ヒノマルソウル ~舞台裏の英雄たち~(映画)
豊田市駅前のkitara映画館で観てきました。
リレハンメルの五輪オリンピックで、あとすこしで金メダルを取れるというところで銀メダルとなった選手たちの、実話をもとにした、次の長野オリンピックまでの物語。
良かったです。主演の田中圭さん演じる、銀メダリストとしての「金じゃない」苦しみを背負った人生、スキーのテストジャンパーという表には出ない役割を担って、4年後の長野オリンピックへ向けて日本のメダル獲得を黒子として支えるようになるまでが静かなストーリーでもって誠実に作られていて。
ケガをして飛ぶことが恐くなった後輩の元選手テストジャンパー、女子と言うだけでジャンプという種目に出られないという時代、その先を目指して頑張る女子テストジャンパーや、耳の聞こえないテストジャンパーたちと交流していく姿が丁寧に描かれ、オリンピックの女子の種目やパラリンピックの種目が増えていったり、長野のオリンピックでも金メダリストが出たのは、そうした縁の下の力持ちがいてこそ成就したものという視点に何度も心が動かされました。
世界のひとびとが競うオリンピックなんだから、銀でも銅でもすごいことなんですが、だけどもやっぱり金を目指す、という目標に向けて、表舞台に立つ選手も、黒子としてテストジャンパーを担う主人公たちも、こころをひとつにして力を合わせるという姿はいいものですね。
※ 見出しの画像は、みんなのフォトギャラリーより稲垣純也さんの作品をお借りしました。ありがとうございます。
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