東京海洋大学マリンサイエンスミュージアムに行って学んだこと箇条書き
場所
〒108-8477 東京都港区港南4-5-7 東京海洋大学品川キャンパス内
入館料金
無料
開館時間
10:00 ~ 16:00
休館日
土日祝
URL
https://www.s.kaiyodai.ac.jp/msm/index.html
捕鯨の銛 185cm、重さ75kg
海の深さの分類
表層
太陽の光が届くため光合成をする植物プランクトンが育ち、いろんな種類の生物がいる
中層、深層
太陽の光がわずかに届く 自ら発光する生き物が多い→メンダコ、ラブカ
漸深層
水温の変化があまりない、生き物少ない→リュウグウノツカイ
深海層
海底で生活→マッコウクジラ
超深海層
水圧かなり高い
東京海洋大の歴史
1875 三菱商船学校設立→1882 官立になり東京商船学校になる
1888 水産伝習所設立→水産講習所開設
1945 東京、神戸、清水の高等商船学校統合
1949 水産講習所を包括し、東京水産大学設置
1949 商船大学設置
2003 東京水産大学、東京商船大学が統合、東京海洋大学になる
海洋大学では微生物電池の開発、海洋船舶構造物の防食防汚研究、魚病や養殖などの研究、加工の研究、水泳実習などもおこなわれている
食品製造実習もおこない、そのとき作った缶詰は学祭で販売する
水産の歴史にとって缶詰製造は触れなくてはいけないほど重要
今ある海洋大学の練習船
海鷹丸Ⅳ(8代目?)、神鷹丸Ⅳ(4代目?)、青鷹丸Ⅱ(5代目?)
石川島重工、日立造船、川崎造船、林兼造船、住友重工、三井造船、藤永田造船、三保造船などたくさんの造船所が練習船つくってる
海鷹丸は日本初の南極観測に参加して以来、南極調査をおこなっている
明治期の日本近海は外国船に荒らされ放題だった
海洋生物について
鯨は哺乳類なので胎児の段階でへその緒がある
鯨の祖先は陸棲の四肢動物なので胎児の段階では後ろ足がある
出産前には後ろ足がなくなって、鼻も顔面ではなく頭頂部に移っている
5000万年前の半水棲の四肢動物、パキケタスが鯨の祖先。1000万年かけて今のクジラのような形になり水棲に適応した。
体毛の消失、前肢の鰭化、後肢の退化、背鰭尾鰭の獲得、鼻腔の頭頂移動を経て半水棲から完全水棲へ
海産哺乳類はアザラシ、アシカ類(鰭脚類)とジュゴン、マナティ類(海牛類)とイルカ、クジラ類(鯨類)とラッコで分類される
アザラシアシカはイヌやネコに近く、ジュゴンマナティはゾウに近く、イルカクジラはカバに近い
鯨>海牛>鰭脚の順で陸への依存度が低い
珪藻とは微生物→この微生物は死んだ後もガラス質の殻が遺骸として残るため、それが積み上がってできた地層を珪藻土と呼ぶ
キューピー創業者は海洋大の前身の1つ水産講習所出身で、缶詰の製造法を学んだ
養殖真珠
真珠の成分、90%以上炭酸カルシウム
アコヤガイなど一部の貝には、中にはいった異物に真珠層を形成し防御する性質があり、真珠層の色が美しいが故に始まったのが真珠産業
なので、球体だけでなく仏像型のものを真珠にしたり、スプーンを真珠にしたり、色んなものを真珠色にできる
漁法
魚網にも結び目があるかないかで編み方が変わる
結び目あり魚網は安価で補修しやすいが、切れやすかったり、魚を傷つけやすかったりするのがデメリット
結び目がないのは逆に強力で結び目がない分軽く、魚を傷つけにくいが、修理に時間がかかり、生産も少し複雑というデメリットがある
1900年代から40年代までは綿や麻で作られていたが、50年代を境にナイロンやポリエステルなどの合成繊維で魚網が作られるようになった。
合成繊維になったことで海中で腐らないメリットがあるが、海ゴミとして生物を傷つけやすくなった。
そのため最近は生分解性繊維で魚網をつくる研究が進んでいる
マグロ漁やイワシ漁で使われる延縄漁は鳥や亀を誤って掛けないように餌を見にくくするなど対策してる
イセエビ、カニ、イワシなど対象によって網の種類が変わる
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?