見出し画像

最初で最後のはじまりのとき〈言葉の企画2020 第一回〉

毎日が変わった。

「学び」が愉しい(くるしいけど)。
「学び」の中にいる。

参画することを決めた「言葉の企画 2020」。

はじまりのときは一度しかなくて特別だから、
特別にしてくださった皆さまへ感謝を込めて
第一回目の講義を経て、今想うことを書き留めたい。

(長いので、お気に入りの飲みものを携えて、楽な姿勢で、気になるところだけでも読んでもらえたら嬉しいです。)

参加のきっかけ

2019年8月。自分の存在意義が分からなくなって、
思い悩んでいたときに出会ったこのnote。
「全力」を感じた。

フォローもしてなかったのに突然ツイートした私に、
こんなコメントをつけてくださった阿部さん。

リプライにもお返事をくださって、
この人の言葉には嘘がない、すごいと思った。

同時に、自分の甘さを痛感した。
思考も行動も、全然足りない。
自分に対して「悔しい」という感情は久しぶりだった。

それから気づけば、阿部さんのタイムラインを追っていた。

#広告空論 は、広告好きなことを思い出させてくれたし、
いつでも丁寧にツイートされている言葉は心地よかった。

でも、どこかでずっとモヤモヤしていた。
悔しさを昇華できてなかった

「言葉の企画」への参加を決めたのは、
この人(たち)から学びたいと思ったから。
参加すると決めた時のドキドキを、
今も鮮明に憶えている。

「ありがとう」は「がんばろう」に繋がる

阿部さんから初めて届いたメール。

企画生のみなさんへ

阿部広太郎です。
課題の案内よりも、挨拶よりも、
真っ先に伝えたいのはこの気持ちです。
 
本当に、ありがとうございます!

えええ!先に、感謝されてしまった!
これだけでも感動していたのに、さらに期待を超える。

レターパックの住所まで、手書き。
想いを届ける、という意志を感じた。

招待状にも、一番に「ありがとう!」と書かれていた。
本気って、こういうことだ。心をつかまれた。

「ありがとう」の気持ちに応えたい。
せめて、熱量だけは同じでいたい

挫けそうになっても持ち直せたのは、
先に届けてもらった「ありがとう」の力。
まさに、先手、好意の返報性だと思った。


本気で取り組むから、見えてくるもの

第一回の課題で一番苦しんだのは、
「自己紹介の企画(広告)」。

今まで幾度となくやってきた自己紹介。
今回は、自分の表面を並べるだけじゃ足りない気がした。

私は、なぜ参加するのか。
一年前の悔しさが甦る。

自分をひらきたい。

だから、コンセプトを「さらけ出す」に決めた。
仲間に対する姿勢としても、大事にしていることだから。

ここからが難しかった。
どうすれば、まだ会ったことのない人の
「さらけ出す」ものを受け取ってもらえるのだろう。

浮かんでくるアイデアは、どれも納得いかない。
自分が微妙だと思うものは出したくないのに、
全然これだ!というものに至れない。

時間ギリギリまで粘ったものの、荒い部分だらけで
(データが重くてメールで送れず、15分遅れて)の提出。

提出が遅れたことに、とても落ち込んだ。
申し込み時の約束を守れなかった。
初回から裏切ってしまった。謝っても謝りきれない。

救ってくれたのは、次に届いたメールだった。
【伝わりました総選挙】と題して、
みんなの課題たちが届いた。一気に惹き込まれた。

ここで立ち止まっていたら、それこそ失礼だ。
たくさん学んで挽回しようと決めた。

気づいたことをメモしていたら、
一人目で1時間はゆうに超えていて。

みんな、ものすごく覚悟して臨んでるんだ。

だんだん自分の立ち位置が、浮き彫りになっていく。

ど素人だということ。
相手の立場に立てていなかったこと。
言葉や表現のストックが乏しいこと。

いつもならここで、失敗したくないと
周りに悟られないように土俵を降りてきた。

でも今回は、ついていくのに必死すぎて
人にどう思われるかを考える余裕がなかった。

本気で取り組んでいるかもしれない、と思った。


圧倒的なひとは、圧倒的に努力している

【伝わりました総選挙】の投票を終えてホッとしていたら、
阿部さんから全員の自己紹介へのフィードバックが届いた。

えっ?初回の講義で明かされるんじゃないの?

何層にもなっている学びの構造とスピード感

正直、焦った。
これを当たり前にしている人たちなんだ。

もらったフィードバッグで、思考が始まる。
素直に、もっと良くしたい!と思えた自分に驚いた。
一緒に考えてもらっている感じが嬉しかった。

画像1

他の99人の作品も見ていく。
「そこ!?」という細かい部分に赤ペンが入っている。
厳しいコメントからも、愛を感じられる。

アウトプットは、今までの努力の積み重ねでしかない。

今までも、圧倒的だと感じてきた人はみんなそうだった。
本気でやり込んだ先に、辿り着ける場所がある

さらに感動したのは、講義中のフィードバック。
5人の方の自己紹介を全て「〇〇力」と表現されていた。

「傷つき、気づき、刻まれる」
「あなたはあなたになっていく」

講義のスライドも、阿部さんの発される言葉も
キャッチコピーだらけ。

磨かれた言葉は、強くて優しい。
心に、直接手渡しされた感じがする。
たくさんメモした。

課題の2と3では、全然票が入っていなかった。
「伝わる言葉」までの道のりは遠いけど。

「密な言葉」を届けたい

グループに分かれてお喋りする中で、
企画生のみんなもそう感じているのが伝わってきて
一緒になら頑張れそうだなと思った。

いつの間にか、不安は消えていた。


大切は、愛。

今に至るまで、ずっと一貫していることがある。
私自身を「大切にしてもらっている」という感覚だ。

例えば「企画生」というネーミング。
私も一緒に企画する仲間なんだと嬉しかった。

「大切」の語源を調べてみて驚いた。

「大いに迫る(切る)」「切迫する」の意味を漢字表記し、音読みさせた和製漢語。 「緊急を要するさま」の意味から、平安末期には「肝要なさま」の意味で用いられた。 中世には「かけがえのないもの」の意味から、「心から愛する」意味としても使われるようになり、1603年『日葡辞書』では「大切」が「愛」と訳されている

大切って、愛なんだ。

いつか私も、関わってくれる人が
「大切にしてもらえている」と感じる企画をつくりたい。

「大切にする」というとはどういうことか、
愛するとは何か、考え続けよう。
そして、思いついたことは実行する。

noteを書いている理由「自分を愛す」とも重なった。

課題は山もり。
考える量、アウトプットの量が、圧倒的に足りない。
初めてのこと、知らないことばかりで時間がかかる。
それは、当たり前だから。

「わたしがわたしになっていく」ために、
動いて、考えて、続ける。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
皆さん、これから(先ずっと)どうぞよろしくお願いします!

photo by 写ルンです│
zoomの背景にしたら「それ京都じゃないですよね!?」「草原!」と話しかけてもらえて嬉しかった!京都府京丹後市の海。京都にもこんなに美しい海があって、面白いひとたちが住んでいます。

サポートいただき、ありがとうございます! 有料noteを読んで、学びにして、また書きたいと思っています。