aikoの架空シングルをレビューしてみた

誰だって一度は【オリジナルの何かを空想してみる】ってこと、
したことありますよね。

オリジナル必殺技
オリジナル魔法
オリジナル発明品
オリジナルaikoシングル
オリジナ

えっ？
ちょっと、なんですか？
最後？

いやいやaikoが書きそうな曲のタイトルを三曲考える、

【オリジナルaikoシングル】

じゃないですか。

みなさんもやったことあ…えっ？初耳？嘘？もしかしてうちの地元だけとかそういうやつ？

ということで

aikoが好きすぎるので、
aikoの架空のシングルを考えて、しかもそれをレビューするなんてことをしてみたいと思います。

どこまでaikoを降ろせるか。
どこまでaikoになれるか。
勝負はここにかかっています。

そう。
あたしは涙で花火を消すナキ・ムシなカブトムシとなるのです。

早速レビューしていきます

今回私がレビューをするのは、aikoのシングル「スニーカー」です。タイトルはスニーカーですが、ジャケット写真はaikoの憂いを帯びた表情のアップのみとなっています。

曲目は、

1 スニーカー
2 柔軟剤
3 コーヒーカップ

です。

それでは各曲、レビューしていきましょう。

スニーカー

イントロから軽快なサウンドが鳴ります。aikoがぴょんぴょんと飛び跳ねている姿が容易に想像できますね。

そして、
明るい曲調に身も心を躍らせながら、aikoは口を開きます。

暑くて飲み干した
ぬるくなったサイダー
のどごしの悪さは
今の私たちみたい

何故なんだaiko…。
曲調と歌詞が全然合ってないじゃない…。

これめちゃくちゃaikoあるあるなんですけど、明るい曲調の時は反面歌詞をめちゃくちゃ暗いやつ書きがちです。

「雲は白リンゴは赤」っていう曲も、ハッピーなイントロが終わると、

あたしもあれから色々あったよ 訳が解からない日もあった
毎日を過ごすのがこんなにも辛いなんて

出典：雲は白リンゴは赤 aiko 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索

ってこれもう獄中記じゃないですか…。

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その後、いたたまれなくなった二人は外へと出かけます。

会話のない二人
靴紐が解けてたこと
あたし言えなかったの

靴紐が解けていたことに気づけたのは、会話がないことで下ばかり見て歩いていたからという、恐ろしい皮肉が表現されており、さすがaikoと言ったところです。

そして解けてることを言えなかったあたし。
あなたの靴紐が解けているよ、と指摘が出来なかったのか。それともあたしの靴紐を結び直したいから止まって欲しい、と言い出せなかったのか。

2人の現在の心の結びつきを絶妙に表現しています。

そしてサビです。

ぬかるみを歩きたかった
あなたに跡を残せたから
照り返しの強いアスファルト
あたしだけ汗がやまない

何も起こらない日常なんて要らなかったんです。こんな虚無なら、いっそ汚したかった。汚れた靴底で足跡をあなたに付

ちょっと待って

こんだけ語ってますけど、こんな曲存在しないし、自分で書いて自分で褒めまくってるだけなんですけど、あたしの自我大丈夫かな…

…あたし？

私って一人称あたしだったっけ？

柔軟剤

ふらつくあなたに
肩を貸したの
その日から季節が一つ増えたみたい
過ごし方が分からない

季節が5個になるところからスタートする「柔軟剤」は、ゆったりとしたテンポのミドルバラードです。

突然の季節増殖に過ごし方が分からなくなって、戸惑っている様子が窺えます。そりゃそんな天変地異が起きればそうなるのも必然ですが、これってまるで恋をした時のよう。

大丈夫と歩く後ろ姿から
立ち上った香り
その日の夜　洗濯機に入れた
あなたをくすぐれますように

これって、「あなたと同じ柔軟剤を使った」ってことなんですけど、怖いのがその日の夜ってところです。

だってたまたま家に同じ柔軟剤あると思います？

これ、ふらつくあなたが「大丈夫」と立ち去った後に、絶対ドラッグストアに寄って探してます。もう、即です。棚にある香りのテスター、めちゃめちゃ嗅いでます。下手したら何店舗も回ってる。

そしてちゃんと見つけるこの執念。
安定のaikoと言えますね。

そしてサビです。

きらりと光る手元
あたしには眩しすぎるから
いつかいつか
素肌の指でキスして欲しい

素肌の指…
何もつけていない指…
ということは普段は何か付けている…
光るもの…
指輪…
既婚者…？

あ、あ、あああaikoー！！！！

しかも既婚者ってことは、柔軟剤も下手したら結婚相手が選んでるってことだよね…？それにあたしが気づいてないわけない…なのに同じ柔軟剤を…？

怖っ！！！怖す

ちょ、ちょっと待って

いや怖いのは私では？これは私が作った詞であって…え、じゃあなんで私があたしの詞をレビューしてるの？これって私が作ったんだっけ？

いやaikoの曲をあたしがレビューしてるんだよ。そうそう。そうだった。

私何言ってんだろ…ふふ。

ちょっと待って…あれ？

あたしがaiko…？

aiko…

違う違う。

コーヒーカップ

傾けば溢れる
そんなありきたりなこと
いつから忘れていたのだろう

aikoのすごいところって、歌詞の指し示す先に全て恋が、そしてあなたがいるところなんです。どんな言葉が綴られようと、です。

何が溢れるのかは、一切明記されていません。題名から推理するならば、"コーヒー"なのでしょう。
しかし、aikoの声でaikoのメロディで歌われてしまうと、溢れるのはたちまち恋する気持ちになってしまうんです。もしくはあなた。

そして面白いのは、「溢れる」って二通りの読み方があるんです。
「こぼれる」と「あふれる」。
似てるようで意味は違いますよね。今回の場合は、

あれ、どっちだっけ…
ん？あれ…
聴いてみないと…
聴く…？いや音源…あれ……？

ぶ、文脈的にはこぼれるかな…？
こぼれる…こぼれる…

そ、そう。こぼれるこぼれる。
こぼれるだし、コードはB♭augだったそうだった。

なんで忘れてたんだろふふふふ。

割ってしまえば
きっと楽になるのだろう
でも苦いと笑うあたしが
貼りついて離れない

過去の苦い恋愛って出来ることなら忘れたいですよね。でもどこかで忘れたくないというか、苦い苦いと言っていたいみたいな側面がありますよね。

私（あたし）も

あれ…
私（あたし）

何これ…

私（あたし）って入力すると勝手にカッコであたしって…

私（あたし）
私（あたし）
私（あたし）
私（あたし）
私（あたし）

ちょっと何これ！！どうなっ

同音異義のサビへ

ちょ・と勝手に・待っ・・

涙を拭うことも
今のあたしにはできない
くるくる回して
吹き飛ばしてもらうことしか

出典：ai・o コー・ーカ・プ ・ビ（de・o) - YouTube

しかも出・・そんなの・（あたし）作・て・い

ま

上書きさ

る

あ

ということで

この記事をきっかけにもっとみんなに聴いてもらえたらほんまに嬉しいです。

以上aikoでした！