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社会人になって心理系大学院を目指すようになったわけ⑤

30代も押し詰まった頃。私は再び女子大生(←言い方古い笑)になって、心理学を学ぶことになった。

しかし!!!!

通信教育、というのは甘くない…。とにかく情報は自分でしっかりシラバスとか見ないといけない。やる気がないと続かない。

レポート提出もとにかく自力。
誰かに「何見てやった〜?」とか「ここわかんない〜」って聞けない。
自分のレポートがものすごく的外れかもしんない。でも、出さないと進まない。
しかも、レポート+試験で単位を取ろうと思うと、試験が範囲広すぎて泣く。

スクーリングに行けば、その点、試験はちょっと心強い。先生がこの辺大事!とか言ってくれるし、周りに人もいるし。

でも、最初ハードルが高かったのがこのスクーリング。子持ちの私にとって、1泊2日とか2泊3日で土日や連休に入ってくるスクーリングのために家を空けるのはなかなかのハードル。新幹線で通ったりもしたけど、こっちはお金がかかる(涙)。

で、1年目はほとんど単位取れず、終了…ちーん。

2年目以降は、さすがにこれじゃまずい!!と思って頑張った。

やっぱスクーリングに行くと、理解度も高いし、演習も楽しい。自学でやるのと全然違う。先生のキャラも熱も伝わってくる!

で、なるべくスクーリングに行くようにした。さっきも書いたけど、子持ちの私が連休とかになるたびに家を空けるんだから、当時の夫は浮気でもしてんじゃないかと思ってたと思う。こっちは必死だったけど、まぁ、そう思われるのも理解できなくはない。

結果、卒業には4年かかった。3年次編入だから本当は頑張れば2年で卒業のはずだったけど、仕事もちょーう忙しかったし、1年目はほぼ無駄にしちゃったから、仕方ない。泣きながら、卒業研究もやった。

通信教育について言えば、仕事をしながら自分のペースで本気で学ぶには最適の場だったと思う。
まず、みんな取り組みが本気。スクーリングなんて、ほんと3日間ぶっ通しでやったりするけど、誰も居眠りなんかしない。キラキラしてる。年齢もほんと10代から60代とかまでいる。
みんなこうやって頑張ってるんだ、って思うと本当に力をもらった。

ただ、心理学ってことで言えば、それを現場で活かすには経験が必要だ。通信教育で知識はある程度身につけたけど…先生とか友達と熱く話す機会とかなかったし、深まりは足りないと思った。
それに、知識だけではダメで、もっと演習とかしないと。人の心を扱うには知識だけで危険だ。と思った。

そんなこんなで、大学院…と考え始める。

つづく。

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