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転職活動はWill/Can/Mustで考えるべきって話

はじめに

こんにちは、とり@コンサルです。

新卒で入社してから定年までずっと同じ会社に勤めるというのが普通ではなくなってきて、多くの人がキャリアのどこかで転職活動をするような世の中になってきたような気がしています。

ただ、転職活動の中で、「あれをやりたい!」、「あれはやりたくない!」みたいに自分の意思ばかりをアピールすると全然うまくいかないです。
(過去の自分の実体験より)

そんな私の失敗経験からすると、キャリアを考える時は

  • Can(できること)

  • Must(やらなければいけないこと)

  • Will(やりたいこと)

の3つに分けて考えてみるのが有効だと思っています。
そのあたりを今回は少し書いてみようと思っています。

注意事項

  • 今回も有料に設定はしていますが、全部読めるようにしてありますので、ぜひすごく参考になった!と思われましたら、投げ銭していただけたら嬉しいです

  • 一個人の意見ですので、絶対解ではない点に留意いただき、お読みください

Can(できること)とは

Canは自分ができること、つまり自分がどんなスキルを持っていて、どんな経験があって、結果として“会社に対してどんな貢献ができるのか”ということです。

Canはこれまでの自分のやってきた業務を棚卸しして、そこから一段階抽象化して、自分ができることを整理していくことで見えてくると思います。

このCanは何か特筆すべき1つの内容があるというよりは、いろんなできることの組み合わせで作られていくものだと思います。
この辺りは、Linkedinの元社長の村上さんが書いた「転職2.0」という本が参考になるので読んでみることをオススメします。

Must(やらなければいけないこと)とは

こちらはやらなければいけないこと、ということで言い換えると、相手や相手となる会社が自分に対して何を求めているのか、ということになります。

自分自身のことではないので、このMustについては絶対の回答はなく、しっかりと情報収集をして、どれだけ解像度を高めることができるかがポイントになります。

転職活動においては、しっかりと募集要項を読み取り、どんなスキルをもった人が欲しいのか、どんな働き方を期待しているのか、どんな役割を期待しているのかをなるべく具体的にしていくことが大事です。

ただ、募集要項や人事の方からの説明はどうしても綺麗な情報になってしまうので、言葉通りに受け取るのではなく、実際本音はどうなんだろう?と考えることが大事だと思っています。

そこを具体化していくための方法の一つは転職エージェントに聞く、というのがあります。
※ただし、しっかりと企業側の内情の情報収集ができていないエージェントだと当たり障りのない情報しか持っていない可能性もあるので、そこは注意が必要です。
(むしろ本音に近い情報を収集できているかがいいエージェントかの一つの判断軸になりうると思います)

もう一つ、受ける企業のOBOGの方や相手企業の人事の方にカジュアル面談の設定を依頼して、現場の責任者レベルの方に話を聞いてみるのもいいと思います。
現場の方は実際に一緒に働くのにできるだけいい人に来てほしいと強く思っているはずなので、より本音に近い情報をくれる可能性が高いはずです。

Will(やりたいこと)とは

Willはこちらの意思ということで、どんな仕事をしたいのか、どんな働き方をしたいのか、と言うことになります。
ただ、正直前述のCanやMustに比べると優先度は下げて考えるべきだと思います。

やりたいことばかりをアピールするのは独りよがりなので、相手からすると悪い印象になりかねません。
一方でどんなことがやりたいか?どんな働き方をしたいか?を問われることはよくあるので、Willについても言語化することは大切です。
ただ、それはあくまでCanとMustを考えた上で追加情報として伝えていくという優先度で考えたほうがいいと思っています。

また、Willに関しては今これがやりたい、という短期視点でのやりたいことではなく、自分は今後5年、10年スパンでどんなキャリアを歩んでいきたいのか、その中でなぜ今御社なのか、というような中長期観点で考えて伝えていくと相手にとっては納得感があがるはずです。

結局のところ転職活動は個人と企業のマッチング

転職活動は自分にとっての人生の一大事ですが、企業にとっても労力やコストをかけておこなう大ごとです。

なので、あくまで大事なのはMustとCanがどれだけマッチングするのか、マッチングさせられるのかを整理することです。
そして、それを意識して転職活動では伝えていくべきで、そこに付随してWillをアピールしていくのがいいと思います。

あくまで会社(アサイン先)と自分のマッチング作業なので、ちゃんとマッチしてるかどうかに一番フォーカスするべきだと考えます。

この考えで私は大失敗した一度目の転職活動とは違い、今の会社に入社した際に行った転職活動では、複数のコンサル会社から内定をいただくことができました。
是非この考え方でキャリアを整理することで、この記事を読んでくださった皆様の転職活動が少しでうまくいくことを願っております。


ちなみに質問箱なるものもやっていますので、ご質問がある方はこちらからどうぞ

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