【本紹介】1分で話せ
こんにちは!本日は伊藤洋一さんの「1分で話せ」という本を紹介します。
ビジネス書ランキングでは常に上位のこの本。相手を動かすプレゼンテーションのコツがわかるので、社会人にとてもおすすめの本となっております。
今回はこの本で書かれている重要なことを3つにまとめて紹介いたします。
ゴールは「相手を動かすこと」
この本には「相手に物事を伝える技術」が書かれています。ただ「うまく伝える技術」とは目的ではなく手段です。
伝えるということの目的は「相手を動かすこと」です。これを達成するために「うまく伝える技術」を用いるのです。
例えば自社商品の売り込み営業をする際、顧客に対してどれだけ自社商品の魅力を伝えられたとしても、商品を買ってもらえなければ意味がありません。相手が商品を買うという風に動けばその営業は成功です。
そのため何かを相手に伝えるときのゴールは「相手を動かす」ことだというのを徹底しましょう。「理解してもらう」だけでは不十分です。
主張+根拠のピラミッド
ではどのように話せば「相手を動かす」ことができるのか。これには基本的な原則があります。
まずは主張と根拠のピラミッドを作ります。俗に言われるロジカルシンキングです。
「これが結論です。理由はAでBでCだからです」これだけ伝わるのです。
結論は相手が動けるように、方向性を示してを1つの事を伝えます。例えば企画を通す場合、「こういう企画です」ではなく「これは売れます」と結論付けます。こうすることにより相手へ方向性が伝わりやすくなり相手を動かしやすくなります。
根拠は次の2点を意識してください。1つ目は「根拠は3つ必要」です。根拠が一つしかないと結論を裏付けるものとして心許ないからです。2つ目は「意味が通っていること」です。主張に対する裏付けなので、相手が理解できるように意味が通った根拠を意識しましょう。
このピラミッドを作るうえでは「スッキリ・カンタン」な言葉を使いましょう。具体的には「~という困難を経て~しました」といった無駄な情報を話さない。「これをブラシュアップします」といった難しい言葉を使わないない。「スッキリ・カンタン」を意識すれば相手により伝わりやすくなります。
イメージを想像させる
主張と根拠のピラミッドでロジカルに話をされるだけでは人は動きません。主張と根拠のピラミッド+イメージで人は動くようになります。人は想像をすることで感情が揺さぶられるからです。
例えば、不動産で物件を選ぶ際↓
A「公園が近い閑静な住宅街の物件です。」
B「木や花の多い公園が近いので、小さいお子さんが喜びますよ」
どちらの方が購入したいと思いますか?
Bのほうが生活をしている想像がつきやすくて魅力的に見えます。
このようにイメージを想像させると、聞き手はその状況を自分に当てはめやすくなります。そして「相手が動く」のです。
この時に便利な言葉が「例えば~」「想像してみてください」です。これらを主張と根拠のピラミッドの後に言えば完璧です。
まとめ
ここまで話してきたことをまとめます。
まず「伝える」ということは「相手を動かす」ということがゴールです。相手が動いてもらえるように伝えることが重要です。
相手に動いてもらえる伝え方は
①主張を言う
②その根拠を3つ言う
③イメージを想像させる
この三つを意識することです。
実際に「吉野家が好き」という主張の話を作ってみます。
私は吉野家が好きです。理由は3つあります。1つ目は「早い」からです。注文してから1分ほどで牛丼が届きます。2つ目は「安い」からです。どれを食べてもせいぜい500円ほどでお腹いっぱい食べられます。3つ目は「うまい」からです。想像してみてください。空腹時に牛丼をかきこむところを。以上のことから私は吉野家が好きです。
どうですか?かなり手短に「吉野家が好き」ということが伝わったのではないでしょうか。
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