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秋に読みたい【ちょっと怖い洋書5作品】

こんにちは。
そろそろ夏も終わりに近づいてきましたので
秋読書にぴったりな私の推し洋書をご紹介したいと思います。

秋というと「秋の夜長」が頭に浮かびますよね。日が短くなって夜の訪れが早くなり、ちょっと風が涼しくなります。蚊もいなくなってきて、ゆっくりと窓を開けて読書なんていうのも気持ちよさそうです。

ハロウィーンの文化のある地域だと、10月のハロウィーンを射程圏内に捉え、秋読書に「ゾクゾクする話」を読む人が増えてきます。日本では、お盆のある夏に、怪談や妖怪話が好まれるのと同じような心理かもしれませんね。

以下、参考までにWikipediaページから概要説明を引用します。

ハロウィン、あるいはハロウィーンは、毎年10月31日に行われる、古代アイルランドに住んでいたケルト人が起源と考えられている祭りである。現代では特にアメリカ合衆国民間行事として定着し、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっている。カボチャをくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女お化け仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習などがある。諸聖人の日の前夜祭などの意味もある。

ケルト人の1年の終わりは10月31日[3]で、この夜は秋の終わりを意味し、の始まりでもあり、死者家族を訪ねてくると信じられていた。死者の魂は、幽霊や妖精、悪魔などの姿をしており、家に戻ったときに機嫌を損ねないように食べ物や飲み物を用意しておくのが伝統である。また、子どもが悪魔やお化けなどの怖い仮装をすることで、死者の魂に気づかれないようにしていた[1]。これに因み、10月31日カボチャアメリカ大陸の発見以前カブが用いられた[4]スコットランドではカブの一種ルタバガを用いる[5]。)をくりぬいた中に蝋燭を立てて「ジャック・オー・ランタン(Jack-o'-lantern)」を作り、魔女やお化けに仮装した子供たちが近くのを1軒ずつ訪ねては「トリックかトリートか(Trick or treat. 「お菓子をくれないと悪戯するよ」または「いたずらか、お菓子か」)」と唱える。家庭では、カボチャの菓子を作り、子供たちはもらったお菓子を持ち寄り、ハロウィン・パーティを開いたりする。お菓子がもらえなかった場合は報復の悪戯をしてもよい、とされている。

というわけで、今回はハロウィーンを迎えるのにぴったりな「ゾクゾクする話」「幽霊が出てくる話」「死後の世界に通じる話」を中心に、秋読書におすすめな洋書をご紹介したいと思います。

①City of Ghosts シリーズ3冊

「City of Ghosts」「Tunnel of Bones」「Bridge of Souls」
by Victoria Schwab

「The Invisible Life of Addie LaRue」のV.E. SchwabがVictoria Schwabの名で出している児童書シリーズ。臨死体験をしたことで幽霊が見えるようになった女の子Cassidyが、心霊番組の取材で世界を旅する両親とともに各地を巡るなかで、親友で幽霊のJacobと一緒に幽霊退治に乗り出すお話。最初から幽霊退治するぞっていう感じではなくて、手探りでやっていく素人感が危なっかしくてドキドキします。児童書っぽいかわいらしさがあるので本格的なホラーが苦手な人でも大丈夫、鳥肌が立つ程度です(でも極度に嫌いな場合はやめておきましょう(^^;)。

ちなみにAudible版は不穏なバックグラウンド音楽が流れていてゾクゾク感が増し増しでおすすめです。

【あらすじ 英語】
(Ever since Cass almost drowned (okay, she did drown, but she doesn't like to think about it), she can pull back the Veil that separates the living from the dead . . . and enter the world of spirits. Her best friend is even a ghost.So things are already pretty strange. But they're about to get much stranger.When Cass's parents start hosting a TV show about the world's most haunted places, the family heads off to Edinburgh, Scotland. Here, graveyards, castles, and secret passageways teem with restless phantoms. And when Cass meets a girl who shares her "gift," she realizes how much she still has to learn about the Veil -- and herself.And she'll have to learn fast. The city of ghosts is more dangerous than she ever imagined.

Amazonより(1巻概要)

②The Graveyard Book by Neil Gaiman

訳書の題名は「墓場の少年」。何者かに家族を殺された赤ちゃんが、犯行現場から逃げ延びて墓場に迷い込み、幽霊たちと出会って育ててもらう、というお話。幽霊だけじゃなくて魔物とか魔女とかも出てきますし、一家惨殺を企んでいた犯人が逃げ延びた赤ちゃんがいることに気付き、追ってくるところもハラハラドキドキ。幽霊たちが和気あいあいと暮らしてる墓場は本当に楽しそうです。

【あらすじ 英語】
Bod is an unusual boy who inhabits an unusual place—he's the only living resident of a graveyard. Raised from infancy by the ghosts, werewolves, and other cemetery denizens, Bod has learned the antiquated customs of his guardians' time as well as their ghostly teachings—such as the ability to Fade so mere mortals cannot see him.

Can a boy raised by ghosts face the wonders and terrors of the worlds of both the living and the dead?

Amazonより

③Nightbooks by J.A. White

こちらは未読ですが、この秋に読みたいと思っている1冊です。怖い話が好きな少年が魔女に捕まってしまい、毎晩怖い話を魔女に話して聞かせないと殺されてしまう。とらわれの身となっているもう1人の少女と共に、魔女からの脱出を図るというお話。

【あらすじ 英語】Alex’s original hair-raising tales are the only thing keeping the witch Natacha happy, but soon he’ll run out of pages to read from and be trapped forever. He’s loved scary stories his whole life, and he knows most don’t have a happily ever after. Now that Alex is trapped in a true terrifying tale, he’s desperate for a different ending—and a way out of this twisted place.

「ナイトブック」で映画化されており…

本では「Gravebooks」という続編もあります。




④Rebecca by  Daphne du Maurier

妻を亡くしたばかりの貴族の男性と結ばれ、豪華な邸宅に後妻として迎えられた主人公の”私”。館の飾りや部屋のデコレーション、館内のルールや慣習、使用人たちの記憶の中に色濃く残る前妻レベッカの影。若くて経験不足で、貴族とは育った環境も異なる”私”は、次第に見えない何かに脅かされていき…。ゴシックロマンスミステリーで、ホラーとは言えないまでも亡き者の影に脅かされながらゴシックの雰囲気が堪能できる作品です。植物の色・形やにおいを詩的に表現していて、その場にいるかのような臨場感を味わえます。

【あらすじ 英語】
The reader is taken into an isolated grey stone mansion on the windswept Cornish coast with these lines, as the second Mrs. Maxim de Winter recalls the terrible events that occurred as she began her new life as the young bride of a husband she scarcely knew. For there were phantoms of a time gone but not forgotten in every part of the vast house, a past devotedly preserved by Mrs. Danvers, the malevolent housekeeper: a suite pristine and unspoiled, clothing laid out and ready to be worn, but not by any of the great house's current residents. The second Mrs. de Winter travelled in the shadow of her mysterious predecessor, intent on uncovering the deepest secrets and shattering the most terrifying illusions.




⑤The Legend of Sleepy Hollow by Washington Irving


邦題「スリーピー・ホロウの伝説」の原作です。私が初めてこの物語を知ったのは「イカボード先生のこわい森の夜」という1949年製作のアニメでした。小さい頃に観たのですが、学校の先生イカボードが、パーティーに出席した帰りに首なし騎士に遭遇して追いかけられるという話。今でも鮮明に覚えています。

スリーピー・ホロウ(Sleepy Hollow)とは、アメリカ合衆国北部ニューヨーク近郊で語り継がれている伝説。小説家ワシントン・アーヴィング1820年に発表した短篇集『スケッチ・ブック』中の一篇「スリーピー・ホロウの伝説英語版」として小説化されたことで広く知られる[1]

基本的な内容として、開拓時代のアメリカに渡って来た残虐なドイツ人騎士がいた。彼は殺されて首を斬られたが、やがて「首なし騎士(Headless Horseman)」として復活し、光る眼を持つ馬に乗ってニューヨーク近郊の森の中で犠牲者を待っている、というものである。

Wikipedia

とても短い作品なので、他の作品と短編集として出ているものもありますし、1作だけで買えるものもあります。古い作品なのでKindleだと数十円~買えます。

Kindle版↓↓↓

ワシントン・アーヴィングの他作品との抱き合わせ。
Kindle版↓↓↓

ペーパーバック版↓↓↓


では(^^♪

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