乳ガン日記35 ～ブースト照射！～

こんにちは。Ottoです。
昨年11月に乳ガンが発覚、7ヶ月前に手術、先々月に抗ガン剤治療を終了、先月からホルモン療法と放射線治療を始めました。
過去の日記は下記のマガジンから御覧頂けます。

Ottoの乳ガン日記まとめ｜Otto@乳ガン病期ⅡA（ホルモン感受性、ルミナールB）｜note

先日お陰様で放射線治療も2/3を終え、今日からブースト照射に入りました！
ブースト照射とは、手術した傷痕周辺に的を絞り照射する、放射線治療の仕上げの治療工程です。
照射時間も1回につき1分も満たない、ほんの一瞬だけ。
私の場合は、今日を含めブースト照射を5回受けたら、ようやく放射線治療も終了です。
後は1年間ほど経過観察で時々通院するのみです。
手術、抗ガン剤治療、放射線治療、ホルモン療法という大きな治療の工程も、残すところホルモン療法に集中するのみになろうとしていると思うと「よく頑張れたな～」と感慨深いです。
母、彼氏、友達、主治医や看護師さん達、その他の励ましていただいた皆様に、ただただ感謝です。
ここまで頑張れたのは皆様の気持ちあってこそです。
心より深く御礼を申し上げます。

何だか、もう終わったみたいな気持ちになっていますが、油断しないよう残り4回分のブースト照射も受診してまいります（笑）

ちなみに患部の皮膚については、ちょっと色素沈着して黒ずんでいたり、ほんのり赤かったり、たまにシャワー後にヒリヒリしますが、処方していただいた軟膏や保湿剤を日々塗っているので気になりません。
人により皮膚炎に苦しんでいる患者さんもいるようで「私は一体どうなるのか…」と当初は少し心配でしたが、幸い何ともないです。
今後も保湿ケア兼ドレナージを続けて、身体を大事にしたいですね。
放射線治療の主治医曰く「しっかり保湿ケアすれば綺麗な肌にすぐ戻りますよ」とのことなので、一生ケアします。

ただ気になるのは、治療代の精算について。

実は、私が放射線治療で通院している某病院は、大きな病院なので相応の治療を必要とする患者さんも日々対応しているため、感染予防対策を講じていても院内クラスターの絶えない状態が今春から続いているようで、特に最近は深刻で抑え込みできていないのです。
（私の職場でも、実のところ現在ちょっと院内クラスターが発生していますが、検査して調べれば調べるほど芋蔓式に陽性の罹患者が続々と…なんてことは幸いありません。）
先々週から、ついに「会計担当の事務員が不足しているため、精算は次回の通院時にお願い致します。」という状況が続いているのです。

しかも最初「お盆休みなので会計処理を縮小しております。次回の通院時に（以下略）」などと説明していましたが、正直「え、いやいや、その説明はアカン…。アカンて…。いつまでも保たない誤魔化しは限界が必ず来るで…。」と思いながら通院していました。
私も別の医療機関勤務なので、すぐ気付いたんですよね。
その会計処理が麻痺した初日、事務員数名が物々しい雰囲気を醸して遠くから会計処理を見守っていたのを…。
職業柄、私は「あ、これは混雑にブチ切れるクレーマー対策（見守り）をしているのかな？」、「こんな忙しない時期にシステム障害か？」なんて推察していましたが、そうではなく最悪の事態だったようでした。
今思えば、会計処理が麻痺する直前の日、放射線技師さんに「新型コロナ、気を付けましょうね…。」とポツリと話しかられ、その時は素直に「気を付けます…！」と答えましたが、あれはフラグだったのかもしれません。
律儀に院内クラスターの報告は毎日ホームページに記載しているわけだし、別に最初から「人員不足で…」と正直に説明しとけばいいだろうに、どうして無駄にクレーマーを発生させそうな下手な説明をしてしまったのでしょうか。

もう各所の院内クラスターなど逐一ニュースにしていたらキリがないので報道されていませんが、今こうした医療機関の逼迫した状況（医療崩壊）が、きっと全国的に発生しているのでしょう。
同業者としては陰ながら応援したいものの、今は患者サイドの視点から考えることも増えたので、なかなか複雑な気持ちです…。

「私、もうすぐ放射線治療が終わるのだけど、それまでに会計の処理ちゃんとできるの…？？」

と、次第に不安になってきております。
放射線治療を受け入れてもらえたことは本当に本当に感謝しているけれど、やはり精算はキッチリしたいじゃないですか。
高額療養費制度の限度額認定証の提示により、今月に関してはもう上限まで支払い済みで、それ以上の請求は無いけれど…。
もし来月の治療最終回までに会計の処理が復旧していなかったら、来月分の治療代の精算はどうなっちゃうのでしょうか。

私、ぶっちゃけると来月末をもって休職が終了して退職する予定なんですよね。
ホルモン療法の副作用があまりにキツくて、復職は困難と判断して退職するつもりなのです。
なので、気持ち的に精算は来月以内に済ませときたいんですよね。
「罪（コロナ禍）を憎んで、人を憎まず。」の精神でありたいですが、私の放射線治療の精算は一体どうなってしまうのでしょうか…！？

今日の日記は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また更新してまいります！

※2022年8月30日（火） 補足
8月29日（月）より会計処理が復旧しました！