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【嫌われる勇気】共同体感覚について

こんにちは!本日も昨日の続きです!「嫌われる勇気」の共同体感覚についてまとめていきます。

前回、前々回の記事を読んでいない方はこちらから読むと理解しやすいです。

嫌われる勇気とは

嫌われる勇気という本についておさらいします。この本はアドラーという心理学者の哲学を分かりやすく説明した本です。アドラーはフロイト、ユングにならぶ心理学三大巨匠のひとりです。

アドラーの哲学は「世界はシンプルで、人は誰でも幸せになれる」というもの。

前回までの流れ

ここまでの流れも軽くおさらいします。

「人は変われる」という理論を説明したのが前々回の「目的論」でした。そして「世界はシンプル」を説明したのが前回の「課題の分離」でした。

共同体感覚

ここから本日の内容に入っていきます。

対人関係の悩みを解消するための「課題の分離」でしたが、実は「課題の分離」はスタートであり、ゴールは「共同体感覚」です。

つまり「課題の分離」だけでは完全に悩みを解消することはないのです。課題の分離をした先にある「共同体感覚」を手に入れることで悩みはなくなり、幸せになれるのです。

仲間がいる、居場所がある感覚

共同体感覚とは「自分には仲間がいる、居場所がある」という感覚です。例えば、学校や職場で仲間や居場所があると居心地がいいですよね。

これは学校や職場にのみならず、住んでいる地域、住んでいる国、または人類でも何でもいいのです。大事なのは自分が「そこに居場所がある」と思えること。

しかし「いきなり国とか人類は遠すぎて共同体感覚が持てない!」という方もいる。というかほぼそうでしょう。

そのためアドラーは共同体感覚を持つための3ステップを紹介しています。

①自己受容

まずは自分を受け入れる。60点の自分を60点として受け入れる。自分を大きく見せたり小さく見せたりする必要はないのです。まずは自分を受け入れることから始めましょう。

②他者信頼

次に他者を信頼すること。気を付けてほしいのは信頼というところ。信頼とは無条件に(見返りを求めずに)相手を信じることです。なので他者に裏切られてしまうこともあるかもしれません。しかし他者が裏切るかどうかは他者の課題です。そこに介入はできません。

信頼と似た言葉で信用という言葉があります。これは条件付きで相手を信じること。例えば銀行。相手の給料や住居の有無によってお金を貸してくれます。しかしこれでも相手が裏切らないとは言い切れません。条件を付けても裏切る人は裏切ります。

ならば他者を信頼しよう。裏切られたら自分から関係を切ってしまえばいい。関係を切るか否かは自分の課題なので。

③他者貢献

最後に他者貢献です。これは自分は他者に貢献しているなと感じることです。実際に貢献していると思うかどうかは他者の課題なので承認は求めていけません。分かりやすく言うと他者貢献感を持つということ。

他者貢献をすることで人は「自分には居場所かある」「貢献している仲間がいる」というところにつながり「共同体感覚」が得られます。

例えば一生お金に困らない大富豪。彼らは大富豪になったにも関わらず仕事を続けますよね?それは仕事で他者に貢献することで自分の居場所を見つけ自分には価値があるんだということを確認したいのです。

私個人の解釈ですが、他者貢献をするのは何でもいいと思います。「商品を買うときに消費税を払ったから国に貢献した」「商品を買ったから経済が回って製造者の人の生活に貢献できた」などなど。

これらが共同体感覚につながる

自己受容と他者信頼ができていると他者貢献ができる。これが共同体感覚につながり、対人関係の悩みがなくなる。すると世界はシンプルだと感じるようになるのです。

まとめ

本日は共同体感覚についてまとめました。世界はシンプルだ考えるためは課題の分離をすることと共同体感覚を持つこと。共同体感覚とは自分には仲間がいる、居場所があるという感覚のこと。この感覚を持つために、「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」の3つをクリアする。そうすることで共同体感覚を持てる。そして世界はシンプルだと考えられるようになります。

知識として頭に入っても、実際に体験しないと身につかないと思うのでこの知識を意識しながら生活してみてください!きっと世界はシンプルだと感じるようになり、幸せを手に入れられるでしょう。

嫌われる勇気についてまとめるのはこの記事が最後です。ここまで読んでいただき誠にありがとうございます。

また面白い本があれば紹介いたします!

本日もありがとうございました。毎日投稿しているのでフォローとスキよろしくお願いします!



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