ドイツで住民登録、テュービンゲンの場合

 ドイツに90日以上滞在する場合、まず初めに住民登録をする必要があります。住民登録は、銀行での口座開設、納税者番号の通知など、今後のほぼすべての手続きのために必要になります。基本的には、住む地域にある Bürgerbüro (市役所)で手続きをします。テュービンゲンの場合、2024年6月現在、手続き可能なオフィスが4か所ほどあるようです。僕は旧市街にある Bürgerbüro Stadtmitte に行きました。注意が必要なのは、来館前にオンラインで予約する必要があり、場合によっては数週間先まで埋まっている可能性があるということです。住民登録はドイツに到着後、原則2週間以内に行う必要があるので、渡航日が決まり次第、早めに予約してしまいましょう。
 市役所の来館予約は https://tempus-termine.com/termine/index.php?anlagennr=107 から行います。ページ上の "Anmeldung in Tübingen aus dem Ausland und der EU"(海外およびEUからのテュービンゲンへの登録)の横の人数を選択し、次に進みます。オフィスを選択すると、カレンダー上で予約が可能な日程が表示されます。日にちを選択すると、予約可能な時間が表示されます。時間を選択し、自分の名前や連絡先を入力して予約を完了させます。
 無事に予約ができたら、当日までに準備する物を確認します。パスポート+ビザ、"Wohnungsgeberbestätigung"(家主からの確認書)の2点です。後者は、家主に言えば必要事項を記入した物をもらえるはずです。僕は日本にいる際に家主に発行を依頼し、渡独して家に到着した際にもらいました。
 予約当日は、早めにオフィスに行きましょう。慣れない土地なので、自分を過信せずに。旧市街は道が狭く、ドイツが初めての日本人にとってはとても迷いやすいところです。僕自身、早めに家を出たのに道を間違えてギリギリに到着しました。市役所の建物は、外観は木組みで歴史を感じさせるものなのですが、中に入ってみるとモダンにリノベーションされています。天井部分は木組みが剥き出しです。入り口すぐ横に待合室があり、その中に予約番号を表示するモニターがあります。自分の番号が表示されるまで待ちましょう。
 番号が呼び出されたら、指定された窓口に向かいます。持参した書類2点を渡し、簡単な受け答えを行います。緊張していたのか、あまり何を聞かれたか覚えていません。ドイツに住むのは初めてか、なんてことも聞かれました。テュービンゲンは外国から転居してくる人が多いのか、英語で手続きできました。職員の方も、終始かなり手慣れている様子でした。最後に住民登録が完了したことを証明する書類をもらって、おしまいです。手続き自体は15分もあれば完了します。落ち着いて受け答えすれば特に難しいことはないので、最初の関門ではありますが頑張ってください。

 Tübingen Bürgerbüro Stadtmitte の外観。


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