- 運営しているクリエイター
2023年9月の記事一覧
中根すあまの脳みその212
ちょうど1年ほど前。
家のリビングで、家族4人で映画を観ていた。
時刻は夜の21時頃だったと記憶している。
その日は夏の断末魔のような暑い日で、しかし、冷房を入れるには時期も時間も遅すぎるような気がして、部屋中の窓を開け放つことでお茶を濁していた。
そんな状況で狭いリビングに4人。
そのうち3人は酒をたらふく食らっている。
中根家は盛り上がっていた。
30分に1回の周期で、ふと誰かが我に返り、シッ
中根すあまの脳みその211
ここ最近は流れ者のカステラ売りとして生きている。
詳しくは去年の末に綴ったこちらの文章を読んでいただければと思う。
あれから何度か縁があり、今回で4回目の現場である。
極力働かない、で有名な私が毎日の激務をこなせているのはきっと、カステラへの愛故にだろう。
今回の催事会場は今までとは違い、商業施設の中である。
めくるめく駅構内を眺めているのが好きだった私は、その点において少し残念に思えたのだが、
中根すあまの脳みその209
日々に大きな波を感じる。
波線のグラフような調子で、ぐわあんと上がったり下がったり。
上がりきるまで下がらないし、下がりきるまで上がらない。故に、調子が良いときはその終わりを想像して怯え、調子が悪いときにはその終わりに希望を見出す。まったく人間というのはままならない生き物である。
自分が今、奈落の底へ落ちている途中だという自覚があるとき、一体どこまで落ちれば底にたどり着くのか、これが底だと思いきや
中根すあまの脳みその208
置き去りになったナスの馬が、灼熱の太陽に焼かれて美味しそうになっていた。
見た目はもう、焼きナスである。大根おろしを添えたくなる。
空を仰ぐと濃い青をしていて、秋の気配を感じた。そういえば秋もまた、良い季節だった気がする。昨日は過ぎ去る8月が悲しくて、名残惜しくてしかたがなかったのに。
去年も同じようなことを考えた記憶が微かにある。
どうでもいいが、ここまでで”去”という漢字を3回も使っている。