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次男の熱性けいれんを体験して

先日、我が家の次男(1歳半)が熱性けいれんを起こし3日間入院しました。その時のことを簡単ですが書き留めておきます。

熱性けいれんとは

通常は感染症や病気に関連した高熱の結果として小児に起こるけいれんです。これらのけいれんは、生後 6 か月から 5 歳までの子供に最もよく発生し、発生率のピークは 12 か月から 18 か月です。
※詳細はネットで検索ください。

症状が出るまでの様子

次男は数日前から風邪症状がありました。
・就寝中に乾いた咳をする
・発熱を繰り返す(一日の間に平熱に戻ったりを繰り返す)
・鼻水が出る
通っていた保育所はもちろん欠席しました。

保育所欠席1日目:小児科を受診するも電話診療

小児科を受診しましたが、自宅から病院までの移動中で発熱。発熱していると院内での受診ができないとのことで電話による診療を受けました。その後、薬を処方してもらい帰宅。
翌日、コロナとアデノウイルスの検査を受けるよう言われました。アデノウイルスは保育所で流行っていたためです。

保育所欠席2日目:小児科を再度受診

2日目の受診時は息子の熱は下がり、平熱でした。車の中で検査を受け待つこと15分。検査結果はコロナとアデノウイルスどちらも陰性でした。
病院内での受診が許可され、心音やのどの様子を診てもらいましたが問題ない。処方した薬を飲んでください。と言われ帰宅。

病院から帰宅中 車内で息子の様子がおかしいことに気づく

ちょっとした買い物をしてから帰宅していた時、助手席に座る息子の様子がおかしいことに気づきました。はじめは疲れて寝ているのかなと思いましたが…。
・目が半開き、口はポカっと開きっぱなし
・呼びかけても目が半開きのまま変化なし
・小刻みに震えている
・なんとなく手足が冷たい

2分ほどで自宅に到着。抱っこして家に入るが震えが止まらない。うっすらと汗もかいているので冷やしたタオルで体を拭こうとすると息子は嫌がる。

時計を見て何分立っただろう。車に乗っていたのが2~3分。それから5分くらい様子を見るがけいれんが継続中。そうこうしている間にけいれん開始から10分以上経つ。自宅で熱を計測したけど、38.3℃だった。
救急車を呼ぶしかない!
119番に通報し、救急車を待ちました。その間電話でスタッフの方に様子を聞かれる。救急車は10分もしないくらいで自宅前に到着しました。

救急車到着してから入院まで

自宅前で救急車は数分停車

救急車って、到着して患者を乗せてもなかなか出発しないんですよね。
患者の症状とか個人情報をまとめた後にようやく病院に向かって出発。
・症状が現れた時間
・症状が出たのは今回が初めてか?➡初めて
・体温測定:救急車内では39.5℃でした
・家族構成、家族内で風邪症状はいなかったか?➡兄が咳だけしていた
・通っている保育園で流行っている病気はないか?➡アデノウイルス
これに加えて、病院を受診して検査してきた経緯も伝えました。

家族に連絡

熱性けいれんが起きたこと、救急車を呼んだこと、○○病院に向かっていること。とりあえず父親と近所にする祖母に連絡しました。
長男の幼稚園迎えもあるので、父親には早退してもらいました。

搬送先の病院は息子を出産した病院

救急隊員の方から「〇〇病院で良いですか?」と言われたのは、出産した病院で地元では大きな総合病院でした。
到着すると、再度、体温測定・聴診器で胸の音を確認など、基本的な検査が行われました。症状などは救急隊員の方がお医者さんに報告してもらったので、その間少しゆっくりできました。

「これから〇〇(次男)君に座薬を入れたり、点滴をします。お母さんは待合室でお待ちください。」
そう言われ、私は待合室の椅子に座り、家族からの連絡に返事をする。

右手に点滴の管をつけられた次男

「○○(次男)君のご家族の方~」と呼ばれ、次男のもとに行くと小さな腕には包帯グルグルで点滴が固定されていました。私の顔を見るなり、次男は大泣き。
手にまかれた包帯も外そうとする。点滴が利き手だったので尚更嫌がる。
それからカーテンで仕切られたベッドに通され、点滴が終わるまでとりあえず待機。
嫌がる手をブンブンと振るので、点滴が途中何度も止まる。これじゃ点滴が終わらないし、帰るのも遅くなりそうだ。

お医者さんから入院するか、帰宅するかの確認

しばらくといっても病院到着から1時間くらいは経っただろうか。
お医者さんが3人くらい来て、状況を報告してもらった。
・今回の熱性けいれんは単純型と思われる。
→単純型はほとんどの場合、繰り返すことはない。
・診察していた感じでは、嫌がるそぶりができるくらい元気もある。
・胸の音を聞いてみて、少し肺炎を起こしている。
・血液検査の結果、細菌感染も起こしている。

「どうしても帰宅したいとか、どうしても入院したいとか、ご希望はありますか?」という、判断に困る聞かれ方をした。
「帰宅したいのであれば帰宅できますが、肺炎起こしていることと、血液検査の結果が少し気になります。」
私としても、少しでも気がかりなところがあるなら入院したほうが良いと思いました。
『私も現時点で判断ができません。どうしても帰宅したいということはありませんが、必要なら入院したほうが良いと思います。』
結果、入院ということになりました。

入院中の様子(簡単に)

入院1日目

座薬1回目。※これは熱性けいれんの再発予防のため。
点滴とオキシメーター装着。
胸部のレントゲン撮影
血液検査2回。
夕食から病院の食事。
毎回食事前に吸入機で薬を吸入する。(肺炎起こしているからその薬なのかな?)
夜に座薬2回目。

入院2日目

朝の問診で点滴外れる。針はつけたままで包帯はグルグル巻き。
退院の許可は出ない。
夕方オキシメーターが外れる。
☆息子はベッドから出られないので、ぐずっては泣き疲れて寝るの繰り返し。
☆息子の食欲は結構ある。(家の食事より病院食の方が美味しかったのかもしれない。)
☆食事の持込みOKが出て、チョコやジョアなど飲食しまくる息子。

入院3日目(退院許可)

朝から元気だけどベッドから出られない。
退屈そうな息子。
朝の問診にて退院許可が出る。※ただし血液検査の結果がOKならば。
血液検査➡白血球の数値が下がり、問題なし。
昼食を食べず、午前中で退院。

子どもの熱性けいれんを体験して思うこと

子どもの熱性けいれんは本当に急に起こる

今回の熱性けいれん、まさかこのタイミングで起きるなんて予想していませんでした。小児科を受診して、コロナでもない、アデノウイルスでもないと言われ、安心して帰宅していた最中のことですから。

病気の時はいつも以上に子どもを観察する癖をつけたい

今思えば、あれがいけなかったのかな?こうしていれば防げたのかな?と思うこともありますが、起きてしまったことは仕方がない。
今後、熱性けいれんや別の大事が起きないように、起きてしまっても対応できるように、気をつけようと思いました。
・体温チェック
・水分や食事がとれているか
・元気があるか、
・いつもの様子と比べて違和感がないか
・心地よい環境(湿度、室温、着替え、お風呂やシャワー)を作れているか
風邪症状をいつもの風邪だろう。と油断しないで、小さな違和感に気づけるよう、子どもを観察する癖をつけたい。

事前に知識があるだけで冷静でいられる

今回次男が熱性けいれんを起こした時、救急車を呼ぶのは初めてでしたが、実は自分でも割と冷静でいられたと思っています。
というのも、私自身も2歳くらいの頃に熱性けいれんを起こしたからです。その時の様子を父や母から聞いていたので、次男の症状を見て「これは熱性けいれんだ!」と見当がつきました。慌てなくても大丈夫。と落ち着いて救急車を呼んだり、けいれんしていた時間を計ったり、救急隊員の方はお医者さんに報告することができたのです。

おわりに

今回は私が体験した子どもの熱性けいれんの状況をまとめました。
退院して数日が経ちますが、今現在は私と夫が風邪をもらってしまいました。発熱はありませんでしたが、のどに来るタイプの風邪で声が数日出ません。まともに会話ができないレベルの声枯れしました。
次男が退院できて安心しましたが、自分の体調管理も改めなければいけないなと身をもって感じています。
【追記】
そういえば、3日間入院したけれど入院費が数百円だったことに驚いた。
こども医療費は免除されるっていうのは日々の通院で知っていたけれど、入院費(食事も含め)タダってことにビックリ!!
数百円かかったっていうのは、付き添い者用の寝具レンタル(一日198円)です。つまり、息子の入院に関しては費用0円。

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