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【#29】最近のお金持ちの変化に伴うリアルな感想

〈この記事を書いた人〉
福田浩樹(ふくだひろき)
1990年生まれ。大阪府出身。株式会社ネクスト 取締役
大学卒業後、医療機器商社に就職し病院の移転に関わるコンサルティング業務に携わる。その後、成果主義の営業に憧れ大手の住宅販売の会社に転職。しかし、軍隊式の企業風土に馴染めずわずか半年で退職することに。その後、少しの引きこもり期間を経て、再度成果主義の営業マンとして挑戦することを決意。投資用不動産の販売会社に就職し、全くの未経験ながら試行錯誤の末、独自の営業スタイルを確立しトップ営業マンになる。2022年4月に独立。新たな不動産営業の形を作るべく日々奮闘中。

今回は最近のお金持ちの変化に伴うリアルな感想というテーマでお話し致します。

僕は仕事柄、色んなお客様のお財布事情相談を受けます。
将来に対する備えとして、どういう形で資産を守っていくのか、というプランを立てる訳なのですが、タイトルの通りで最近はお金持ちの人達の属性が変わってきたなと感じることが多くなりました。

昔のお金持ち、今のお金持ち

5年くらい前までは、お金持ち=良い企業に勤めている40歳以降の人達というイメージでした。
企業によっては30代から1,000万円を超える給与を受け取っている人達もいましたし、少なくとも「残り数年で1,000万円を超える」という将来が見えている人達相手に相談されていた機会が多かった様に思います。
ただ、最近は「仮想通貨で数億の資産が出来た」とか「学生時代から起業していて、その会社を数億円で売却した」なんていう20代の人に会うことが凄く増えました。
あくまで僕個人の体感なので、昔からそういう人はいたけど僕が会わなかっただけかも知れないのですが、とにかくそういう人達に遭遇する機会が増えているのは事実です。
そういう意味では現代の日本社会は一般的には「不景気」「経済の停滞」とか言われていますが、こういう今までにはなかったチャンスが転がっているいるわけですね。

大きな変化が起こっている

圧倒的に変わったこととしては確実に日本にも「貧富の差」が生まれつつあるということです。
ちょっと前までは会社や業界が違っても同年代の人達は大体同じような生活水準で、同じような悩みを持っているケースが多かった気がします。
「一億総中流」と言って、国民のほとんどが中流階級に属しているという状況を日本は長らく作ってきたのですが、それが確実に崩壊していて顕在化してきた。
良い大学を出れば良い企業に就職できて、将来の安定が得られると思われている時代が長かったわけですが、それが最近は雲行きが怪しくなってきているわけです。
特に都内に住んでいる人達の中でいえば、「自分が貧しい」と感じている人が増えています。
東京とその他の都市において、「衣食住」の中で圧倒的に金額が異なるのは「住」の金額で、高い家賃が都内の人々の家計を圧迫しているというケースは凄く多いと思います。
ご存知の通り、勤め先から得られる収入は急激に上がることは稀です。
ただ、それが悪いわけではなくて「若くして何千万円も稼げました」みたいな人が出てくるから「うちの会社は給料が全然上がらない!」なんていう不満が生まれるわけであって、実際には各企業単位で見れば今でも年功序列で徐々に右肩上がりで給与が上がっている企業がほとんどです。
ただ、僕が扱っている不動産の様な高額商品といわれる商材はその一部のお金持ちはある程度金額が高くても「借りてしまう」し「買ってしまう」んですね。
それに伴う価格の高騰・高止まりが企業の年功序列による給与増加のペースを上回ってしまっている為、本来「貧しい」なんて感じる必要のない人達が「自分は貧しい」と感じざるを得ない状態があるのではないかなと思っています。

一発屋が増えると。。。

若くして成功している人達が増えたことは凄く良いことだと思います。
学歴も経験も関係なく、アイディア1つでビジネスの世界で成功出来るチャンスが増えたわけで、そのことそのものは歓迎すべきことでしょう。
しかし、同時にその皺寄せがどこかには来るということも考えなければなりません。
やっかいなのが1つのアイディアで成功する人が「入れ替わり」現れるということです。
お笑い芸人に例えれば分かりやすいですが、要は一発屋といわれる瞬間的に稼ぐ人が入れ替わり立ち替わり現れるという現象です。(一発当てるだけでも凄いんですけどね)
個人単位で見れば堅実に企業に勤めていた人の方が生涯年収は結果的に高かったというケースは今後もあり得る話だと思っていて、そのくらい独立した人間が長きに渡って成果を出し続けるということは簡単ではありません。
ビジネスという正解のない世界において瞬間的に成功した人がその後もずっと上手くいくというケースは実はそこまで多くないと思っています。
ただ、世の中全体で見ると「その時の」お金持ち達は高額商品を普通に買うんですね。
その結果、物価が真っ当に企業に勤めている人達が無理なく購入できるラインまで落ちてこないという現象が今後も起こるのではないかというのが僕の予想です

比較を辞めて自分自身と向き合う

今の時代、安定だけを求めていてもじり貧になるし、一発の成功を求めて起業してもそれはそれでイバラの道になる可能性も高いです。
そうなってくると、成功するかどうかは関係なく自分は何をしている時が1番幸せで楽しいんだろう、ということを考えていくことが大切になってくるんではないかなと思います。
人と比べずに自分にとってはこれが幸せなんだと言い切れるような自信を持つことは計り知れない価値を持つことになると思います。
お金ではない資産を持つことを意識して今後の人生計画を立ててみてはいかがでしょうか?

ではまた!

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