ロン_いじめは人生を変えてしまう

中学受験入学した女子校でいじめに遭い中学校転校→高校受験経験→県立高校入学→通信制高校…

ロン_いじめは人生を変えてしまう

中学受験入学した女子校でいじめに遭い中学校転校→高校受験経験→県立高校入学→通信制高校に転校→一般大学受験→大学卒業→新卒入社した会社を体調不良で退職→転職するも体調が悪化し退職→現在フリーター 私の身に起きた「いじめ」という出来事がどのように人生に作用していくのかを綴っています

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  • いじめの記録

    たったひとつ、そのいじめがどれほど被害者の人生を変えてしまうのか 私自身が遭ったいじめの記録をつけています

最近の記事

番外編〜成人式

 突然ですが、私のプロフィール写真は成人の前撮り写真です。生きた証っぽくて気に入っています。  いじめに遭った人間にとって成人式は行く場所ではありません。なぜなら誰ともなんの約束もできないので。成人式ってあれ、わざわざおめかしして偉い大人の話を聞きに行ってるいるわけじゃないでしょ? 同級生に会いに行ってるんでしょ?  小学生の時はいじめに遭っていません。友達もいました。しかし、中学受験で地元から出ているので、その時まで連絡をとり続けるほど仲の良い子は2人ほどいたかな、くら

    • 人間ごっこ

      私はあなたが好きなんじゃなくて あなたのそういうところが好きなんだった あなたがあの子にするその気持ちと、その気持ちから派生する行動が好きだったんだ だから奪ってみたかった憧れてたんだ そんなに尽くしてくれる男がいるのに 他の男が気になるからって言って 私の相席屋の誘いを断るような女なんだから そんな女が好きな貴方のことも苦しめてやりたい 貴方の気持ちは叶わないよと突きつけてやりたいだって気に食わないから あなたに未練があるわけじゃなくて あの時の空気感に未練があるんだ

      • 番外編〜大学入学オリエンテーション合宿

         そうなんです。書きながら忘れていたことに気づいたのですが、大学入学してすぐの時期にオリエンテーションを兼ねた二泊三日ほどの旅行がありました。行き先は川越でした。 それがあることを入学してから知った私は、過去のスキー合宿のトラウマの箱が開き、「これに行ったら命が危ない(体調が悪くなる)」と察知しました。急いで大学の教育支援課や実行委員の先輩に問い合わせました。「これに行かなければ単位に響きますか」と。そんな学生今までいなかったらしく先輩たちは困惑していましたが、そんなことは

        • いじめの記録〜大学生活

           少し間が空いてしまった。最近は鬱で、何をしても楽しくないし義務感がすごい。 やらなければ、必要だから、習慣だから、そんな言葉が雲のように頭を覆って、全然太陽の光が差し込まないのだ。  さて、大学生活について書いていこうと思う。大学に入るとほとんどみんなが新しいスタート、地方から来た人もいて、新しい友達を作る競争が始まった。 まずは、学籍番号が近い人と親しくなる。何かと初めの行動を共にすることが多いのが理由だ。そこから輪が広がっていくのだが、私はわずか二、三日でしくじった。

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        • いじめの記録
          7本

        記事

          躁鬱大学を読んで

           坂口恭平さんの躁鬱大学という本を読み終えたので感想と、私の躁の時、鬱の時の様子を書いていこうと思う。  まず、躁鬱病を「躁鬱人」と定義していた坂口さんは、躁鬱人にとって生きやすい世界を模索してくれていた。神田橋語録を柱として大学のような講義形式での著作。とても読みやすかった。  坂口さんは躁の時、 発想が溢れて止まらず誰にでも電話をかけまくる 知らない人や店員さんに話しかけてしまう 自分は世界一素晴らしい人間になったような気分になる と述べていた。私はそこまでで

          番外編~転校したてのソーラン節

           今考えたら一体あれは何だったんだ?という出来事を思い出したので、番外編として書いてみた。  いじめに遭って転校した先の公立中学校では(たしか)6月に運動会があった。転校したのは5月なのでもうすぐに迫っていた。  3年生はソーラン節を踊ることになっていた。ソーラン節は小学生の頃に一度踊ったことがあるだけで振りも違うし急に飛び入り参加するには無理があった。そんなこと誰でもわかるだろう。  だた、最初か2回目の授業で背の順の列に混ぜられ急に「踊ってみて」と言われた。頭の中には

          番外編~転校したてのソーラン節

          いじめの記録〜通信制高校で過ごした日々

           前回は通信制高校の特進コースを辞めるまで、を書いた。今回は通信コースに移ってから大学受験を終えるまで、を書いていく。  高校2年生になってすぐ、通信制高校の「単位制」というコースに移った。理由は体調不良と、新しい担任との相性が最悪だったから。  「単位制」というのは大学のように自分が受けたい授業だけ取り、その時間だけ学校へ行く、というものだ。高校卒業に必要な単位は主にwebでの学習とテスト+スクーリングと呼ばれる必ず出席しなければいけない授業で賄われていたから、単位制の

          いじめの記録〜通信制高校で過ごした日々

          趣味とお金

           レジンを始めた。UVライトを買ったからせっかくならセルフジェルネイルもしようとネイル用品も揃えた。  もしかしたらお金になるかもと思った。ハンドメイド作品は流行りだし、私も何かできるかもしれないと期待した。  しかし、そんなに甘くはなかった。売れている作家さんの作品はどれもツヤツヤで隙がない。汚いなと思うところがないのだ。もちろん当たり前かもしれないが。  でも私は始めたばかりだし、習ったこともない完全独学。そんなに綺麗にはいかなかった。もともと学生の頃の美術の成績は

          いじめの記録~中3から高1まで

           前回までに中高一貫校の女子高で遭ったいじめの話をしてきた。 今回は転校先の公立共学中学校のいじめの話をしていこうと思う。なかなか、「女子校でも共学でもいじめに遭ったよー!」なんて人はいないと思うので自分でも貴重な経験をしたななんて皮肉っぽく思う。 5月に転校してくる変わり者  まず、中学3年生の5月に転校してくるやつなんて滅多にいない珍しい=的になりやすいのは言わずもがな伝わるだろう。彼らは受験生になってカリカリしていただろうし、中学生というだけで何かしらももやもやをも

          いじめの記録~中3から高1まで

          自己否定にカギカッコをつける

           坂口恭平さんが書いた躁鬱大学の中に、「自己否定にはカギカッコをつけて小説にでもしてしまえ」というアドバイスがあった。私は今絶賛鬱期なのでやってみる。  まず自己否定文だ。 このところ毎日何もしていない。バイトも休んだし、家にいて昼頃まで寝て、酷いときにはまた14時頃から17時頃まで寝る。生きている意味を感じない。そして夜眠れなくなり夜中の3時頃まで起きていてしまう。悪循環を断ち切れない。午前中は体が重くて起きる気にならないし何より起きてもしたいことがない。起きたところで嫌

          自己否定にカギカッコをつける

          いじめの記録

           私が受けたいじめの記憶、いや記録と言った方がいくらか軽いだろうか。それらを書いていこうと思う。これは自分自身の中で整理をしたり、こんなに酷いことに耐えたんだなと自分を励ましたりする意味と、今現在いじめに遭って苦しんでいる人、かつていじめに遭って苦しみが続いている人、いじめを目撃しているけれど何もできないでいる人、いま人をいじめている人、全ての人に現実を伝えたいという気持ちからだ。  私は中学受験をして中高一貫の女子校に通っていたという話を以前した。そこでのいじめの始まりは

          生きるということ

          夜が来てベッドに横たわる。 睡魔が来てくれたら安心。来てくれなかったら地獄。そこからぐるぐるぐるぐる考えは巡る。 どんなに体勢を変えてもしっくりくる場所がなく、何度も寝返りをうつ。 そこから考えることなんて本当にしょうもない、どうしようもないことだらけだ。 今日も明日も何人もの人が生まれ、死ぬ。 当たり前のことだ。人間は生かされていると思う。不慮の事故や事件に巻き込まれて呆気なく命を落とす人がいる中で私は今生きている。 なのに、生きているのがとても辛い。 眠れない夜が怖い。

          「選ばれなかった私」という意味

           最近このタイトルについて考えることが二、三度あった。  一回目は「いちばん好きな花」というドラマで。「二人組を作るのが苦手」「集団は個の集まり」「いつも仲間外れにされないように気を遣っていた」「いつも都合の良い人」そんな悲しくてもどかしくて、でもどこか当たり前のようなセリフの数々。あのドラマは見た後心の奥で会議が始まるような感覚だった。暗い気持ちにも、腑に落ちてすっきりする気持ちにもなれる。見る人捉える人次第だ。  二回目はbacknumberさんの新曲?「冬と春」最近MV

          「選ばれなかった私」という意味

          信じられない不安との向き合い方

           私の友人にこんな子がいる。「自分が好きで告白して付き合った。もう3年経つ。でも連絡やデートの約束はいつも自分からで,相手が自分のことを好きなのか不安になってしまう。惰性で付き合っているだけかもしれない,浮気しているかもしれない,私のことが好きだと信じられない」。  そんな友人に私がいつもかける言葉は「相手がどう思っているか,何を考えているかなんてことはその人にしかわからない。想像してもわからなくて疲弊するから聞いてみなよ」と。  すると今度は「聞くのが怖い」と言われる。厳し

          信じられない不安との向き合い方

          こころのSOS電話

          もうすぐ5:00です。 昨日5杯お酒を飲んだ後、精神科でもらっている常備薬を飲んでいるのに眠気すら感じずもう朝。 悲しい気持ちに押しつぶされそうな夜でした。 年末年始に精神科が休みになってしまうのどうにかしてほしいですね。 百貨店は休まず営業しているところもあるのにね。 健康より娯楽なんだなって思います。 経済回さないとだから? で、書きたいのは厚労省のホームページに載っている心の相談ダイヤルやいのちのSOSみたいな名称の電話について。 勇気を出してかけたのに、「その問題

          学生時代をひとりで過ごすということ

           ひとり焼肉、ひとりカラオケ、ひとりライブ参戦、あなたはどこまでできる?  「おひとり様」という言葉ができ、ひとりで何かをするということがピックアップされ始めた頃、私の学生生活は常にそれだった。  中学二年生でいじめに遭い、同じ年代の集団に恐怖を感じるようになった。PTSDとかトラウマとか、今までかかった医者やカウンセラーから聞いた話はどれもまちまちで雲をつかむような感覚だった。  同じ年代の人間に恐怖を感じるということはつまり、友達を作ることができないということだ。友達

          学生時代をひとりで過ごすということ