TOEICを受けるにあたって
こんにちは、S.Uです。。
以前の記事では資格試験全般について触れました。
今回はそのなかでも英語系の資格のなかで一般的によく知られており、かつさまざまな場面で役立つTOEICに焦点を当てて話していこうと思います。
1.TOEICとは?
上記の記事にも書きましたが、TOEICはETSというアメリカの教育試験団体が主催している英語の4技能を測るための試験のことです。
TOEICに合格・不合格はありません。
990点満点のうち、自分が何点取れたかによって実力を測るという試験になっています。
一般に「TOEIC」とだけ言うと通常は「TOEIC L&R」すなわちリスニング・リーディング編のことを指します。
TOEICにはもう一つ種類があり、「TOEIC S&W」すなわちスピーキング・ライティング編といいます。
ボクはS&Wの方はまだ受けたことはなく、L&Rの方を二度受験したことがあります。
2.TOEICの受けかた
TOEICの申し込みはすべてオンラインになっています。
下記のサイトがTOEICの公式ホームページになります。
まずは、TOEICの会員登録をしてログインする必要があります。
もちろん登録は無料ですが、受験後に成績証明書が郵送されてくるため、氏名や住所を入力する必要があります。
登録が済んだら任意に設定したIDとパスワードを入力すればログインすることができます。
ログイン後の画面では、TOEICとTOEIC Bridgeの二種類が出てきますが、Bridgeの方は入門者向けのサービスになるため、下記のTOEICの方を見てください。
ここでは、3種類の項目がありますが、基本は先ほども述べたようにL&RとS&Wの2種類を見れば良いです。
自分の受ける方に合わせてそれぞれ受験申し込みやテスト日程などを確認してください。
初めての方は、一回目はL&Rの方を受けることを強くおすすめします。
理由は世間一般や就活などで求められるスコアがおおむねL&Rの方であることとこちらのほうが比較的難易度が易しいからです。
年間テスト日程をクリックすればわざわざ書くまでもなく分かると思いますが、TOEIC L&Rの受験日は年間10回×(午前・午後の)2回で20回程度あります。
これは資格試験のなかでは圧倒的に開催回数が多いほうで、例えば英検は二次面接との兼ね合いももちろんありますが、年3回、行政書士にいたっては年1回しかないというものもあります。
つまり、それだけ受験者数が多いということですね。
申し込みスタートはだいたい受験日の1ヶ月半前くらいからになります。
はやめに申し込みを行うようにしたほうが良いでしょう。
3.TOEICの勉強法
TOEICの勉強法はyoutubeなどにも多数あがっているかとは思いますが、ボクなりの話を書きたいと思います。
ボクは1度目のほとんどノー勉の状態で770点、2度目以下の勉強をして920点でした。
TOEICの勉強をはじめるにあたって、まず第一歩は自分の英語レベルが現状どれほどなのかを知ることです。
受験料を払えるようであり、かつ、ある程度英語ができるという方は一度いまの自分の実力を知るために実際にTOEICを受けてみるのもアリでしょう。
基本の目安となるのは①中学生レベルの単語と文法を分かっているか②高校生レベルの単語と文法を分かっているか③それ以上のレベルの単語を知っているかの3段階だと思います。
①②の段階であれば、まずは高校レベルの参考書などで基礎固めをしましょう。
土台がないとこの後の勉強をいくらしても意味のない時間になってしまいます。
高校生レベルの英単語と英文法をマスターすることからはじめましょう。
高校生までに習う英単語は約3000語、共通テストレベルで求められるのが4000~6000語、難関大学レベルで6000~8000語と言われています。
本屋にいって英単語帳をパラパラとめくれば、レベル別の英単語帳が充実しているためどれくらいの語数を知っているかが分かるかと思います。
英文法に関しても同様に本屋に行けば分かると思いますが、最低限以下の文法事項を知っているかで判断できます。
・時制
・受動態
・準動詞(不定詞・動名詞・分詞)
・関係詞
・接続詞
・仮定法
これらの文法事項を説明できたら中学生・高校生レベルに到達している可能性があります。
逆に分からない場合は英文法を1から学び直す必要があります。
まずは基礎固め、これを怠ってはいけません。
基礎が習得できれば、そこからはTOEIC用の勉強をする必要があります。
TOEIC用の勉強の手順は簡単です。
「TOEIC用の語彙」すなわちTOEICの試験でしか出ないような語彙がどうしても出題されます。
そこでその語彙の不足分を補うために上記の金のフレーズシリーズを使いましょう。
TOEIC用の英単語学習はこれで間違いないです。
他のものを何冊もやる必要もありません。
ここに収録されている語彙を確実に自分のものにしましょう。
このときに注意したいのが安易に知っている単語を読み飛ばさないことです。
例えば「book」という単語。
誰しもが「本」と知っていると思いますが、実はこの「book」という単語は動詞で用いて「予約する」という意味にもなります。
「reserve」と同じですね。
こういった意外な意味、知らない意味の文脈で知っている単語が出てくる場合があるので、確実にすべての意味を言えるようにしておいたほうが良いです。
単語がある程度覚えられたらあとは実践あるのみです。
実践ではTOEICの公式問題集を使用しましょう。
現在('22/4/12)は問題集8巻まで刊行されています。
すべてをする必要はありません。
逆に過去すぎるものをやると形式が変わっているので、混乱する可能性があります。
そのため6,7,8巻あたりをやりましょう。
当然ですが、TOEICの公式が出している問題集なので問題形式は本番と全く同じです。
実践的な効果が見込めるので必ず公式問題集をやるようにしましょう。
4.TOEICのパート別設問分析
TOEICはpart1~7までの7部構成です。
part1~4がリスニング部門、5~7がリーディング部門です。
それぞれ100問ずつの計200問になります。
リスニングは約45分の音声が流れ、こちらは音声どおりにしか解いていけないため時間配分はないのですが、
リーディングは残りの約75分で100問を解いていかなければならず、かなり時間に余裕がありません。
実際ボクも最後の10問のとき残り3分くらいになってました。
時間配分のコツはpart5がただの文法・単語・品詞の穴埋め問題なのでこちらを可能な限り素早く解くことです。
特にただの品詞問題の場合、5秒で判断できる問題もあります。
そしてpart6で短文の穴埋め問題に少し時間を割き、あとはすべてpart7に注ぎましょう。
part7がだいたい50問ほどあるのですが、ダブルパッセージ・トリプルパッセージと言われる2つ、3つの文章を読み比べながら解いていかなければならない問題に非常に時間がとられます。
リスニング部門については、
part1が写真を見せられてその状況を正しく述べている音声を選ぶ問題、
part2が会話と応答が正しく成り立っている音声を選ぶ問題、
part3は2~3人の会話を聞いて正しい選択肢を選ぶ問題、
part4がラジオや機内放送、天気予報、宣伝などシングルスピーカーの話を聞いて正しい選択肢を選ぶ問題になっています。
part1は6問ですがなるべくすべてを取り切りたい問題です。
part2は例えば「コピー用紙が切れていませんか?」といった問いに対しての応答として「いいえ、切れていません」のように直球で応答してくれれば簡単なのですが、「それは先週新しく入荷しましたよ」のように変化球で応答してくるパターンがあるので注意が必要です。
part3,4に関してはすべてを聞き取れるのが理想ですが、すべてが聞き取れなくても答えのポイントとなる単語さえ聞き取れれば正解は選べるというパターンが多いので選択肢に事前に目を通しておいて、鍵となる部分を聞き逃さないようにすることがコツです。
4.まとめ
ここまで長くなりましたが、TOEICについて記事を書いてみました。
何かの一助になれば幸いです。
それではまたどこかで~!
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