「東京流星群」自然と口ずさんでました。
ライブで好きになったその曲をまたライブで聴けるのがいつでもとても楽しみです。
CDで聴いてる曲がライブだとどんな感じになるのかなーといつでもとても楽しみです。
ぶーやん、やなぎ、リーダー、ひろぽん、
あの日はちゃんと受け取ることが出来なかったけど、それでもいいタイミングで出会えたと思ってます。
これからはずっと
ビーバーの音楽が響くように、受け取れるように、毎日を過ごして行きたいです。
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