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中途コンサル1年目はどう過ごすべきか?私なりのサバイブ術
はじめに
こんにちは。とり@コンサルです。
あっという間にコンサルに中途入社してから1年が経ちまして。
なかなかにしんどいことも多かった中で、個人的にはあれこれ工夫しながら過ごしてきました。
今回は、そんな自分の1年間を振り返ってみて、やってみて・意識してみてよかったと感じる取り組みを整理してみようと思います。
主にC、SCランクで中途入社でコンサルに入る方(特に未経験で入られる方)の参考になればと思っています。
有料に設定していますが、当面は最後まで全部読めるようにしてあります。
ぜひすごく参考になった!と思われる方がいらっしゃいましたら、投げ銭していただけたら嬉しいです。
やってみてよかったこと①コンサルマインドのインプット
コンサルマインドのインプットは早々にやっておいてよかったと感じることの一つです。
ベンチャーからコンサルに移ってきた立場からすると、コンサルの人たちの大事にしているポイントはベンチャーの時代と結構違うなと感じることが多かったです。特に一つ一つのドキュメントに関する精度は圧倒的にコンサルの方が高いと感じました。こういうのもコンサルが大事にするマインドが表面化したものなんじゃないかと。
このコンサルマインドは現場で上司や先輩からフィードバックを受けながら学んでいくことなんだとは思いますが、先に体系的な知識を入れておいた方が現場でのフィードバックが答え合わせのようになって、自分の中にスッと入ってくるんじゃないかと実体験から感じています。そういう意味で、コンサルマインドをまずは書籍を使ってインプットしておくのが大事だなと。
個人的にはこの辺りの本が読んでみてすごく勉強になりました。
やってみてよかったこと②プロジェクト外のつながりを作る
プロジェクト外のつながりを意図的に作るように動いたのもとても意味があったと感じています。
コンサルは基本プロジェクト単位で働きます。その期間はプロジェクトによりまちまちですが、基本的にプロジェクトにいる間はプロジェクト以外のつながりができづらい環境になります。
プロジェクト外のつながりがあると、他のプロジェクトと情報交換ができたり、自分のプロジェクトのいい点や悪い点を客観的にみられるようになります。
横のつながりの作り方として、特に中途で入られる方は、中途向けの研修があると思うので、そこで積極的にコミュニケーションをとっていくのがいいと思っています。
中途で入った人同士だと立場が似ていることが多いので、仕事の辛さを共感できたり、一緒に頑張ろう!と思えるような仲間のような関係になれる可能性も高いと思います。私自身この中途同期の仲間にいろいろ話を聞いてもらって救われたことも多いです。
やってみてよかったこと③過去資料を徹底的に読み込む
プロジェクトや部署の資料を読み込むのが思った以上に効果がありました。
当たり前ですが、これまでのプロジェクトや部署の知見が積み重なったものが資料になっているので、ある意味では宝の山です。
例えば、提案書はプロジェクトの目的や背景を知ることができますし、WBSなら網羅的に構造化された形で今のプロジェクトのタスクを知ることができます。
他にも週次定例の資料であれば、直近の議論がわかるだけではなく、プロジェクトの上司やクライアントが好むデザインやメッセージがどういったものなのかを学ぶこともできます。
部署の他の提案書であれば、どんな案件があったのかわかりますし、スライドを作る際のレパートリーを自分の中に蓄えることもできます。
上司や先輩から「この辺りの資料は読んでおいて」と渡してもらえると思いますが、それ以上に資料を探して読み込むことはやっておいた方がいいと思います。
やってみてよかったこと④何か少しでもバリュー(価値)を出す意識を持つ
コンサルの皆さんはバリュー(価値)という考え方が大好きです。
その作業はチームやプロジェクト、そしてクライアントに対してなんらかの価値が出せたのか?ということがすごく問われます。
もちろん入ったばかりでいきなり大きなバリューを出すのは難しいと思うのですが、何か一つでも小さくてもいいからバリューを出すぞ!という気構えをまず持つようにすることが大事だと感じました。
具体的には、議事録作成、ミーティングの調整、会議室の確保みたいなところだったら比較的とっつきやすいはずです。
バリューを出さなきゃ!という気構えを持って、まずは小さいところからバリュー発揮をする、というのを積み重ねていくのが良いと思います。
やってみてよかったこと⑤ショートカット習得とタイピングスピード向上
基本先輩、上司は作業が早いです。
彼らはコンサルとしての思考力が高く、考えるべき論点は何か?仮説は何か?というのを考えるのが非常に早いんだと思います。
しかし、経験値が少ない立場からするとその思考をスピーディーにはできません。
その思考時間を確保するためには、それ以外の作業をさっさと終わらせないといけない。そのためにどうするか?
簡単だけど、効果が高いのは、ショートカットの活用とタイピングスピードの向上だと思っています。
ショートカットの活用はすごく単純に作業時間が減りますし、パソコン作業がほとんどなコンサルからするとタイピングスピードは生産性に直結します。
よく使うショートカットの暗記とタイピングの練習、これは必須でやった方がいいです。
やってみてよかったこと⑥すごいと思える先輩・上司を見つける
特に同じプロジェクトの中で、この人すごい!って思える先輩・上司を早めに見つけるのも大事だと思っています。
私はすごいと思った先輩・上司の作業や成果について真似できるところがないかを探して、ちょっとずつ真似してみるようにしました。
例えば、その人が作った資料の構成やスライドのデザイン、クライアントとのコミュニケーション頻度、メールやチャットの文章など真似るように意識してます。そのおかげで、先輩や上司からのフィードバックの指摘量は減っていったように感じます
日本の芸術の考え方の「守破離」の「守」では、師匠から教わった型を守ることこそが大事と言われているので、すごいと思える先輩・上司の型を真似していくことこそ大事だと思います。
最後に
この振り返りが誰かのためになれば幸いです。
一緒にコンサル業界を生き残って頑張る仲間が増えるといいなと思っております。
頑張りましょう。
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