風に流され、波に流され
風があたる。
この風はどこからきたのでしょう。
まあどうでもいいや。
気持ちいいな。
ずっと押してくれないかな。
このまま押してイタリアまでわたしを運んで。
風の圧とスピードよ、衰えることなかれ。
衰えたら、わたし海の上か中国か、落ちたくないぞよ。
このままイタリアに連れていっておくれ。
またヴェネツィアに行きたいの。
シチリアにもまだ行きたい場所がある。
イタリアはいいぞ。イタリア舐め回すくらい行ってやる。
いい国だ。飽きない。スペインも。ベルギーもオランダもてか全部。
ヨーロッパがすき。
南の島とはちがう雰囲気、石造りの建物、街並み
世界遺産とか見ると圧倒されるけど
何百年、何千年の歴史を隔ててここにまだ存在する石造りの建物なんかを見ると、ここでどれくらいの人が血を流して無念さで亡くなっていったんだろうと思う。
石畳の道を歩くと、そう思う。
城壁を歩くと尚思う。
城は美しいフォルムで優雅にそびえ立っているけれど、城と戦いは切っても切れない関係だ。
わたしの生まれたところの歴史が少し悲しいから、そう思ってしまうのかな。
わたしの毎日歩く道でだってたくさんの人が戦争で亡くなった。
言い出すとキリがない。
きっと地球上の地面で何かが死んでいない場所はない。
今も蟻が踏まれて死んでしまっただろうし。蟻に念があったっていいじゃない。無いの?そういう研究結果でもあるのかな。調べんけど。
そうなって来ると、よく占いで「どこどこはあまり良い土地じゃない、昔〜〜があったから」とかも馬鹿馬鹿しくなってくる。
地球はどこだって何の文句もつけようがないくらいに凄いんだ。
良いとか悪いっていうのは、言っている人の都合に良いか悪いかってだけだ。
わたしが今ヴェネツィアにいて、「この街並みがたまらんのです」と言っても、海はわたしの出身地の方が百倍綺麗だ。シチリアは綺麗な海だ、うちと同じくらい。
そういうことだ。え。
つまりだ。何を経験したいのか。だ。え?
お前のいう海の綺麗さは確実に色だな?今発覚したぞ。今度から水質も価値観に入れとけ。
昔何とかジャーニーでアフリカの水上スラム街を見たことがある。あれは強烈だったな。あの海とこの目の前の海は繋がっている。海の浄化レベチ。本当に海は大切にしなくちゃ。でもどうやって、、生きているだけで色々汚しているのに。うわあ、また話がそれちゃう。
この世界は面白い。
『HOMELAND』を見て、アメリカとかロシアとかの政府やべえええええ
と同時に
YouTubeを見て「この人たち楽しそうな毎日を送っているね」と他人をゲラゲラ見て笑うことも
CNN見て「トランプトランプコロナトランプ」永遠リピートも
音楽に聴き入って、恋する前から失恋して泣くこともできる世界なのだ。
どんな世界に隣の家の人はいるのかな。
あの歩行者の見ている世界はどんなものかな。
今日はわたしネバーランドの気分だから久しぶりに『PAN』でも観ようかな。
え。まじ独り言具合すごい。
Ciao!!
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